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    青春は乱反射する〜映画「ハイ☆スピード」

    レディース・デイに合わせて「ハイ スピード」を観てきました。
    夕方からすっごく眠たくて、こんな状態で映画は爆睡フラグでは…と不安だったんだけど、はじまってしまえばものすごくハイクオリティな映像にたちまち引き込まれた。
    アニメも毎回神作画だったけど、映画の作画はいちだんと神々しかった。舞い散る桜吹雪や、夕日に染まる浜辺、日差しを反射するプール。遙と真琴が通う中学校の描写もじつに細部まで行き届いていて、実在する岩鳶って町で撮影してきたかのよう。たんに丁寧に描かれてるってだけじゃなく、そこで暮らしている人の息遣いまで感じさせる「温度」がありますよね。
    そしてなんといっても、まだ子どもっぽさを残す真琴と遙がかわいかった〜!京アニのショタはまじ天使!!

    初週なので混んでるかな?と思ったものの、19時スタート回だったのでゆったり観られた。
    来場者特典のコースターは渚くんでした。手描きっぽさを残した印刷に味があるな〜。まじまじ見てしまう。

    いつも以上に妄想三昧&CP要素しかない感想は折りたたみ。
    頼むから誰か、宗介を幸せにしてあげて!
     
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      Free!の前日譚にあたるこの劇場版。
      はたして宗介と凜の登場はあるのか…!?と期待と不安のハーフ&ハーフだったものの、さすが公式はわかっておられた。
      Free!以前の物語でありつつも、しっかり本編を補う要素もあり。小学生の渚や怜ちゃんも顔を出してくれて、小説未読でもすみずみまで楽しめました。

      凛がオーストラリアに旅立ったあと、中学生になった遙と真琴はクラスメイトに勧誘されて水泳部に入部。猪突猛進で熱血漢の椎名旭と、ブラコンなツンデレ男子・桐嶋郁弥が加わり、あたらしいチームがはじまる。

      真遙が公式すぎて鼻血でそうです。
      声優陣は高校時代のままの配役ということだったので、どんな感じになるかな?とわくわくしてだのだけど、中学生の真琴がむちゃくちゃかわいかった!高校時代も、為人そのもののやわらかい喋り方だったけど、中学時代はもうちょっと高めの、ほんとうにやさしい喋り方で。達央さんこんな声も出せたのか〜!かわいすぎる。
      小学生時代は一人称「僕」だったのに、中学生になったからと「俺」って言い直すところにキュン死…!
      遙は中学生時代も遙のままで、ちょっと背伸びしようとしている真琴に不服な表情がまたかわいい。

      遙たちとともに水泳部に入部した真琴は、芹沢先輩から「水泳が好きなのか、それとも遙がいるからやっているのか」と核心的なところを突かれる。
      わー、これ、アニメ視聴時にずっと気になっていた。真琴が何につけても当たり前のように遙を優先するので、これはFree!という作品の「仕様」なんだと理解していた。まさか本編で斬り込まれるとは。
      自分はほんとうに水泳が好きなのか?
      これまであえて考えずにいた問いに動揺した真琴は、遙から距離を置こうとする。
      これまで欠かすことのなかった朝のお迎えに顔を出さない。遙が泳ぎ終えても、手を差し伸べてこない。たとえクラスが離れたって何も変わらないと思っていた真琴が、変わっていこうとする。

      遙はこと真琴の変化に関しては、ものすごく敏感。
      真琴はいつも遙のことはなんでもお見通しみたいに話すけど、遙だってそれに負けないくらい真琴のことをよく見ている。真琴が「僕」を「俺」って言い直したり、べつの友だちといっしょにいたりするだけでも、心細そうな顔をしちゃって…!
      じつは遙はすごく感受性が強いんだと思う。つねにオープンに感情を発散することでバランスをとってる凛とは真逆で、自らのうちに想いを閉じ込めるタイプだから無愛想に見えるだけで。
      大概のことは「どうでもいい」「ふつう」「関係ない」で済ませてしまうくせに、真琴に関してはとことん食い下がる。絶対「わからない」ままですませたりしない。すねた顔を見せたり、八つ当たりしたりもする。
      クールでかっこいい遙も素敵だけど、ときおり見せる歳相応の表情がとても好きだなあ。旭じゃないけど、遙もふつうの中学生なんだって気づかされるというか。鉄仮面の遙さんをこんな風に一喜一憂にさせられるなんて、まこちゃんじゃなきゃ無理だ。
      渚たちに対しては先輩としての意地があるし、凛にはライバルとしての矜持がある。たとえ友だちだからって己のすべてをさらけ出せるわけじゃない。
      そんな遙が真琴に対しては、自分の想いを臆さず言葉にしてぶつかっていく。なにがあっても受け止めてくれるっていう信頼感がなきゃできないことだ。
      きっと遙にとって真琴は、友だちというより家族のような、自分の一部みたいな存在なんだろう。

      悩んでる真琴を見てるのが「つらい」って遙が言ったのが、ちょっと衝撃的だった。
      遙は「楽しい」とか「うれしい」ってことすら言葉にしないし、ましてネガティブな感情なんて絶対口にしなかったから、なんか思いもよらない本音を聞いてしまったみたいで。自分の行動や言葉がひとを縛ることをすごく恐れていて、だからこそ「フリーしか泳がない」んだって思っていた。こんな風に懇願する姿、見れると思っていなかった。

      遙はいつも「はるちゃん」って呼ぶなって怒るけど、昔から変わらない真琴のその呼び方にいちばん安心してたのも遙だったんだな。「真琴は真琴だろう!」って、なんて殺し文句!このひと言だけで、真琴の悩みなんてたちまち拭い去られてしまう。
      誰もいない夜のプールで服を着たままいっしょに泳ぐシーンが、やけに色っぽくてドキドキしてしまった…。水着より露出は少ないはずなのに、なんでこんなエロいのか。
      もやもやが晴れた真琴が、ちょっと凛々しい表情になってたのもいい。かわいいまこちゃんじゃなくて、引き締まった男の顔になっていた。男の子たちはあっという間に成長していく。
      遙さんも「お前といっしょに泳ぐのは当たり前だ」ってデレ全開。
      もうこれはプロポーズだな!おめでとう!!


      オーストラリア留学中の凛と、他校生の宗介は当たり前に出演シーン少な目。
      それでも、その短い時間がとんでもない濃度で映画館でひとり悶絶してました。

      宗介〜〜〜〜!!お前、中学生時代からすでにこじらせてたのか…!!
      調子を崩す遙に「凛がいまどんな気持ちで泳いでるかわかるか!?」と詰め寄る宗介。別れ際、「これを読め」とばかりに強引に遙に凛のエアメールを押し付ける。
      手紙は宗介宛だが、じつは遙宛に書いて送れなかったものを、宗介宛に書き直したものだった。

      ええっ、そんなのあり!?凛ちゃん、まじ頼むわ…これ宗介だけには送ったらあかんやつや。
      あの天使の笑顔で「いっしょにリレーしたい奴見つけたんだ」宣告された日から、すでに宗介のライフはゼロだから!もう削るものなんてないから!!これ以上マイナスの質量を与えられたら、ブラックホール化してしまうから!!!
      凛ちゃん的には、「やべぇ、こんな弱音ばっかの手紙、はるには送れねえ。でも、せっかく書いたし…宗介にならちょっとぐらいカッコ悪いとこ見られても」って感じで、まっっっっったく悪気がないのがつらい。
      一点の曇りもないお友だち宣言…(泣)
      だよね〜〜〜、宗介はなにがあってもゆるしてくれちゃうもんね〜〜〜〜。
      また「凛ならそうしてほしいって思うだろうしな」とか、自分の気持ちそっちのけで凛ちゃんの幸せに奉仕活動してるしさあ。だから気づいてもらえないんだよ!恋は戦争!!
      「お前が幸せなら、俺はそれでいい」みたいな堅物騎士気取ってちゃ、「俺じゃダメか?」なんてしゃーしゃーといってのけられる俺様王子に淘汰されてしまうんだよ!俺がお前を幸せにしてやるんだって気概をみせなきゃ。
      このヘタレめ、でもそういうところが好き!
      宗介の報われなさにずっと萌えています。

      この手紙のくだり、ほんっとに宗凛すぎた。
      凛はどこまでもわがままに貪欲に、まっすぐ夢に向かってつっ走って。宗介は凛に振り回されて「やれやれ」って思いながらも、誰よりも夢にひたむきな凛がまぶしくて、いつのまにか凛の夢が宗介の夢になってしまっていた。
      だから、ある意味凛ちゃんさえ幸せなら、同時に宗介の夢も達成されてるんだよな…。見てるこっちとしては、宗介自身にも幸せになってほしいから複雑だけど。

      佐野から岩鳶に凛ちゃんを送り出した日を思い出して、ひとりで空を見上げる宗介がせつない。
      溶け落ちる雪が涙みたいで、泣いてるのかと思った。筆まめには見えないのに、凛ちゃんの手紙にはきちんと返事を出してたみたいだし。どう見てもがさつそうなくせに、ほんと健気で反則…!
      ちょっとは宗凛にいいことあるかな?って期待してたら、本編のせつなさを倍返しにされてしまい、これは公式の鞭なのかご褒美なのか…いや、やっぱり宗凛的にはご褒美だな!笑
      凛ちゃんの「わかってない」感じが、たまらなくいいんですよね。凛本人は「親友」としてふつうに宗介のことを大事にしてるんだけど、どうしても宗介の求めるかたちとは齟齬がでる。
      真遙の通じ合ってる夫婦感とは逆で、宗凛はその齟齬に「恋」のかおりを嗅ぎ取らずにいられない。

      さすがに凛ちゃんといえど、今回はお仕置き案件。宗介がかわいそう。
      見て、この手紙を書いてる宗介少年の顔!こんなに瞳を輝かせて書いてたっていうのに…!と、エンドロールの間もひとり義憤に燃えていたはずが、エンドロールのカットの「子犬とともにうたたねする凛」がまじ天使すぎた。「はわ〜〜〜かわいい…!よし、許す!」って一瞬にして手のひら反してました。
      この天使の笑顔を前にしては、手紙なんてささいなことでしかない!かわいいは正義!!と、結局凛ちゃんのかわいさに屈してしまった。ごめん、宗介。まだまだ報われない日々はつづくけど、それが宗凛だ。
      いつか宗介がずっと凛を見てたってこと、凛が気づいてくれるといいな。


      己の萌えどころについてばかり書き殴ってしまいましたが、レースそのものに関しては、ちょっと複雑な気持ちもあり。
      遙が部を辞めてしまうという未来が確定事項としてあるだけに、このチームでの日々がすばらしいものになればなるほど、「でも、遙はこのチームを去ってしまうんだな…」って切なくなってしまった。
      旭や郁弥もそれぞれにすごくいい奴らで、みんなで悩みを共有しながらいっしょに成長して。高校時代と同じプロセスを踏みながら、まっすぐ進んでいるように見えるのに、この先には別れが待っている。

      中学一年生の遙の「こいつらと泳ぎたい」って気持ちは、嘘偽りないものだっただろうし、その気持ちが変わってしまったわけでもないと思う。
      それでも、凜といっしょに泳いだリレーこそが遙の原点で、何者もそれにとってかわることはできない。才能を持つ者だけの領域を思い知らされるようで、それが少しさみしかったんだ。

      凜の手紙を読んだ遙からこぼれ出た「俺もお前みたいに…!」って言葉に、ああ、やっぱり遙にとっても凜がヒーローだったんだなあって実感させられた。
      生まれ持った才能が大きすぎて、泳いでいる間はいつもひとりだった遙にとって、「見たことのない景色」を見せてくれた凜は特別な存在だったのだろう。憧れのヒーローを自らの泳ぎで壊しておきながら、自分は仲間に囲まれて泳ぎ続けるなんてこと、遙はゆるせなかったんじゃないか。
      遙にとっても、どうしようもないことだったんだろう。

      でも、このころのこともきっと高校生の遙や真琴のどこかに残っていて、だから今度は、最後まで泳ぎ切れたにちがいない。
      4人それぞれの葛藤や可能性が乱反射するかのような、めまぐるしいほどに鮮やかな日々。
      ただのハッピーエンドで片付かないところも含めて、なにもかもがままならない青春の日々そのものの物語だった。

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