屍の上に建つ「平和」の城 〜「虐殺器官」

伊藤計劃のアニメ映画プロジェクト、幻の第三弾・「虐殺器官」を観てきました。

 

第二弾の「ハーモニー」は観逃したまま、「屍者の帝国」以来の観賞。

「屍者の帝国」に負けず劣らず、鬼気迫る作画だった!たまにテレビ放送レベルのブレも見られたけど、戦闘シーンの臨場感なんて、まるで目の前で銃撃戦が行われているかのよう。

迫力のあまり、何度かからだが座席の上で飛び跳ねる始末。笑

 

制作会社の倒産、移行によって、二年ほど公開が遅れたとのことだったが、結果として、とてもタイムリーな、「いま」こそ観るべき作品となったように思えた。

トランプ政権が世界の警察たる「ヒーロー・アメリカ」をやめて、自国第一主義への大転換を図ろうとする中、この映画をたんなる「SF」として観られる者はいないのではないか。

実現するかどうかはわからない、けれど、想定される限りの「脅威」を殺し尽くして、守るべきものを守る。

ジョン・ポールが希求した「平和」が、いま世界が志向する「平和」と重なって見える。

 

痛みを麻痺させて、感情を眠らせれば、殺すことはたやすい。

それは喪うこととは、まるで異なる経験だからだ。遂行すべき仕事であり、作業でしかない。シェパードたちは、そうした作業に徹することができるよう調整された機械のごとき作業員だった。

彼らは迷わず、恐れず、戸惑うこともなく、もっとも効率的な方法で殺していく。残忍などという言葉では感情的すぎると思えるほど、合理的で無慈悲なその手腕に、戦場というもののなんたるかを見せつけられるような心地がした。

信念も理解も必要ない。ただ、「敵」と認めた瞬間、完全に葬り去る。

 

ジョン・ポールがやろうとしたことは、「戦場」を拡大させることにほかならない。

理解せず、信じず、言葉を交わすまえに殴打し、屈服させる。

喪うことを恐れて、奪うことを選ぶ。

 

ひたすらに疑いなく任務を遂行していたシェパードだが、愛する者を喪い、はじめて仲間を撃つ。

「憎しみ」という烈しい感情を伴ったその行動は、愚かしくも、もっとも人間らしかった。

そうだ、いつだって戦場に崇高な信念や、大義名分なんて存在なんてものは存在しない。とりかえしのつかないものを取り戻したくて、目の前にある恐怖から逃れたくて、もがき、あがく人間の姿があるだけだ。

 

私たちは、シェパードのように一歩踏み出すことができるだろうか。

己の弱さを認めて、他者を受け入れることができるだろうか。

 

「平和」は勝ち取るものではなく、ひとりひとりの心のありようから生まれるもの。

「この世界の片隅に」も「虐殺器官」も、そうしたメッセージを現代に投げかけているように思えてならない。

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    30年後の声優総選挙に思い馳せる

    声優総選挙、ながら見するつもりがおもしろくて、がっつり見てしまった。

    北斗の拳やハイスクール奇面組、タイガーマスクも再放送で観た記憶があるおばちゃん世代には、なつかしさがこみあげてくる声優さん方が勢ぞろい。

     

    アニメ放映当時、みんながクレヨンしんちゃんの声真似してたなぁ。

    自分世代にはやっぱり三石琴乃はみさとさんよりまず「うさぎちゃん」だよね。

    関さんはスネオと並行してギルガメッシュにもなれるのがほんとすごい…。

    そして、上位ランクインしながら、BL界の帝王でありつづけてくれている森川さんのありがたさ。

     

    十代のころは、なつかしのベスト10みたいな番組が放送されるたび、古臭い歌謡曲よりかっこいいバンドがたくさんいるのに!と憤るロキノン厨だった。いまとなっては、自分みたいな世代のためにこの手のランキング番組はつくられているんだな…と恩恵に痛み入ります。

    子ども時代に出会った作品って、特別な思い入れがあるんだよね。

    そして、そうした過去の名作を支えてきた先人たちの存在があってこそ、現在のアニメ界があるってこともいまならわかる。

     

    諏訪部さんのランクインにびっくりしたけど、諏訪部さんは跡部様か…!と気づいて、即座に理解しました。笑

    跡部様は声優界においても別格。

    あと、藤原啓治さんの3位にエールを感じてじーんときました。ファンだけじゃなく、同業者の方もみんな藤原さんを待ってるんだなぁ。

     

    個人的には、細谷さんのぬるいファンなので、あと30年後くらいに、細谷さんがこういうランキングに「男女ともに痺れさせる魅惑の低音ボイス」としてランクインしてくれるといいなぁと夢見てしまった。

    もちろん、細谷さんの声と芝居が大好きで、その想いに人気の多寡は関係ないけれど、ランキングに入るってことは長く活躍しつづけた証明でもあると思う。

    30年後も、細谷さんの声を聴きつづけることができたらすごく素敵だ。

    いまよりずっといろんな役や演技を経て、渋いおじさまや本気の悪役なんかもやっちゃったりして。きっともっとかっこいい声優さんになってるんやろうな〜!って、声優としての細谷さんにめちゃくちゃ夢見てる。

     

    30年後にまた総選挙したら、いったいどんな結果になるだろう!?

    そのころも、いまみたいな気持ちでアニメを観られていたら、きっと楽しいな。

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      天の光はすべて星

      11月につづき、12月もアニメ三昧。

      「グレンラガン」を完走し、現在「サイコパス」を一挙視聴中。

       

      グレンラガンの二期は、大人になることのせつなさがつまったストーリーにぐっときた。

      まだ何者でもなかったころと背負うものを持ってしまったあとでは、同じ戦いも、冒険と戦争くらいにちがう。それでも、無鉄砲なバカなままでいようとする大グレン団の男たちがかっこうよかった。

      途中、すっかりニアにヒロインポジを奪い取られた感のあったヨーコも、最後にしっかり女を見せてくれたし。きっと、誰かひとりのものになるには、いい女すぎたんだろうねえ。学び舎の子どもたちみんな、彼女の子どもみたいなもんだ。

       

      カミナがカミナとして生ききったように、シモンもまた、英雄でもヒーローでもなく、ただの穴掘りシモンとして人生を終えていくのだろう。使命のもとに生きる人は、己の幸福のために生きることはできないのかもしれないと思うと、少しさみしくもあったけれど、それ以上にすがすがしかった。

      天の光はすべて星。

      ひとの人生は短いが、そのひとつひとつが確かな輝きを放っている。彼らは彼らの人生を精一杯生きた。

      別れのせつなさを知るからこそ、出会いの尊さが胸に迫る。

       

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      記録的ヒット作が相次いだ2016年の劇場アニメを締めくくる「この世界の片隅に」も観に行ってきた。

       

      いやあ、細谷さんの演じる方言男子はほんとうにすばらしいな!

      いい声だけど、どこか朴訥で、不器用な雰囲気が、役にぴったり。

      のんさんのどこかとぼけたような、ぽやーっとした雰囲気も主人公のすずちゃんそのまま。

      声優陣は本職より役者さんが多かったようで、いささか小野Dがイケボすぎた気もしたけれど、そのイケメンすぎる感じが逆に、「この人、田舎娘の相手役としてはイケメンすぎて、うまくいきそうにないな…」というフラグになっていた。笑

       

      「夕凪の街 桜の国」と同じく、激戦地ではなく、広島市内から呉に嫁いだ18歳の少女・すずの日常を通して、戦争を描き出していく。ささやかだが笑顔にあふれた日常は少しずつ浸食され、やがて無慈悲な力によって、すずは大切なものをもぎ取られる。

      しかし、それでも彼女は、彼女なりのやり方で暴力に抵抗する。

      みんなが笑顔でいられる日がくるように、うちひしがれることなく、狂うことなく、彼女はこの世界の片隅に立ち続けた。

       

      銃をとることが、世界を変えることだけが戦いではない。

      恐怖や憎悪に呑みこまれそうになるなかで、自分が自分でありつづけるために戦ったひとがいた。

      何があっても屈しはしない。笑顔の奥に秘められた、強い意志が画面をこえて伝わってくるようだった。

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        見果てぬ夢のゆくえ〜アニメ「Fate/Zero」

        Fate/Zero観終った〜〜〜〜!!!

        いち日で10話以降を一気に見たので、熱量にあてられて、いまちょっとぼんやりしてしまっている。

         

        7人のマスターと彼らが召喚した元英霊であるサーヴァントたちが、何でも願いを叶えてくれるという伝説の聖杯をめぐって争う、切なる祈りと底知れぬ絶望の物語。

        どの陣営もほんとうに魅力的で、7人それぞれが主人公の物語が縒り合されたかのような密度の濃さ。そのうえ、マスターとサーヴァントすら必ずしも一心同体などというわけではない。召喚されたサーヴァントたちは、かつて一時代を築いたほどの英雄であるがゆえに、彼らには王としてのゆるがぬ矜持を抱いている。威厳を重んじる王と、手段を選ばぬマスターの信念は、ときに大きく食い違っていくこともある。

        サーヴァントがただの傀儡や使役になりさがることのない、重厚な人間ドラマに魅せられた。

         

        大人たちが血で血を洗う理想と欲望の大戦争を繰り広げるなか、ライダー陣営はほんとうに作中の「良心」ともいえる存在。

        ウェーバーとイスカンダルの関係って、ドラえもんとのび太か、うしおととらかという感じで、どうにも憎めないんだよなぁ。ふたりともどんどん好きになってしまって、せめてライダーたちだけは不条理に巻き込まれませんように、と後半はほぼ念じながら観ているような状態。それだけに、最後まで信念を持って「少年の夢」を描きつづけた姿に感動した。

        情け容赦のない展開の連続で緊張を強いられているなか、このふたりがいる間だけは安心して観ていられた。

         

        思わぬ聖杯戦争のゆくえにも衝撃を受けた。

        でもこれは、もともと stay night の前日譚として紡がれた物語だった、と思い出して納得。

        こうなるとがぜん stay night も観たくなるなぁ。

        物語の結末は次世代にて!ってことか。

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          俺のHDが火を噴くぜ!

          さっきからなかなかネットが立ちあがらなくて焦った。

          WIN10でゴタゴタしてから、どうもPCの調子が悪いなぁ。スマホがあれば情報収集には事欠かないけど、ブログ書くにはPCが必須だからくたばってもらっては困る。

           

          母上に退院祝い手配して、11月の富山旅行の宿予約して、HDの大掃除して録画時間二桁稼ぎ出して(つねに残量3時間切っていた)、秋アニメ一話を消化した。

          ぜんぶ液晶前で完結する作業だけど、連休中にやっておきたかった仕事はできたかな。

          別宅の更新だけはぜんぜん手つかずだった〜!いい加減薄い本の整理して、冬に備えなければ。

          読書の秋、がんばるぞ。

           

          ドリフターズ一話、期待以上によかった!

          シリアスパートと下衆パロパート、どちらもヒラコー節そのままに再現されているではないか。信長役の声優さん、すばらしかった…!大河ドラマめいた重厚さと気品を漂わせつつ、ギャグとなればクソ親父を発揮しまくってくれていて、ほれぼれしてしまう。

          なんで多言語放送…?と思っていたら、オルテ語を副音声で日本語放送するという出血大サービス。最近、副音声でオーディオコメンタリーを流すスペシャル回がトレンド化してるけど、こういう副音声の活かし方があったとは。

          スタッフさんこそがいちばんのドリフターズファンだなって、ちょっと感動してしまった。

           

          オルフェンズは二期になっていっそう壮絶で、まったく心穏やかに観られる気がしない。(褒めてます)

          3月のライオンの原作そのものが持つあたたかさやさみしさ、やさしさをひとつひとつ丁寧に掬い取っていくような画もよかったし、ユーフォニアムは一話目からギスギスしていて最高。笑

           

          ハイキュー三期は、満を持しての白鳥沢戦!

          ついに王者・白鳥沢メンバーの生声が…!木村昴さんの天童いい!ウシワカが無口な分、彼が白鳥沢でいちばんよく喋るキャラクターなので、ここにバシッと実力者を配したのは大正解だったんじゃないかと。

          五色君の声優さん、彼自身の緊張感がそのまま五色くんの気負いに変換されているようでほほえましかった。

          一期、二期につづいて、安定感抜群の作画はそのまま。白鳥沢の応援スタンド、まじですごかった!群衆がひとりひとりちがう動きしていてクラクラした。

          一話では試合開始に向けてたかまっていく緊張感が丁寧に描写されているんだけど、選手コールで烏野メンバーがコートに入っていく姿を見ていたら、なんだかすごくこみ上げてくるものがあった。

          名まえを呼ばれた選手がマネージャー・コーチ・監督とハイタッチを交わす、その短い動作にキャラクターの人格がまるごと現れている。おもっくそコーチ・監督の手を張り飛ばして気合いを入れる田中さんとか、やる気はないけど意識はすでにコートに入ってるつっきーとか、真顔の日向とわくわくを隠しきれない影山の対比とか。

          ただそれだけでもう、この試合は特別な試合なんだってことがひしひしと伝わってきて、「ああ、ついにここまで来たんだな〜」って、息子の勇姿を見つめる母ちゃんの気持ちに。笑

          青城戦が白熱の一戦だっただけに、決勝も期待せずにいられない。

           

          それにしても、今季も櫻井さんは大車輪である。

          3月のライオンで林田先生、ユーフォニアムで滝先生、ジョジョで露伴先生、(以上、先生三冠王)ドリフターズでは安倍清明、オルフェンズのマクギリス、亜人の戸崎、ハイキューで月島兄、舟を編むでは西岡、等々。ここまで来ると、観るアニメすべてに登場してるって感じがする。

          奇人・曲者・狂言回しから、悪役、主人公たちを導く人生の先輩まで、配役もじつに幅広い。年を重ねてこれだけの仕事ができるようになるって、すべて努力のたまものだよなぁ。尊敬する。

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            あなたがいてくれたから 〜「黒子のバスケ ウインターカップ総集編 ー涙の先へー」

            黒バス総集編第2弾を見てきました。

            第一弾は電車遅延で新規映像のTIPP-OFF ACTを見損ねて、ショックのあまり記憶があいまいだった。仕事終わりに慌てて飛び出したせいで、ちょいちょい意識が飛びかけていたし。とほほ。

             

            今回こそはリベンジ!と心に決めて、きょうはしっかり朝いち上映の20分前に劇場到着。

            入場者特典のランダム配布コースターは黄瀬くん。水彩画っぽい塗りが素敵だな〜。グッズ収集癖はないので、このコースターみたいな原画をつかった特典をもらえるとうれしい。

            欲をいえば笠松先輩かむろちんがほしかったんだけど、いざ黄瀬くんのビジュアル力を目の当たりにすると、文句なんてございませんという気持ちになる。うつくしさという名の圧倒駅説得力。

             

            無事、新規OPのTIPP-OFF ACTも観ることができました。

            いやあもう、とにかくかわいかった!!!

             

            フリースタイルバスケを題材に、黄瀬くん、笠松先輩、むろちん、紫原くんたちが華麗なトリックの数々を披露してくれる。

            めちゃくちゃキマってるイケメンコンビと、やらされてる感が見え隠れする紫原、地味にうまい笠松先輩と、それぞれのキャラクターを生かした演出がじつにニクい。火黒も含め、どのペアもとても楽しげで顔がゆるみまくり。

            唯一残念だったのは、一瞬で終わってしまったこと!めちゃくちゃ動いてたから仕方ないんだろうけど…できることなら、5分でも10分でも観たかったよ〜〜〜!

            第3弾はチャリアが登場するかと思うと、それだけでドキドキする。高尾は当然のようにかわいいんだろうなってすでにわかりきってるけど…真ちゃんのフリースタイルなんてまっっったく想像できないんですけど!?

             

             

            ストーリーはすでにテレビアニメで観たものの再編集。

            それでも、陽泉も海常も、ほんとうにいいチームだなぁと、あらためて思った。

            この二校との対戦はどうしても、誠凛より対戦校に感情移入してしまいますね。あらかじめ敗北が決まっているのになお、少しでも後悔の少ない戦いをと祈ってしまう。

            紫原くんはむろちんに、黄瀬くんは笠松先輩に、自分自身でも知らぬうちに変えられていくところがたまらなく好きです。

            ふたりとも、相棒がいたからこそ成長できた気がするんだよね。

             

            むろちんの涙は、いつみてもほんとうにうつくしい。

            ビジュアルだけ切り取れば作中いちばんのアダルトペアなのに、中身は大きい子どもと熱血バスケ馬鹿でしかないむらひむが心から大好きです。ピュアな子どもの心のままでバスケしているふたりだからこそ、殴りあいの喧嘩しても、すぐ仲直りできるんだろうな。腕力は大人以上だろうから、あまり手は出してほしくないけど…。笑

             

            黄瀬くんの目に映る笠松先輩の頼もしさときたらゆるぎなく絶対的で、黄瀬くんをただの「新入部員」にしてしまうなんてこと、笠松先輩じゃなきゃダメだっただろうなと、しみじみ思った。

            「お前はもうキセキ世代の黄瀬じゃなくて、海常高校一年の黄瀬だ」って言われたときの黄瀬くんの、つきものが落ちたように澄んだ瞳にまたしても胸を打たれる。ただ言いたいことをいっただけなんだろうけど、笠松先輩は黄瀬くんがずっとほしかったものをくれたんだよね。この無意識に救われてたってのが、いっそう運命的に思える。

            何度観ても最後には、黄瀬くんは海常にきてほんとうによかったね…という気持ちしかない。

            そして、つくづく黄瀬くんの声は木村さんしかいなかったなぁと。

            黄瀬くんが監督の制止を振り切って試合に出ようとする場面のクソガキ感も、試合後の開き直っているようで割り切れてない感じも、笠松先輩に担がれて泣きじゃくるところも、まさしく黄瀬涼太。声そのものだけじゃなく、さりげない演技のひとつひとつまでが、黄瀬くんならきっとこう言うよね!と気づかされるほどのハマりっぷりで、木村さんの声でますます黄瀬くんを好きになった。

             

            はー、早くEXTRA GAMEが観たいっ!!

            黄瀬くんがゾーンに入れたことが、笠松先輩と海常への恩返しでもあるって信じている。

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              運命に出会ってしまった 〜 映画「怒り」

              妻夫木聡と綾野剛による、うわさの純愛映画「怒り」を観てきました。

              これは絶対ネタバレなしで観たほうがおもしろい映画なので、感想は折りたたんでおきます〜。

               

              東京パートの萌え感想なので、真面目に鑑賞された方はどうぞご注意を。

               

               

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                あなたが私をトクベツにする〜「響け!ユーフォニアム」第8話

                夏アニメもクライマックスに突入中。

                今期もたくさんアニメ観たけど、いちばん夢中になったのは「響け!ユーフォニアム」の再放送という。

                8話のれなくみ回、ちょっと凄すぎた…!

                 

                クールで美人な高嶺の花と夏祭りデート。

                しかも、制服をぬいだ彼女は、ふわっふわの白ワンピに白パンプス…!

                これだけで十二分に衝撃的なのに、お祭りを抜け出してふたりきりで山を登って、意地悪みたいな悪口みたいな「愛の告白」を受けて。いつもなら友だちと過ごしたりしない暗闇の時間、誰もいない場所にふたりきりでいる。

                非日常がふたりの距離をたちまち近づけていくのがわかる。

                たしかに文化祭の準備でみんなと夜の学校に泊りこんだりすると、それだけでぐんと親密になれた気がしたもんだ。

                白いかかとが靴擦れしているのが痛々しくて、それなのに「痛いのは嫌いじゃない」なんていう高坂さん。思わず「なにそれ、えろい」って口に出しちゃった久美子に、「変態…!」なんてさ〜〜〜〜!!!そんなのご褒美でしかない。(真顔)

                 

                夜景を背にした高坂さんは、もはや神々しかった。

                夢みたいにキレイな景色を背にして、天使のようにキレイな女の子が「他人とちがうことがしてみたかった」と、「トクベツになりたい」と、「久美子ならわかってくれると思って」と囁きかけてくる。

                こんなの、絶対支配されてしまう。私が久美子なら、彼女の愛を失いたくない一心で、己の可能性も未来も顧みず、青春のすべてを捧げてしまうにちがいない。

                だって、こんな憧れそのものみたいな女の子が、自分のことをトクベツだって云ってくれるんだよ?トクベツな彼女のトクベツになれるかもしれないんだよ?

                彼女が自分を「トクベツ」にしてくれる。

                自分なんて取るに足りないものだって思っている久美子にとっては、なんて甘美な誘惑だろう。

                この出来すぎた舞台がただただうつくしく思えるのは、青春の魔法がかかっているからでしょうね。これが大人同士なら、甘い言葉の陰には裏がある…って絶対疑うもん。笑

                おそれながらも赤裸々に己の心を差し出し合えるのは、若さの特権だ。

                 

                それでも、ここまで云われて、なお熱血になりきれないところがまた、久美子らしいところ。

                つぎつぎに周囲が「一生懸命」の渦へと飛び込んでいくなか、久美子はどこかで、まだその熱に触れることをおそれている。

                きっと久美子は、いまテレビの前でただ観ているだけの私たちにいちばん近い存在なんだろう。

                なにかに打ち込みたい。夢中になれるものを見つけたい。トクベツになりたい。でも、必死になって、「ああ、やっぱりダメだった」と思い知らされるのがこわい。自分に絶望するのがこわい。

                 

                久美子は変わるのかな。変えられるかな。変わらないかな。

                でもきっと、変わらずにはいられないだろうな。いちど出会ってしまえば、もう知らなかったころには戻れない。

                 

                幼なじみとの初々しい恋模様も、すごくじれったくてかわいい。

                まだあやふやな恋心よりも、手元にある友情のほうがずっと大切な彼女たちがいとおしかった。十代のころの友情って、ほんとうにかけがえのないものだから。

                でも、久美子と麗奈は、友だちでも恋でもなく、すごく「やおい」なんだ。

                そうだよ…私にとっては、このふたりの関係こそがやおいなんだよ…!

                 

                互いが互いに憧れて、焦がれて、気づくとその姿を目で追っている。

                あなたが私であり、私があなたである。ふたりいっしょにいることで「完全」になれる、トクベツな「半身」。

                 

                はー、二期が楽しみです!

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                  Cパートの衝撃!腐女子が導く三段論法。 〜「甘々と稲妻」第10話

                  「甘々と稲妻」10話のCパートの件。

                  二晩考え続けた結果、八木×先生という答えしかでなかったのだが、いかがなものだろう。

                   

                  1.八木ちゃんは、あまいものを作れる。

                  2.八木ちゃんは、高校時代、先生の好きなあまいものが何か、リサーチしていた。

                  3.八木ちゃんは、先生のためにあまいものを作るようになった。(←ややねつ造)

                   

                  この三段論法から導かれる結論って、A.八木ちゃんは、先生が好き。以外にないよな…!?

                   

                  原作だと割と早い段階で小鳥ちゃんが先生への想いを自覚していた記憶があるので、この漫画はむしろ先生×小鳥のほのぼの推しなんだとわかっちゃいるのだが。それでも、ヨコシマな希望が捨てきれない!

                  だって、八木ちゃんてば料理もできるし、自営業で自由も効く。独り身とは思えない面倒見の良さで、つむぎのこともすっかり手懐けてしまっている。なにより先生だって八木ちゃんのこと頼りにしてるみたいだし。親友になら、子どもにはいえない弱音だって聞かせられるでしょう?

                  私はすごくいいお相手だと思うんだけどな〜、八木ちゃん。(お見合いおばさん)

                   

                  先生を餌付けしようとしていた過去(歪曲)をバラされた八木ちゃんの焦りっぷりは、到底、「男があまいものとか恥ずかしい」なんて月並みな理由だけとは思えない…絶対なにか、知られるとやましいことがあるとしか。

                  みんなで楽しく団らんしているように見せかけて、思わせぶりすぎるぜ、Cパート…!

                  ぜひ、先生と八木ちゃんの高校時代の回想、お願いしますっ!!

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                    おまえは俺を殺す気か〜映画「怒り」

                    「シン・ゴジラ」、「君の名は。」と、観に行った映画で立て続けに流れていたこちらの予告篇。

                     

                    観るたびに、ひとりでわなわな震えています。

                    これは生唾呑まずにはいられない…!

                     

                     

                    ※冒頭部分に流血表現あります。

                     

                     

                     

                     

                    このキャステキングを実現してくれた監督と、心のハイタッチ交わしたい!!

                    そうだよ、私が観たかったのは、この綾野剛だよ!!!

                    サンキュー!李監督!

                     

                    どうしたってまっとうな妻夫木と、みるからに日陰者の綾野の落差がもう最高。

                    あ…このふたり、どうしたって惹かれ合ってしまうし、どうしたって幸せにはなれないわ…っていう、悲恋の匂いがぷんぷんしている。いい男が雁首揃えてつらい恋をしてるなんて非常事態を、腐女子として見過ごすわけにはいかないだろう。

                     

                    じつは「婦人画報」には早くもふたりの表紙インタビューが載っていまして。

                    そのインタビューによるとこのふたり、撮影にあたって、役作りのためにホテルで一週間ほど同居していたそうなのです。

                    これまであまり現場で顔を合わせたことがなく、ほぼ初共演に近い状態だったらしいのですが、撮影を終えて互いについて語る口ぶりは、まるで恋する相手について語るかのような熱こもりっぷり。

                    「同居」を提案したのは綾野からだったそうなのですが、妻夫木も「僕もそうしたいと思っていた」と出会った瞬間から以心伝心だった様子。顔合わせのあと、その足で不動産を見に出かけたのだそう。

                    結局、手頃な物件が見つからず、ホテル暮らし(もちろん、ベッドはツインだ)をすることになったという。

                     

                    「予告だけで鼻血ものなのに、これ以上私をよろこばせて、どうするつもり!?」と、立ち読みしながらわけのわからない衝動に駆られ、挙動不審になる私。

                    しかし、綾野氏はわれわれの妄想のさらに上をいっていました…!

                     

                    半身浴しながら台本を覚えている綾野のもとに妻夫木が乱入しちゃうほど、気心も知れて、何もしゃべらなくても心地よくすごせる。そんな蜜月を迎えていた同居生活一週間目。

                    さあ、撮影だという段になって、綾野は突然、ふたりの部屋を去ったというのだ。

                     

                    長く暮らし続ければ、お互いの嫌な部分も見えてくる。妻夫木にはこの共同生活のいい思い出だけを残して、役に臨んでもらいたい。そんな思いから、何も告げずに姿を消したという綾野。

                    いつものように帰ったホテルの部屋で、妻夫木はまるで何事もなかったかのようにベッドメイクされた綾野のベッドを見て、えもいえぬ喪失感を実体験として知ったに違いないだろう。

                     

                    綾野剛…おそろしい子…!

                    いい思い出だけを残して、相手の幸せのために身を引く。そんなの、私の理想の受けでしかないよ!!!

                    つくづくこの人って、「役を生きる」タイプなんだろうな。あまりに体当たりな役作りに、こちらとしてももはや拝んで見るしかない。

                     

                    また楽しみな映画が増えたな〜。

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