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    竜頭町三丁目を探して

    天気もいいし、気候もいいし、昨日は久しぶりにおでかけしました。

    ガイドブックはことりっぷ「東京さんぽ」と、

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    こちら。

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    「君が幸いと呼ぶ時間」にでてくる、大河の通学路をいちど検証してみたいと思っていたんだ。「毎日晴天!」ツアーです!

    ながいので、旅の記録は折りたたみ。

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      スタートは竜頭町のモデルになっている向島

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      地下鉄浅草線から、東武伊勢崎線で東向島へ。
      山の手からそう離れていないのに、とてものんびりした雰囲気。
      まず向かったのは、「晴天!」ではお馴染みのこちら。

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      向島百花園
      。ちょうど「萩まつり」の真っ最中でした。
      大河が四六時中入り浸っているので忘れてしまうけれど、入場料が必要です。お一人様150円也。

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      内門をくぐるとすぐに、秋の七草が植えてあります。


      「秋の七草、ここは憶良と違ったんだったね」
      「去年もここでその話したな。……憶良はなんだったっけ、萩の花、尾花、葛花、撫子の花」
      「女郎花、また藤袴」
      去年と同じところで閊えた大河に、去年と同じに秀が続ける。
      「朝顔の花、か」
      去年と同じに、大河は最後の花の名前を口にした。


      おお!これか!と思ったものの、秋の七草はもう枯れ野原でした…ど、どれがどれかわからない…
      代わりに、憶良の七草の歌碑を。


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      ほかにも園内には無数の歌碑がありました。達筆すぎて読めないものがほとんどですが、ちゃんと現代語訳の立て札つき。


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      萩まつりだけあって、撮影や写生、茶席にとたくさんの人が来ていました!ご高齢の方がほとんどでしたが、家族連れもちらほら。
      じつは3年ほど前にも百花園には来たことがあったんだけど、その日は雨で園内には私のほかに誰もおらず、寂しかったなあ…イベントのほかは、本当に地元民の憩いの場所なんだろう。


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      そしてこれが萩のトンネル!
      大河の言うとおり「盛りは一瞬」らしく、もう満開をやや過ぎてしまっていました。
      なかをくぐると、ほんのりいい香り。


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      萩の花ってちっさい。清楚な紅色の花。


      去年も一緒に見た七草の前を通って、縁台に腰を下ろす。視界の端で微かに残っていた最後の萩が、散り落ちるのが見えた。


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      二人が座ったのはこのあたりかなあ。わかりづらいですが、奥に萩のトンネルが見えています。
      萩のほかにもいろんな秋の花が咲いていました。


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      水芙蓉、薄。


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      園内には池もあります。緑の向こうに白亜のマンションが覗く。
      「晴天!」の世界観そのものの、都会の喧騒とは無縁なのどかさ。縁台でお弁当を食べている人もいました。また別の季節にも来たいな。

      百花園を出て、向島の鳩の街通り商店街を散策。
      これまた、昭和の香りがしていいんだ〜♪

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      珍品が並ぶ美容院のショウウィンドウ。


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      築80年を超える古民家カフェ。ここでご飯を食べました。


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      2階に洗濯物がはためく裏路地の長屋。おお、これなら幼馴染の定番「窓to窓」もできるよ!
      くまのぬいぐるみを干しているうちもありましたよ〜
      そして、なんといっても花屋がなくては!


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      見事に菊だらけの軒先!わあ、本当に店内も樒に竜胆に仏壇花ばっかりだ。

      日曜日ということもあって、通りはとても閑静でした。あのお騒がせ一家がいるにしては静かすぎるけど(笑)下町の雰囲気を満喫。向島にはほかにもいくつも商店街がありました。ここが!という通りがあるのかな〜、と思いながら歩いていたけれど、たぶん明確にモデルがあるわけじゃなくて、竜頭町は菅野さんと読者の心のなかだけにある場所なんですね。

      帰りは、東武伊勢崎線 曳船駅へ。
      見せ原稿を人質にした秀に引っ張られて、大河が谷中霊園まで連れて行かれた道のりをたどり上野へ向かいました。

      席は空いていたけれど終点はすぐで、無言で二人は窓際に立った。大きく隅田を渡って浅草に着き、今度は地下鉄に潜って銀座線に乗り換える。

      東武東上線曳船駅から、終点浅草駅まで業平橋を挟んでわずか二駅。

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      車窓いっぱいの隅田川。


      少し混んだ銀座線で上野に着いて、秀はそこで降りた。公園口に上がって、人の多い上野公園の横を通る。
      「やっぱり日曜は人が多いね、動物園」
      向かい合わせの古い大学の前を通って、秀は観光客は入り込まない細い路地に入った。

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      上野公園
      の人混み。都美術館の裏を折れると、途端に人が減る。窓越しに美術館の作品を眺めつつ歩ける、なかなか贅沢なスポット。


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      「向かい合わせの古い大学」は東京藝術大学だろうな。

      「学生のころ、よく来たな。この辺り」
      覚えず大河は、懐かしさに呟きを漏らしてしまった。
      二人が通っていた都立高校はここから少し歩く根津にあって、大河は上らず下って千住を回って通ったが、気が向くと時々上野から闇雲に歩いた。放課後に秀の家に寄ると秀が家まで一緒に行くということがあったから、少しでも歩きたくて上野から帰った。

      そして、これですこれ!この大河の独白になんていじらしいんだ!と悶えつつ、地方在住の身の上ではこの遠回りがいまいちピンとこなかったのだ。今回、ようやっとわかった。

      【大河の通学路】
      千代田線 根津→東武伊勢崎線 北千住→東向島or曳船
      【遠回り】 
      根津から徒歩→銀座線 上野→東武伊勢崎線 浅草→東向島or曳船

      歩いてみるとよくわかるんですが、上野から根津ってけっっこうあるんですよ!私は今回、谷中でリタイヤ。若かったんだなあ、大河も秀も。時間なんていくらでもあって、でも、いくらあっても足りないころの恋だったんだな。
      こういうちょっとしたエピソードが、菅野彰はくやしくなるくらい上手い。
      これ以上好きになりようも無いというのに、ますます「晴天!」が好きになってしまうじゃないか!


      東京藝大前を道なりに抜ければ谷中の町。
      秀の菩提寺であるという、谷中霊園へ。

      手桶に貰い水を汲んで、大河はそれを持った。将軍家の仰々しい墓と、美貌で名高い昔の役者の墓の間の桜並木を、ゆっくりと進む。


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      歩いているだけで、お線香の香りに包まれる。
      彼岸前でお参りの人も多くみえているというのに、下界から切り離されたような静けさだ。

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      濃く長く、影が伸びる逢魔が刻。
      二人の墓前でのやりとりを思い出してなんだかしんみりしてしまった。

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      谷中は猫の町だけあって、お猫様もいらっしゃる。
      谷中ぎんざ、ゆうやけだんだんを通ってさようなら。

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      向島の商店街と違って、観光客と地元民が入り混じって随分なにぎわい。
      ここから観光要素を除いたら、私の頭の中の竜頭町のイメージと近いかも〜

      なかなか歩いたおでかけだったけれど、下町情緒に浸って妄想の翼が広がりました!向島も谷中も東京というより江戸の名残を感じる、渋谷や新宿とはかけはなれた場所だった。こののどかな空の下で、今日もやつらはケンカばかりしてるんだろうなあ 笑

      今度は秀の生家を探しに根津へ行ってみたいな。


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        コメント
        ひふみ様、はじめまして。紫緑と申します。
        9年も前に書かれたブログにコメント、失礼致します。

        先週末に、『毎日晴天!』の新刊が発売され、嬉しくなって既刊を読み返しておりましたところ、ふいに『竜頭町のモデルになった町ってどこなんだろう?』と気になりまして…
        “竜頭町 モデル”で検索をかけたところ、こちらの記事に巡り合いました。
        ちょうど『君が幸いと呼ぶ時間』を読了したところでしたので、私にはとてもとてもリアルタイムでヒットな記事でした。

        ひふみ様の柔らかく温かい文章にお写真、食い入るように拝見させて頂きました。
        とくに、通学路のくだりがたまらなく…!
        当方も地方在住なので漠然とした感覚でしかとらえられていなかったのですが、実際は結構な距離であるというひふみ様のリアルなご感想、大河のいじらしさが焦がれるように胸に染み入って……あぁ、愛しいなぁ。

        ご検証、そしてブログにあげて下さり、本当にありがとうございました。

        お礼がどうしても言いたくて、コメントを寄せさせて頂きました。
        この感謝の気持ちがひふみ様に届いて下さいましたら幸いです。
        失礼致しました。
        • 紫緑
        • 2018/06/01 6:10 PM
        紫緑さま

        はじめまして。
        こちらこそ、9年もまえの記事にコメントをいただいてしまい、うれしはずかしの気分です。

        当時はガラケーで写真を撮ってたので、えらい画像がちっさいな〜と、タイムスリップする気持ちで読み返しました。笑
        まだスカイツリーもなかったころですね。

        個人的に晴天では大河と秀のCPがいちばん好きで、とくに「幸い」はお気に入りの1冊だったので、こうして9年越しに紫緑さんとお話ができてうれしいです^^
        菅野先生からは「絶対結婚したくない男」といわれて割を食うことも多い大河ですが、かわいい男ですよねぇ!?
        彼が秀に差し出す、不遜だけどでっかい愛情にいつもじたばたしています。

        こうして思いがけずあたたかい言葉をいただけることがあるおかげで、9年間もブログをつづけられたんだな〜と思いました。
        ほんとうにありがとうございます。

        刊行再開後、またいつ中断するかわからんし…と積みっぱなしにしていた新刊をこれを期に読もうと思います^^
        • ひふみ
        • 2018/06/03 12:28 AM
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