光と影を分かち合い

2014ワールドカップ、地球の裏側で数々の驚愕のドラマが繰り広げられた。
前回王者のリーグ敗退、新星の前に砕け散った日本代表、ダークホースですらなかったアウトサイダーの飛躍、エースたちの躍動、ネイマールの骨折、ブラジルの大敗、ゲルマン魂をみせつけた無慈悲な新王者。
波乱の末に栄冠を手にしたのは、ドイツだった。
ゴールがばんばん決まり、スーパーセーブがびしばし決まった今大会。
にわかにはこのうえなくエキサイティングだった。床で寝落ちる日がつづいて、体はギシギシだけど。

コロンビア戦で3タテをくらい、日本負けちゃったからこれで仕事に集中できるね〜なんて話してたら、「W杯はここからが本番ですよ!」と後輩に喝をいれられたが、確かに16強からのゲームはどれもひりひりするような激闘つづき。
チリvsブラジルの火花散る開始15分には、見ているこちらの背中の毛までが逆立った。
ハメス・ロドリゲスの残酷なほどに無邪気な輝きには、敗北のモヤモヤすら吹き飛んだし、ドイツのどんなときも手を抜かない戦いぶりには、「強さ」ってこういうことなのか、と痛感させられた。
決勝戦、点こそなかなか動かなかったけど、バチバチ火花が散る痺れる試合だった。

そのうえドイツの選手たちは、イケメンから個性派までそろっていて、ゲームのみならずピッチを駆ける姿だけでも眼福。
童顔のゲッツェ&ノイアー(あんなにデカいのに、顔はキューピーちゃん笑)もかわいいし、いかにも田舎から出てきたやんちゃ坊主なミュラーも好感度大。ミュラーは勝ってようが負けてようがおかまいなしでエキサイトしてて、この脳天直結な熱血漢ぶりもまた憎めない。真面目で縁の下の力持ちタイプのキャプテン・ラーム、寡黙ないぶし銀ストライカー・クローゼもいい。ヘヴェさんはなれないポジションでのプレーからか、試合を重ねるごとに毛髪が少数精鋭化されていくようでハラハラした…
でも、やっぱり私の好みはくせっ毛の伊達男・フンメルス。
もうちょい髪長かったころなんてほんと好みど真ん中だったんだ…!今大会、ロイスが怪我で出られなかったのが、つくづくもったいなかった。





このツーショット!!絶妙の身長差!
用心棒にしなだれかかる、ヒネたヤクザの跡取りって感じ…!
W杯でふたりが抱き合って喜んでるところ見たかった〜〜〜!!!

次点でのお気に入りは、なんたってエジル。
なぜかいちど見たら忘れられないあの面差し。ギョロっとした目が印象的。
エジルの顔を見てると感じる、なんともいえない親しみがわくようなあの感情はなんだろう…!?と友人と散々考えてみるものの、どうにも言葉にすることができず。
「エジルってクリロナさんの超有能なパシリって感じだよね。昼休み開始3分で売り切れる、幻のパンを毎日ゲットしてきてくれるんだよ!クラスじゃ全然目立たない変人タイプなんだけど、天然超人のクリロナさんにどんな無茶ぶりかまされても淡々とこなしちゃうもんだから、「じつはエジルってじつは凄くね…?」ってひそかに一目置かれてる」という妄想でおおむね合意した。
表彰後も、エジルはお偉いさんからシャツをせがまれて渡しちゃったせいで、ひとりだけ半裸。
体操服隠されたイジメられっこにしか見えない。笑

チームとして感動したのは、アメリカ代表だ。
サッカーにおいてはいまだ途上国であるスポーツ超大国がみせた、鋼のスポーツマンシップと、最後まであきらめないど根性。
時間稼ぎや危ないファウルはほとんどなく、最後の一滴まで振り絞るように走って走って走りぬく。そんな姿に、ついこちらもアメリカを応援してしまっている。
ベルギーとの延長戦後半、絶体絶命の場面。
もう足が動かない!トラップが浮いてしまう!あとちょっとが届かない!という限界の状況下で、それでも1点を目指して攻め続けた。ネバーギブアップを体現するプレーには、こちらまで「さあ、いち日がんばるぞ!」と力が湧いてきた。
アメリカの試合って、誰かと語り合いたくなるようなドラマがあるんですよね。まるでハリウッド映画のような逆転劇の連続!
アメリカの選手たちを見ていると、備わっているメンタルがちがうなあと感じる。
強いとか弱いじゃなく、日本人のそれとはまったく性質がちがうというか。それが、文化ということなんだろう。
日本人はアメリカ人にはなれない。それでも、観客も選手も一体となって逆境とチャレンジを楽しむスタイルを少しでも取り入れられれば、日本代表はもっとのびやかにプレーできるんじゃないかなあ、と思ったりもした。


そして、衝撃的だった王国・ブラジルの惨敗。
こんなことってあるんだなあ。
日本が負けた時のような、悲壮な気持ちはなかった。あぁいま、サッカーの歴史のいちページがめくられたのだと、半ば痛快なほどの、あっけらかんとした気持ちでそう思った。

W杯で真の勝者となれるのはたった1か国。ほかの数十国は悔しさをかみしめて去っていく。

選手たちにとってこの敗北は、決して忘れられるものではないだろう。
将来どれほどの栄光を得たとしても、この日の悪夢に苦しめられ続けるかもしれない。

それほど圧倒的な絶望を伴う敗北すら、長いサッカーの歴史のなかでは、またひとつの通過点でしかないのだ。勝利の陰に敗北があるからこそ、その悔しさを知ってこそ、ひとは前に進んでいける。屈辱を栄光へと書きかえるために。
この先いくつもの敗北と勝利を積み重ね、またふたたび光を得る日がきっと来る。そうしてやっとつかんだ光すらきっと、永遠ではなくて。だからこそ、ずっとずっと追いかける価値があるんだ。
いまはまだ、すべてが終わってしまったようにしか思えなくても、今日もどこかの裏路地で、浜辺で、ピッチで、だれかがボールを蹴っている。あの最高の場所を夢見て。
あたらしいサッカーはもう、はじまっているんだ。
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    渇き

    スアレスがW杯で3回目の咬みつき。本選出場がなくなった。

    スポーツはルールのもとに戦うものなので、この裁定は当然のことだろう。
    なんで咬みついたのかは問題じゃない。咬みついたことが罪なのだ。

    でも、スポーツの勝敗以上に、背後の物語に興味がある私は、スアレスがなんで咬みつくのかが気になって仕方ない。
    あるサッカーファンは、スアレスは追い詰められると笑うといった。
    いまにもチームの優勝が消えんとする、崖っぷちのリーグ戦最終節(もしくは、そのいっこまえの試合)、スアレスはずっと笑っていたという。そして、試合が終わると、ジェラードに肩を抱かれて号泣した。おんおん泣いていた。(これは私もテレビで見た)
    前回W杯では、相手のシュートを手で防いで大問題になった。その反則行為によるPKを相手が外したのを知って、スアレスは飛び上がって喜んでいた。勝てればルールなんておかまいなしの小学生みたいに。

    まったくもってけしからん。紳士とは程遠い畜生のふるまいだ!

    そうして腹を立てるほど、ますますこの獣のごときストライカーに惹きつけられる。どんな華麗なプレーも、紳士淑女の道徳も、あの刃のように研ぎ澄まされギラついた勝利への渇望の前にはかすんでしまう。
    なにをどうしたら、そこまでして勝利を欲することができるのか。
    あれほどの執念も貪欲も、自分には縁のないものだからこそ、知りたくなる。
    何か彼を駆り立てるのか。いったい何をおそれているのか。奇妙な笑顔の裏にひそむものを見てみたい。
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      【ブラジルW杯】日本vsコロンビア

      日本のワールドカップが終わりました。
      最後の望みをかけたコロンビア戦、日本は1-4の完敗。アディショナルタイムにPKを得てコートジボワールを下したギリシャが本選への切符を手に入れました。

      前半アディショナルタイムに、岡ちゃんが代名詞でもあるダイビングヘッドで得点を決めたときには、「もしかしたら…!」の予感に日本中が沸き立ったのは間違いありません。
      それでも、コロンビアは強かった。あとのない日本に対して、引き分けでも慌てないだけの余裕がコロンビアにはありました。
      前がかりになってバランスを崩したところを、カウンターで引き裂かれて3失点。
      3点目で、さすがのうっちーも心折れていたかもしれない。守備の負担が後ろの重くのしかかる状況で、きっと、足の状態も限界を迎えていたんだろう。もう、走れない、というのがはっきりわかるプレーに、見ているこちらまで苦しくなった。さいごまで走ってほしいと思う一方で、これ以上無理しなくてもいい、と思わずにいられなかった。

      終わってみれば、「これはもう、しゃーないな」としか言いようがなかった。
      コートジボワール戦やギリシャ戦のような、もやもやした気持ちはなく、すがすがしいまでの「完敗」だった。

      日本はなんとかこれまでできなかった「自分たちのサッカー」をしようと、果敢に挑んでいった。まえの2試合では息をひそめた前線からのアグレッシブな守備や、パスをつなぐ攻撃がこの試合でやっと見られました。
      そのうえで、コロンビアは日本のサッカーをはっきりと上回っていた。
      うっちーのいうとおり強い相手を前にすると、かならずしも「自分たちのサッカー」をさせてもらえるとは限らない。
      困難な状況に陥ったとしても、なんとか勝っていけるのがほんとうに強い国なんでしょう。コンスタントに16強に進める常連国は、やはり何があっても勝てるだけの地力が備わっています。それは、長い年月を経て、積み重ねられたものに違いありません。

      GL敗退を受けて、ちまたにはいろーんな言葉が渦まいています。
      この4年間への感謝、負けたら何も意味がないという痛烈な批判、戦犯探しや、そもそも期待してなかったという無関心とも強がりともつかない言葉。
      これこそが、日本サッカーの現在地。
      選手のかっこいい姿を見たい者、勝利こそすべてという者、結果よりどういうサッカーをしたかが大事という者、そもそもサッカーに興味のない者。ひとの数だけ、望むサッカーがある。日本のサッカーに確固としたアイデンティティと呼べるものはまだないんですよね。
      それを痛感するからこそ、今回、選手たちからは「自分たちのサッカー」という言葉が繰り返し聞かれたんだと思います。自分たちが、それを作り上げるんだという気概とともに。
      でも、たった23人の選手が、それを作り上げることは困難です。なぜなら、サッカーは文化そのもの。選手とスタジアムが、あれほど一体となって「ともに戦う」スポーツは多くない。(私がサッカーをおもしろい!と感じたのも、プレーそのものというより、選手とともに戦う観客の応援に惹きつけられたからでした)

      このW杯で負けたのは、日本代表ではなく、日本のサッカーそのものなのだと思います。
      日本にプロリーグができて20年。ほんとうに強い国になるには、まだまだ悔しさが足りないということなのでしょう。

      「日本サッカーはどこを目指すべきか?」
      「体格的にもスタイルでも似ているメキシコを目指すべき」
      「もうポゼッションは終わり、ドイツクラブのようなショートカウンターを」
      「南米のしたたかさを日本人も身に着けるべき」

      いろんな識者やメディアやネット民が、あーだこーだといいあっている姿を見ているのは、とても楽しい。
      日本のサッカーは、まだまだどこへでもいけるんだな、と実感する。
      いまあるサッカーからひとつを選びとろうとしても、正解などない。日本だからこそできること。そこを目指して、試行錯誤を続けるしかない。
      そして、いつかほんとうの、ほかのどこの国もまねできない「日本のサッカー」が完成するのを見届けられればいいな。

      「11人と11人とひとつのボール、ふつうのサッカーだった」

      念願のW杯のピッチに立った内田選手が残した言葉。そう、11人と11人とボールひとつあればできるのがサッカー。
      日本のW杯は終わっても、今日もどこかで誰かがボールを蹴り、日本のサッカーは更新されていく。
      何も終わっちゃいない。むしろ、この瞬間にまた、あらたな冒険がはじまったのだ。


      4年間、最高の一喜一憂をくれた選手と監督に感謝を。
      選手はほんとうに、お疲れ様でした。うっちーは一回休め。
      ほかに言葉が思いつかない。ピッチに立った者、立てなかった者、選ばれなかった者、それぞれに悔しさがあるんだろう。
      その悔しさが、日本を強くしていくことを楽しみにしている。
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        【ブラジルW杯】日本vsギリシャ

        ううぅ、こんなに悔しい引き分けがあるとは。
        初戦の敗戦につづき、第二戦でもギリシャと引き分けた日本。これでGLの自力通過はなくなってしまいました。

        長谷部キャプテンが事前の宮本元キャプテンとの対談で「この代表チームはドン底を味わったことがない」と話していましたが、まさかここで「ドン底」を味わうことになるとは…。
        リーグとはちがう、あとのない短期決戦の厳しさをかみしめています。

        ギリシャ戦、香川&遠藤を温存した日本は、初戦でみせることのできなかった「自分たちのサッカー」を体現すべく、精力的に動き回っていました。
        大久保や大迫も、積極的にミドルを放ち、ゴールへの意欲を見せていたけれど、がっちりゴール前を固めたギリシャを攻略することができず。前半でギリシャのキャプテンが退場したことで数的優位に立つかと思いきや、逆に引かれて守られて難しい展開になってしまった。サッカーって難しい…。
        最後にはコート・ジ・ボワール戦同様、麻也を前線にあげてパワープレーを試みるも、スコアレスドローで勝ち点1を分け合うことに。

        うっちーはこの試合もよかった。
        中央を固められて、攻撃がサイドからのクロス一辺倒になった後半も、ただあげるだけでなく、グラウンダーのボールを放ったり、なかに切れ込もうとしたり、なんとか変化をつけようとしているのが素人目にも感じられました。
        守備面での奮闘も変わらず。
        ただ、あとで写真を見ていると、右ひざにがっちりテーピングが施されていて、この2試合での奮闘が負傷した脚に相当な負荷をかけているのでは…と少し心配になったのも本音。
        飄々としたふだんの顔とは裏腹に勝負の場では一切の妥協をゆるさない選手だけに、言葉のとおり「身を投げうって」走りぬくのではないか。そう思うと、見たくないような、ずっと見ていたいような、期待とも不安とも言いえない複雑な気持ちになる。
        まあ、誰が何と言おうと、地球の裏側でたくさんのファンが気を揉もうと、彼は自分の決めたことをやりぬくだろう。感謝の気持ちは忘れないけれど、自分の信念を誰かにゆだねることはしない。そこが内田篤人というひとの魅力だ。
        どんな結末を迎えようと、泣こうが笑おうが、彼の「4年間のすべて」を見届けられる幸運を味わいつくしたいと思う。それだけが、応援するものにゆるされたたったひとつのことだ。
        最後まで、見てるぞ。どんな結果になろうと、どんな気持ちを味わおうと。

        誰もが勝利の喜びを味わいたくて応援をしてるけれど、言葉にならぬ悔しさを感じるのもまた、応援しているからこそ。
        さすがに、まだまだ可能性はある!なんて楽観的な気持ちになるにはパワーが足りない。(ネガティブ人間なので)
        それでも可能性がある限り、あきらめる必要はないんだ。あと一戦残っている以上、しっかり「自分たちのサッカー」をやり切らないといけない。やるべきことをやりきる。それができなかったから、この2戦はこんなにも悔しかった。

        コンフェデ杯のイタリア戦は、これまでに見た中で最高におもしろいサッカーだった。
        こわいものなんてないかのように、なりふりかまわずプレスをかけ、かき回し、あっけなく点をとられてもなおあきらめず立ち向かっていった。日本代表がボールを回すたび巻き起こる、「オーレ!オーレ!」の大合唱!
        私がはじめて、カガワシンジの魔法にかかった試合。

        もういち度、あの興奮を、昂揚を、届けてほしい。そうすればきっと、ああ、楽しかったなと思って旅を終えられる。
        あとはもう、神のみぞ知るだ。
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          【ブラジルW杯】 日本vsコートジボワール

          初戦、負けてしまった〜〜〜〜T0T

          入りの悪さは、このチームの仕様だと思った方がいいんでしょうかっ!?
          今日はお隣も上もお部屋で観戦していたようで、歓声と悲鳴とため息がアパート中で交錯していた。笑

          ワントップに大迫、二列目にはいつもどおり香川・本田・岡崎。
          長谷部&蛍のダブルボランチに、DF長友・森重・吉田・内田の4人。
          整列時にはみんな落ち着いたいい表情だった。
          でも、やっぱり初戦の緊張感は、あったんだろうなあ…。
          天気はどしゃ降り。スペインがオランダにボコボコにされたときと同じ大雨。

          日本はじつに慎重だった。もしかしたら、「臆病」だったと、いう人もいるかもしれない。
          本田が先制して、流れが来た!!と思ったけど、なぜかその後は防戦一方。
          前からプレスをはめていきたいのだけど、取りどころを見極められず、らしくない守りのサッカーをしてしまう。
          リードしているのに、ボールを持たれただけでこわくてしょうがない。ずるずるラインが下がってしまう。これは、コンフェデのブラジル戦と同じ、よくないときの流れ。
          後半の魔の2分間で立て続けに失点すると、守備に追われて立て直すこともできず、逆転をゆるしてしまった、

          親善試合でずっと先制される展開が続いて、このまま「バカ試合上等!!」と開き直れればよかったんだろうけど、そうなれないのが日本人だなあ。「できることをしない」ってことをよしとできない真面目さが、またまた仇になってしまった。
          失点しすぎだろって指摘されれば、「うるせえよ、その分点取ってんだろう!」とは思えない。真面目に反省して、じゃあみんなで守備もやろう!!ってなってしまう。気持ちが「できなかったこと」のほうへ、傾いてしまったのかもしれない。
          初戦が大事。先制されると厳しい。
          そういう先入観や一般論が、何より大切な「自分たちらしいプレー」を、妨げてしまったのがほんとうに残念だ。

          それでも、けして収穫のない試合ではなかったですよね。
          怪我明けの選手たちが躍動したのは、残る2戦に向けていい材料になるはず。

          なによりうっちーが!すっごいよかった!!!完全復活!
          ここを突破されたらダメだ…!という瀬戸際で、身体を張った守備を何度も見せてくれた。
          W杯に賭ける気持ちが、ビシバシ伝わってきました。
          CLでも、リーグでも、W杯でも、当たり前にいいプレーをする。大きな大会も、リーグの一試合も関係ない。この職人っぷりこそが内田篤人の魅力ですね。4年間で積み上げてきたものを、大一番でもしっかり見せてくれた。
          でも、「負けたけど、いいプレーしてたよ」なんて言葉、内田自身は何もうれしくないんだろう。
          今日の奮闘はすべて、勝利のため。チームの勝利だけが欲しかったはず。

          あと2戦、日本は勝つしかありません。
          苦しい状況にはちがいないけれど、あとがない逆境のほうがシンプルに「自分たちのプレー」をやり通せるかも!?コンフェデだって、ブラジル戦後の奮起がイタリア戦での躍動につながったんだし!
          岡田監督が、困難な状況に陥ったときは、自分たちが試されているときなんだといってたのが、とても心に響いた。
          そうだ、私たちはチャレンジャーだ。まだまだ、これからだ。
          もういち度心を束ねて、困難を乗り越えよう。そうできるだけのチームを、4年間かけて作ってきたはず。
          がんばれ、日本!
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            開戦前夜

            あと10時間ほどで、日本戦!!
            はあぁ〜〜〜〜、ドキドキしてほかのことが手につかない。

            早朝のオランダvsスペイン戦は衝撃的だった。
            前回王者が5-1でまさかの大敗。万一、日本がこんな虐殺をうけたら、泣いてまう。
            ロッベン・ペルシ・スナイデルの前線2人だけで攻撃を完遂してしまうなんて。個の能力の高さはケタ違いですね。
            ロッベンのダメ押しゴールは、エンタテイメントだったな〜〜〜。
            ピッチを這いずるカシージャス、走り込むFWをとめようとして逆にすっころぶDF。もはや滑稽ともいえるあがきをあざ笑うように左足を振りぬいたロッベン。
            最高に残酷だからこそ、最高に痛快。
            でも、おもしろがっていられるのは、第三者だからだ。

            後のない真剣勝負だからこそ、思いもよらないことがつぎつぎに起こる。
            W杯はやはり特別な大会だ。

            こりゃ、日本人が同じことをしようとしても絶対無理だわ、としみじみと実感。
            小兵が強敵をかき回すには、機動力で上回ることが必須。最高のコンディションで試合を迎えられることを祈ります!

            メディアから届く日本代表の雰囲気もとてもよさそう。
            待ち望んだ戦いを前にして、選手たちがこのチームで戦うこと自体を、いっそうかけがえのないものとして感じ始めていることが伝わってくる。この23人で少しでも長く戦いたい。このチームでもっともっとサッカーがしたい。
            まるでサッカー少年みたいな純粋な気持ちが、決戦前の武者震いの奥にたしかに感じられる。

            彼らが追い求めた「日本らしいサッカー」が正しかったことを証明するには、この大会で勝つしかない。
            負ければ賊軍。4年間に渡る挑戦そのものが無に帰す。
            みんなみんな、この大会にかけてきた。すべてをささげてきた。だからこそ、全部ぶつけて、こんどこそ結実させなきゃいけない。もうコンフェデのような、「いいサッカー」では満足できない。
            さあ、世界をびっくりさせてやろう。
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              このドローは殊勲のドロー!! 【国際親善試合】vsオランダ

              ひさびさに手に汗を握る代表戦でした!!
              後半はずっと、松木さんといっしょに叫びっぱなし。日本代表、オランダとドローです!!


              まだ日本が勝利したことのないオランダとの大一番、セルビア・ベラルーシ戦を二試合無得点で終えた日本。
              うっちーは「とにかく勝ちたい」とインタビューのたびに語っていたし、本田からは「信じてほしい」と真剣なコメントが届いていたりと、選手たち自身も代表への不満や批判を肌で感じていたはず。なんとか「得点」と「勝利」という結果がほしかったのは、間違いありません。

              ところが、ザッケローニ監督は大胆に新戦力を起用してきました。
              事前の報道では、「結果より内容」との発言に「試合をする前から言い訳発言か!?」と批判の矛先が向けられていましたが、ザッケローニ監督の腹は決まっていたよう。あくまでW杯への準備としてできる限りのチャレンジをするぞ、という意思表示ともとれます。そして終わってみれば、「結果より内容」と強調することで、逆に選手の闘争本能に火をつけたんじゃ?と思ってしまう結果が待っていました。

              DFは内田・吉田・今野・長友のいつものメンバーでスタートしましたが、GKは川島ではなく広島の守護神・西川くん。
              中盤はセレッソ・山口蛍(フルネームで呼びたくなる選手だ)とキャプテン・長谷部。
              前線にはオカちゃん・本田・清武とワントップに大迫!
              スタジアムで観たJの選手がたくさん出場していると、やっぱりテンションあがりますね〜〜〜〜。
              とくに鹿島は大迫不在の天皇杯で広島に大敗した直後。今回こそ大迫に活躍してもらって、悔しさを晴らしてほしいところでしょう。私も大迫を見るだけで鹿スタで聞いた「おーおーおーさこー」のチャントが頭に流れ出すくらいには、大迫にやられた記憶が残っているので(笑)、今日は代表でハンパないところを見せてもらわないと!


              前半、出だしはよかったですよね。
              オランダの出足が鈍いうちに、日本らしいパス回しでゴールへと向かうシーンを作れていました。

              でも、オランダにワイドにふられて、徐々に前線からのプレスが効かなくなってきて。
              1失点目は、今日も日本のささいなミスにつけこまれるかたちで決められてしまいました。
              PA付近でうっちーが頭でクリアしようとしたボールが短くなってしまったところを、オランダ選手にすかさずカット。西川君が必死で飛び込むもかわされて、そのままゴールに流し込まれてしまいました。
              これはうっちー、悔しいプレーだったでしょうね。その前にいい守備を何度も見せていたけれど、失点に絡めば帳消しになってしまうのがDFのつらさ。
              ただ、西川くんはすぐにうっちーを慰めるように肩を叩いていたし、キャプテンもすぐさまみんなに声をかけていたようです。

              これでペースをつかんだオランダ。攻めるとき・守るときの切り替えが速さ、ゴール前に向かうときのスピード感はさすが欧州の強豪国です。アジアにはない迫力でした。
              ボールスピードやプレースピードはもちろん、こちらが想定していたリズムをすっと逸脱するような、そこでワンタッチでパスだす!?そこからシュート打つ!?という独特のテンポがあります。
              2得点目の10番の超絶なサイドチェンジからの、ロッベンのミドルはほんっとーにすごかった!
              これがワールドクラスのプレーってやつなんですね!いいもの見せてもらった、と思うと同時に、このシュートは絶対に日本人にはうてない。個人技の一発勝負に持ち込まれちゃだめなんだ、と痛感。

              「またミスから流れを失ってしまうんか…」と嫌なムードが流れかけていた前半終了間際、大迫がハンパないところを見せてくれました!
              本田の落としを、ワンタッチで流し込んでゴール!!
              なんとこれが、日本のオランダからの初得点。大迫ハンパないって!
              代表のピッチであのジャンピングガッツポーズが見れるとは…鹿スタで見ると「くっそー」ですが、今日は最高だあ!!

              ここで1点返せたことで、日本に「まだまだこれから!」というムードが生まれました。
              後半、清武→香川、長谷部→遠藤と交代のカードを切った日本は、一気に攻勢に転じます。

              ここからの後半のゲーム運びはほんとうにわくわくした!!
              ものすごいおせおせムード、ワンタッチのパスが回る回る。
              この流れで追いつくんだ!と思っていたところで、うっちー・大迫・本田が連動する、見事な同点弾!!
              大迫、1G1Aですよ!!スバラシイ!
              うっちーがにっこにこで本田さんをバシバシ叩いてましたね。笑 失点に絡んでいただけに、この攻撃参加で取り返したぞっていう気持ちもあったんでしょう。やられたらやり返す、さすがさわやかヤクザだけあります。笑
              うっちーにしがみつかれたまま、香川とタッチする本田の姿、ぐっときたなあ。やっぱり代表はこうじゃないと。海外で挑戦を重ねる一流選手たちが、最高の舞台でみせてくれるいちサッカー小僧としての表情。これほど素敵なものはありません。

              しかしヤットさんの縦パスはなんであんなに通るのか。通れば絶対に決定的なシーンにつながるし。どうなってんだ!?
              にわかファンの私にはまったくわからない!とにかくすごい!!
              香川もがんがんドリブルしてシュートまでチャレンジしていました!GKに弾かれたシュート、惜しかったな〜〜〜。
              PA内では香川のイメージが爆発していて、「ああ!このスルーに反応してくれてれば!」「うわー!いいパスなのにもったいない!!」というシーンが続出。
              やっぱりヤットさんと香川は不可欠な選手ですね。

              この後も試合は日本ペース。守備のラインも高く保ったまま、危なげなくゲームを運びます。
              なんとか「勝ちきりたい」日本でしたが、ザッケローニ監督としてはこの試合、とことん「試す」ことを決めていたようです。
              大迫→柿谷、内田→酒井高徳、長友→酒井宏樹と、つぎつぎに交代のカードを切ります。

              後半、香川からのパスを受けて柿谷が1対1になったシーン、あれは惜しかったな〜〜〜〜〜!!!!
              これはもう、日本中がため息したことでしょう。「忘れましょう!」と断言した松木さんも、最後まで「やっぱりあの香川のパスを…」と引きずってしまう残念さ。笑
              でも、いちばんがっかりして、悔しい思いをしてるのは、柿谷だよね。
              目の前であれだけ大迫が活躍したんだ。絶対に自分だってという気持ちをもってピッチに立ったはず。
              今日の柿谷は持ってなかった。こういう日は誰にだってあるもの。
              この悔しさをつぎのチャンスにぶつけてくれればいい。
              大迫と柿谷、若いふたりが切磋琢磨し合って、もっともっと日本代表は強くなるはずです。

              今日もオカちゃんは裏抜けを狙う一発に猛烈ランニングしまくり(前半から後半まで、いったい何回猛ダッシュしていたことか!)、西川くんは持ち前のキック精度で前線に決定的なパスを送り、蛍の献身的な運動量が長谷部とヤットさんに前だけ向かせていましたね。麻也と今ちゃんは後半高い位置で何度もチャレンジしていたし、うっちーと長友の攻撃参加もいつも以上に多かった。みんなみんな、自分の良さを出しました!

              ラストプレーのFK、本田は笑ってたよね。
              楽しくてたまらない、という表情でヤットさんと狙いを定めていた。

              勝ちきれなかったのは残念だけど、監督も選手もチャレンジした。そして、一定以上の結果を出した。
              ここしばらくのもやもやを吹き飛ばす、価値あるドローです。
              やっぱり選手がわくわくしている試合は、観ているこっちもわくわくしますね。
              次の試合では、いったいどんなチャレンジを見せてくれるのか。ベルギー戦は20日早朝と勤め人にはキビしい時間ですが、アツいプレーを期待しています!
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                学代表選出!

                学が代表に選出されました!!!
                うおぉ、まじかっ!!

                正直、湘南戦で怪我して以来調子を落としていたので、欧州遠征は難しいかな〜と思っていました。(ごめんよ
                工藤ちゃんわりとつかってもらってたし、当確だろうなって思ってたんだけど。
                このへんは、レイソルが超絶過密日程なこととも無関係じゃないかもですね。
                大迫はもうちょっと見てみたかったな〜〜〜。リーグでもますます調子が上がっているようですし。
                何度も谷底に突き落とされては強くなってきた大迫なので、これでまた奮起してくれることでしょう。これ以上ハンパなくなられるともう、手におえなくなる気もしますが…

                ザックとしては、ワントップのファーストチョイスはやっぱり柿谷なのかな。
                たしかに柿谷・香川・本田のトライアングルには見ててわくわくさせられます。アウェイでどんなプレーを見せてくれるか、楽しみです。

                今回の欧州遠征は期間も長いので、国内組は常連メンバーとじっくり連携深めてほしいです。
                練習写真楽しみだ。


                しかし!
                これでマリノスはナビ杯2戦目、天皇杯、もしかしたらリーグ広島戦も学抜きです。
                ナビ杯ベスメンで戦いたかったな〜〜〜という気持ちはありますが、端戸や優平にとってはチャンス到来。
                学に「やばいぞ!」と思わせるくらいの活躍を期待しています^^

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                  明日はガーナ戦!その前に、徹子の部屋。笑

                  明日はキリンカップガーナ戦!の前に、うっちーが徹子の部屋出演。
                  アメトーークでも実証されている徹子のスーパートークに、うっちーがどんな切り返しを見せるのか〜〜〜?!
                  堀北真希ちゃんとのラジオ対談でもじつにスマートなエスコートをみせいていたうっちーさんなので、個人的には何気にそつなくこなすんじゃ?という気がしています。
                  あとはもう、徹子のぶっこみに期待ですね。笑
                  録画体制もばっちり!電波さえ途切れなければ…(テレビアンテナ絶不調)

                  いつも読んでるファンブログさんを巡回に行ったら、うっちー髪を切ってました。
                  オシャレヘアもいいけど、さっぱり短髪もイイ!
                  ピッチを駆けまわる姿はさながら「サッカー小僧」でしょう。楽しみ!


                  ―――――


                  ガーナ戦、柿谷&大迫のワントップ争いも気になりますが、やっぱり私は香川のゴールが観たい。
                  グアテマラ戦では香川のものすごく悔しそうな表情が心に残りました。
                  名残惜しそうにピッチを去る後ろ姿に、香川はほんとうに自分に厳しいなあ、とこれまで何度も思ったことをまた思いました。

                  いいプレーもあった、内容は悪くなかった。そんな慰めの言葉にあまんじることを許すまいとするような、かたくなにもとれる険しい表情。
                  プロとしてプレーする以上、結果がすべて。ほかの誰よりも彼自身が、自らに強く要求し、チームの勝敗に責任を感じているんだと思います。
                  これまでもひたむきに自分のプレーをすることで、いまの居場所を手に入れたんだという自負があるからこそのあの表情なのでしょう。

                  持ち前の人懐こさと天性のテクニックで、チームメイトにいち早く溶け込むのみならず、日本中の人びとを熱狂させつつある柿谷。
                  「天才」という言葉にふさわしい(かつての栄光の果ての挫折も含めて)柿谷と対比すると、やはり香川は努力のひとだなあ。
                  天才にも二種類あって、とにかく神様に愛されていてセンスだけでひとを惹きつけてしまうスタータイプと、苦しんで苦しんで道を究める求道者タイプがいますが、香川は後者。
                  いいときも悪いときも、徹底的に自分のなかに原因を求めて、克服することで前へ進んでいく。苦しみを糧に成長するタイプな気がします。

                  プロの世界でやっている、どの世界でも同じだと思うんですけど、
                  記憶に残っているのは、上手くいったことではなくて、
                  上手くいかなかったことなんですよね。
                  その記憶が強く残るから、ストレスを抱えるわけですよね。
                  これはアマチュアで楽しく野球をやっていれば、いいことばっか残る。
                  でも楽しいだけだと思うんですよね。
                  コレはどの世界でも同じこと。皆さんも同じだと思うんですよね。
                  そのストレスを抱えた中で、瞬間的に喜びが訪れる、
                  そしてはかなく消えていく、みたいな。
                  それがプロの世界の醍醐味でもあるんですけれど、
                  もっと楽しい記憶が残ったらいいのになぁというふうに常に思ってますけど、
                  きっとないんだろうなぁと思います。



                  こちらは、4000本安打を達成したイチローのインタビュー。
                  このインタビューは、村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチ並みにすばらしいインタビューなのですが、4000本という華々しい節目に、道のりの途方もない長さと、苦しいばかりのその道を歩き続けてきた覚悟とを淡々と語ったところに、誰もがたどりつけるわけではない最果てまで到達した人間の凄みを感じました。

                  イチローはまさに、求道者タイプの天才の筆頭ともいえる選手。
                  香川も日本サッカー界の開拓者として、より厳しい場所で戦う覚悟を固めた以上、イチローと同じような孤独やストレスに苛まれ続けるんだろう。(そしてきっと、弱音なんて吐かず、光栄なことと語り続けるんだろうけど)

                  「ストレスを抱えた中で、瞬間的に喜びが訪れる、そしてはかなく消えていく。」

                  これはほんとうに、すごい言葉だなあ。
                  生きることって、まさしくそういうものだもの。
                  ほんとうにうれしいことや幸せっていつもほんの一瞬。
                  成功の裏には、誰も知らない倍以上の困難や苦しみがある。
                  この理不尽さを何度も何度も繰り返し味わうなんて私には到底耐えられそうもないけれど、きっと彼らはこれくらいの烈しさがなければ、生きてるって実感が得られないのかもしれない。

                  そう思えば、どんな困難や苦しみも、きらめく一瞬の歓びとおなじように必要なものなんだと思える。むしろ、そのすべてを「必然」だって言い切るために、彼らは前へと進み続けるのかもしれない。


                  なんの因果かめぐりあわせか、同じ年、同じチームに入団した天才ふたり。いまは正反対にも見えるふたりだけど、これからどんな軌跡を描いていくのか。とても楽しみだ。

                  0

                    ヒーローが生まれる瞬間〜【東アジア杯】vs韓国

                    踏ん張って、踏ん張って、日本が優勝を勝ち取りました!
                    選手たちの笑顔が、すごくよかったですね!

                    どんなときも、たやすく勝つことはできないのが日韓戦。
                    3年ぶりとなるアウェイでの戦いはやはり非常に厳しい戦いになりました。
                    布陣は中国戦と同じメンバー。柿谷のワントップです。
                    事前会見でのザックの言葉通り、コンディションを重視した人選かもしれません。

                    フィジカルで勝る韓国は次々と前線への長いボールを送り込み、カウンターでの攻撃を狙ってきました。日本は飛び交うハイボールを収められません。
                    セカンドボールを奪えず、韓国に攻め込まれる展開が続きます。

                    それでも今日は、FKやCKが続くなかでも集中して守備ができていたようでした。
                    攻めつづけながらもなかなか決定機へとつなげられない韓国の一瞬の隙をつき、先制点をあげたのは日本。

                    青山のロングフィードを最前線の柿谷が受けて、そのままGKとの1対1に!
                    3人のDFを振り切って、冷静にゴールの左隅へシュート!!
                    中国戦での1対1で惜しいミスを払しょくする、見事な代表2得点目。

                    しかし、1点のビハインドを負って、韓国もますますアグレッシブにゴールへと向かってきます。ワンツーでDFがずれたところから、豪快なミドルシュート!
                    GKには触りようのない見事なシュートで、試合は1−1の振り出しに。
                    これは、ちょっとシュートが凄すぎましたね〜〜〜!


                    互いに譲らず、1−1で折り返しての後半。
                    前半と変わらないメンバーで臨んだ日本ですが、後半に続き、韓国に攻め込まれる時間が続きます。
                    それぞれに頑張ってボールを奪いにいってはいるんですが、ファールになってしまったり、押し込まれてつぎのパスにつなげなかったり。
                    やっぱり前線からプレスがはまらないと、日本が攻撃のかたちをつくるのは難しいんですね…競り合いからボールを奪えず、攻撃の起点がつくれません。
                    とくに高萩のところのプレッシャーが厳しく、潰されてしまってなかなかパスが出せていなかった。

                    攻める韓国もフィニッシュの精度を欠き、決定機を得られない。

                    後半終了間際までこう着状態が続く中、両国の監督も、攻撃のためのカードを切ってきます。
                    日本は工藤→山田に続き、高萩→豊田。
                    これは一発決めて来い!という豊田へのエールでしょう!

                    豊田はピッチに立った瞬間から、猛然と前線からのプレス。
                    この守備にも全力の姿勢が豊田の魅力ですね〜〜〜!!代表初ゴールに向けてのアツい思いがびりびりと伝わってきました。


                    そして訪れた、ロスタイム2分。
                    今日、誰よりもアツく守備に攻撃に駆けまわっていた原口が、サイドから突破してシュート!
                    GKが跳ね返したところにしっかり合わせたのは、またしても柿谷!
                    やっぱり柿谷はもっていました!!
                    あらたなヒーローが誕生する瞬間を、私たちはいま、目の当たりにしてるのかもしれない…そう思って背筋がぞくぞくしました。
                    ピッチだけでなく、ベンチの選手も飛び出してきて柿谷を祝福!
                    みんなで森脇に倒された柿谷を押しつぶしていました。森脇のピッチ外での躍動は今日もMVPクラスでしたね。笑

                    さあ、あとがなくなった韓国。
                    197センチという超大型FWをめがけて、とにかくボールを放り込んできます。

                    このロスタイムの3分は、ほんっとーーーに長かった…!

                    韓国のCKに西川君が飛び出し、こぼれたボールを韓国に押し込まれそうになった決定的シーン。この絶対絶命の同点弾を、頭で跳ね返したのが豊田!
                    これはもう、1点だよ!!
                    代表初ゴールと同じ価値あるディフェンスだよ!!

                    度重なるFKとCKをしのぎ切り、見事、日本が初優勝!
                    選手たちはみんなで大きな輪をつくってピッチをぐるぐるメリーゴーランド状態。
                    歓びが爆発していましたね〜〜〜!
                    みんな大きな怪我もなく、笑顔で終わることができてほんとうによかった。

                    今大会ではJで活躍している選手が揃って、すばらしいプレーを見せてくれました。
                    今日のヒーローは間違いなく柿谷でしたが、原口や豊田も縁の下の力持ちとしてすばらしい仕事をしてくれましたよね。
                    中国戦やオーストラリア戦では、工藤や学、大迫が持ち味をいかした代表初ゴールを決め、得点こそなかったものの、山田や高萩も質の高さを感じさせていたし、高橋・駒野・栗原は常連の意地をみせました。
                    そして、追加招集でしっかり仕事をする徳永はさすが!笑 五輪に続き、いぶし銀の活躍でした。

                    それでも、初招集で3ゴールという目覚ましい活躍をみせつつも、柿谷がいたって冷静に語ったとおり、彼らのほんとうの勝負はこの後でしょう。
                    柿谷はもう、しっかりこの次を見据えているようでしたね。
                    この大会での経験を、今後のチームでのパフォーマンスにどういかしていくのか。ザッケローニ監督が期待しているのは、彼らのこれからの「伸びしろ」なのだと思います。

                    手ごたえや焦燥や悔しさや課題。
                    きっと選手はそれぞれに、いろんなものを大会から持ち帰ることだと思います。
                    それらすべてをのみこんで、この1年、爆発的な成長を見せることのできる選手はいるのか。

                    ひとの成長って、そのまま生きる希望だと思います。
                    彼らのうちのひとりでも多くが、ブラジルのピッチにたどりつくことを夢見て、スタジアムで彼らの戦いを見つめていきたいです。
                    うぅ、J再開が楽しみだなあ!

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