運命に出会ってしまった 〜 映画「怒り」

妻夫木聡と綾野剛による、うわさの純愛映画「怒り」を観てきました。

これは絶対ネタバレなしで観たほうがおもしろい映画なので、感想は折りたたんでおきます〜。

 

東京パートの萌え感想なので、真面目に鑑賞された方はどうぞご注意を。

 

 

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    予告編も凄かったけど、本編はもっともっともっっっと凄かった〜〜〜〜!!!

    こんなにすばらしい実写版BLには当分お目にかかれないだろうなって思うくらい、脚本も演出も、役者ふたりの演じっぷりも、すべてがすばらしかった。

    李監督に感謝の舞いを捧げたい想いでいっぱいです。(踊るより、もっとまじめに観てくれよと言われそうですが)

     

    映画「怒り」ではある凶悪事件の犯人と似た3人の男たちをめぐり、東京、千葉、沖縄の3つの場所での物語が絡み合う。

    そのうちのひとつ、東京パートは、妻夫木聡演じるゲイのエリートサラリーマン・藤田優馬と、綾野剛演じる優馬がハッテン場で拾った身元不詳の青年・大西直人の物語となっている。

    3つの物語にはそれぞれにテーマがあるのだが、映画を観終えて思ったのは、東京パートは正真正銘のラブストーリーだったなぁということ。

    「君の名は」では泣かなかったくせに、号泣したもんね!

     

    妻夫木聡の優馬は、男の色気がだだ漏れだった。

    服の着こなしや髪型、身体つきまでカンペキなモテ男。しかも、ちゃんと「男にモテる男」にチューニングされてるんですよね。

    休日はきっちりジムと日サロに通ってるんだろうなって思わせる、しっかり筋肉の乗った腕。ポロシャツひとつとってもしっかり身体に沿った絶妙の丈のものをチョイスしていて、ウエストのくびれと引き締まった腰のラインがたまらんのです。この辺の意識の高さが、「あ〜、この人ゲイだな〜」って感じ。

    優馬は自分の手で人生を切り開いてきた自負がある分、傲慢なところもあるし、それなりに遊んでもいる。それでも、彼の根底にはほんとうの意味での「育ちの良さ」のようなまっとうさがある。

    妻夫木聡が演じることで、そういう陽性のオーラが自然に滲んでいた気がする。

    妻夫木くんって見るからにいい人っぽいというか、日向感があるじゃないですか。光属性っていうか。いかにも陰属性な綾野剛とは正反対で、このキャスティングを実現してくれた監督(なのか?)に重ねてお礼を伝えたい。

    日向攻め×日影受けってほんと、永遠のツボCPだよ…!

     

    綾野剛の直人は、とにかくすべてが理想の受け。

    ハッテン場で三角座りしている登場シーンだけで、ガツーンとノックアウト。

    暗闇の中に浮かぶなまっちろい裸体に、「色白すぎ…優馬と直人の肌色の差、まじでBL…リアル2.5次元…」と、言語中枢が壊れ気味。つづくふたりの脚の攻防も、ちょっと見てられないくらい(とかいいながら、ガン視した)。

    予告から濡れ場はあると確信してたけど、まさかここまでがっつりいってくれると思ってなかったよ…!

    優馬がコンドームの袋を口で開けるところも、「2.5次元…!」と感極まったけど、事後の直人のよだれはエロすぎた。あれはほんとうに、エロすぎた。(2回いう)

    このよだれだけで、間違いなく「ヤッた」感が爆上げされていた。

    最中の演技じゃなくて、余韻にこれを残すところがほんと…わかってるよね〜〜〜!!!嵐が過ぎ去るのを耐えてた直人がかわいそうで辛抱たまらん。綾野剛、天才かな!?

    この映画にはほかにも印象に残るよだれのシーンが何度かあるんだけど、そこはどれも役者さんが感情を振り切るように演じている部分で、そういう絵を撮って作品にするって圧倒される思いがした。

    綾野剛のほうが10センチ弱身長高いはずなんだけど、妻夫木くんがしっかり身体つくってくれていて、綾野剛は陰性植物みたいな佇まいだからか、ぜんぜん体格差気にならなかった。ふたりの存在感が、そのままサイズ感に反映されていた感じ。優馬はいつもハツラツ堂々としてるから大きく見えるし、直人はいつ消えちゃってもおかしくないくらい儚い。

     

    冒頭にガツンとぶっこまれた濡れ場だけでも、「もと取ったな!」感はじゅうぶん。

    でも、それ以上に、ふたりのこまやかな日常のやりとりがすばらしかった。

     

    「怒り」は殺人犯を巡る物語なので、当然優馬視点の映像がほとんどなんだけど、優馬の目から見た直人ってほんっとーーーーにかわいいんですよ!!

    コンビニで買い物しすぎた直人が、大きな買い物袋を抱えて、傾いた弁当袋を直そうと奮闘する場面。

    夜道でひとり悪戦苦闘している直人を、背後で笑いをこらえながら優馬が見つめているだけなんだけど、これがほんっっっとにかわい…!ここはほんと萌えでしかない!!

    なんというか、このシーンの直人のかわいさって、優馬が直人に感じているいとしさとイコールなんですよね。

    必死に弁当直している綾野剛がかわいすぎなのもあるけど(弁当に夢中になるあまり、反対側の肩にかけてた荷物が落っこちるの鈍くさすぎて萌え死ぬ)、その姿をほほえましく思ってる優馬のまなざしのやさしさが、よりいとおしくさせるというか。

    ほかにも、背を向けてキッチンに向かう直人の白いうなじがすごくエロティックだったり、病室で母親と談笑する直人が光に包まれているように見えたり、「ああ、これは優馬の目に映ってる直人なんだな」って感じさせる絵がいつくもあった。そして、そのたびに幸せなのにせつないような心地になった。

     

    撮影訪問記で著者は、優馬と直人のことをこう書いていた。

     

    二人の出会いはどこにでもあるような、そして初めから終わりが見えているようなものだったはずだが、最後にはお互いがお互いの運命の人になる。

     

    これを読んだだけで涙がこみ上げてきて困った。

     

    優馬はデキる男で、プライベートも充実していて、日々を面白おかしく暮らしていた。

    でも、優馬のなかにはずっと、人にはいえない弱さや孤独感があった。そして直人はそれを、まるごと受け止めてくれた。優馬の欠けた部分は直人が持っていて、直人の欠けた部分を優馬が満たした。

    お互いの欠けたところを補い合える、そういう相手を運命の人って呼ぶんだろう。

     

    それだけにラストシーンの衝撃は言葉で言い表せないものがあったけど、それでも、やっぱり直人は最期の瞬間まで幸せだったんじゃないかなぁ。幸せだったって、信じたいな。

     

    ひとつひとつのやりとりぜんぶにふたりが積み重ねた「日常」の実感がこもっていて、そこに深い愛を感じた。

    それは優馬と直人の愛情であると同時に、役者の作品への愛でもあったはず。

    ほんとうにこのふたりだからこその東京パートだったと思う。とてもうつくしい愛の話だった。


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