「南国トムソーヤ」 1-3 うめ

家族の元を離れ、ひとり東京から沖縄の離島に転校した千晴。
都会とは異なるペースで流れる時間に戸惑っていた千晴だったが、マンタに乗って現れたふしぎな少年・竜胆や、神の声を聴く神司の血をひく勝気な少女・ナミと出会い、島の謎を探る冒険がはじまる。

いやあ、私はこういう「少年たちのひと夏の冒険」みたいな話が昔っから大好きでねえ!
生まれながらの野生児である竜胆と、都会っこで理屈っぽい千晴。
ふつうに学校で机を並べているだけじゃ通じ合わなかったはずのふたりが、かつて竜胆の祖父が見たという翼竜の化石探しを通じて、かけがえないソウルメイトになっていく。しかも、このふたりには前世からつづく因縁まであるのだ…運命としかいいようのない邂逅に血がたぎります。
千晴の眼には、夏のはじまりと終わりで世界がまったくちがって見えていたことだろう。
これぞ、夏物語の魅力。

島に来た当初、翼竜の化石なんて日本にあるわけないと言い切っていた千晴に、担任の朝倉先生が贈った「好奇心の壁」という言葉。これにはすごく、はっとさせられた。
インターネットは便利だけど、そこに書かれている情報はすでに「誰かが調べたもの」でしかない。ひとの好奇心を突き詰めていけば、いつか誰も見たことのない世界へとたどり着くはず。
その壁を超えるか超えないかは、それぞれの心が決めること。

どんな冒険にも終わりがあるように、物語の最後、千晴は東京へと帰っていく。
千晴はもう、手元の端末で調べた情報だけで満足することはないだろう。
あの夏、竜胆とともに「好奇心の壁」の向こうへたどり着いた記憶は、島を離れても色あせたりはしないから。
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