「ヤリチン☆ビッチ部」 1 おげれつたなか

pixivで人気の、おバカでエロくて意外と純情な、新感覚男子校BLがコミックス化。
WEBからたのしく読んでいたので、「このタイトルのまま本にはできないよね…!?」と思ってたら、そのまま本になっちゃいましたね。笑

 

父の転勤で山奥の男子校・モリモーリ学園(なんつーネーミングセンスだ)に転校することとなった高校一年生の遠野。楽そうだからと入部を決めた写真部は、じつは「活動内容はセッ○ス」という無法地帯の通称「ヤリチン・ビッチ部」だった!?
キャラの濃すぎる先輩たちに「一か月以内にセックスしないと輪○」を言い渡され、童貞の遠野は顔面蒼白。いっしょに入部した加島(童貞)と助け合い、貞操の危機を乗り越えるべく奮闘する。


男子校・狙われる新入生・危険な先輩たち…というと、私のような年季の入った腐女子はつい、「禁断のギムナジウム」的なイメージを連想してしまうんですが、この漫画にそういう耽美な雰囲気は一切なし!

いまどきのチャラくてイケてるDKが、元気ハツラツで性欲を発散させています。
かといって、アホエロ一辺倒なのかといえば、そういうわけでもない。ヤリ部の先輩たちはみんな、貞操観念が壊れた人ばかりだけど、恋愛に関しては不器用で純情とすらいえる。

「犯すぞ」が口癖なのに、気になる子の前では意地悪ばかり云ってしまう田村先輩や、ほんとうは恋人の明美部長以外とはしたくなさそうな糸目先輩。百合くんはふだんはあきらかにネジが一本外れちゃっているだけに、ふいに見せるまともな表情にドキっとさせられる。

たなかさんの漫画はいつも、身体のゆるさと内面の純情さのさじ加減が絶妙だ。

ヤることは同じでも、切なかったり、いちゃラブ全開だったり、かなしかったり。ハッピーエンドのご褒美だけじゃなく、いろんなエロがつまってるから胸やけしないんだろうな。

 

また、主人公である遠野はいたってまっとうなピュア・ボーイなので(ちょっと人見知りなツッコミ気質)、先輩たちが半裸でバイブを振り回す中、新入生たちはこっちが気恥ずかしくなるくらい、初心で純情な三角関係を繰り広げているじゃありませんか!

私はこの一年生組も大好きなんですよね〜〜〜!!

天然イケメンな加島がほんとたまらない…!真正面から遠野に気持ちをぶつけていくひたむきさに、こっちまで胸が高鳴ります。やっぱり、短髪黒髪攻めはジャスティス!

 

天使みたいに笑顔のかわいいクラスメイト・矢口に、遠野はアイドルへの憧のような好意を寄せている。

しかし、どうやら矢口は、いとこの加島に特別な感情を抱いているらしい。そんななか、加島は輪○回避の言い訳として、先輩たちの前で「遠野と付き合ってます」宣言したうえ遠野キスを。

鈍感すぎる遠野は加島の想いにちっとも気づく気配がないし、いっぽうの矢口ちゃんもただの天使ではなさそう。

入り乱れるやじるしの行方から目が離せない!

 

私自身、初見では露骨すぎるタイトルに軽く引いていたんですが(笑)、読んでみれば意外や意外、まっとうな青春BLじゃありませんか。これだけぶっとんだキャラクターが揃っているにも関わらず、学園ものならではの「ユートピア感」もきちんと備わっている。

斬新であると同時に、王道。ついに学園BLのニューウェーブが登場したな、と感じます。

 

第一印象でスルーしてしまってはもったいない。

キラキラもエロエロも同時に摂取できる、めくるめく青春の味をご賞味あれ。

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    「BLT」 吉田ゆうこ

    ファンを笑顔にしたい、みんなに夢を与えたい、もっとたくさんのひとから愛されたい。
    ただ見捨てられたくない一心で、大人に身体を売ったアイドルグループ「BLT」の一員・浩輔。

    こんなこと、なんてことない。そう思っていたはずなのに、いつまでも純粋なままアイドルでありつづけるメンバー・みさきの笑顔に、苛立ちが抑えられなくなっていく。

     

    アイドル戦国時代ともいえるオタク業界の傾向を受けて、BL界でもアイドルものや芸能ものが増えましたね。

    イケメン百花繚乱の明るくハッピーなものもいいですが、この「BLT」はスポットライトの陰を描く、じつに吉田さんらしい業界残酷物語。純粋だった子どもらが、夢を叶えるために自分の身を犠牲にしていく姿がなんとも痛ましい。

    しかし、欲望と欺瞞に満ちた泥のなかだからこそ、無垢な輝きはいっそう際立つ。

    浩輔が傷つくほどにみさきがアイドルとして研ぎ澄まされていくのが、皮肉でうつくしい。

     

    ふたりの出した結論は、身勝手で、プロとしてはゆるされないものかもしれない。それでもほんとうはみさきがいうとおり、「アイドルで一番になる」のと同じくらい、「ふつうの人としてしあわせ」になるのは大変なことなんだろう。

    だとしたら、自分の理想のためじゃなく、誰よりも大切にしたい人のために人生を選ぶのも、全然ありだよね。

     

    見たこともない「愛」や「夢」を唄いながら、「みんな」のものでありつづけるってことは、やはり心のどこかがずっと孤独なのかもしれない。誰かに愛されたい一心で、自分の幸せを見失った浩輔だけど、今度はたったひとりを愛することで幸せになれたらいい。

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      「おやすみのキスはしないで」 市村奈央

      これまで攻めに事後の世話を焼いてもらう受けは何度も読んできたけれど、受けに後始末してもらう攻めははじめてだよ…!斬新!

      市村さんの書くキャラは、受けも攻めもとにかくかわいい。
      この本の受け・わかばもとってもかわいかった〜!魔性なんてなまやさしいものじゃありません。セックスで攻めの精気を吸って生きる正真正銘の「淫魔」。
      だけど、当のわかばはそういう己のあさましさを嫌悪していて、妹が不眠症のわかばのために雇った添い寝屋の大学生・諒介に、自分を「拘束してほしい」と持ちかける。

      無邪気で好奇心旺盛なふだんのわかばと、淫魔の本性をみせたときのなまめかしさのギャップにノックアウトされてしまった。淫魔だけにちっとも受け身なんかじゃなく、自分からぐいぐい迫っていく襲いっぷりもすばらしい。
      その精力たるや、攻めの諒介のほうが先に搾り取られて、わかばに後始末されてしまうほど。
      面倒をみられて決まりの悪そうな諒介がまたかわいいんだ。

      いくらでもエロコメにできるネタを仕込みながらも、ふたりとも根は純情で、そして恋に真面目。
      わかばは淫魔くせにチャームで誰かを誘惑することをよしとせず、諒介はわかばのチャームに惑わされているんじゃないことを証明するために、ひとつ布団のなかで必死で手を出さないように我慢する。
      ただ気持ちいいことに流されてしまうのではなく、いっしょに幸せになろうと努力する。
      こういう不器用な健気さが、とってもかわいい。
       

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        「ケンジとシロさん」 1 大沢家政婦協会

        通販したと思ったらポチりそこねてて、慌てて再販をゲットしたご本家による「きのう何食べた?」同人誌の感想です。
        委託先の通販サイトどころか、コミックナタリーでも記事が出されていたくらいなので、出版社側もお目こぼし案件なのか?とは思うんだけど、この作品をBLとして読んでいらっしゃらない方もいると思うので。

        念のため、感想は折りたたみ。
         

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          「しあわせのはなし」 歩田川和果

          「ねくたいや」スピンオフの長男編。

          ネクタイ屋の跡取りである佳久と、彼に人生の五分の四片想いしている幼なじみの環。高校生のときにはじめて佳久に告白して以来、3回告白して3回フラれながらも、環はずっと佳久に恋したまま。それでも、かつて佳久を手ひどく傷つけた後悔から、あと一歩が踏み出せずにいる。

          いやー、相変わらず面倒な男たちが自分ルールに縛られて、面倒な恋してる話なんですが。
          佳久も環も、惚れたはれたに周囲まで巻き込んで、何年もすったもんだしてるろくでもない大人たち。それでも好きだというなら、個人の責任の範疇でやってくれという考え方なので、ふたりが互いに傷つけあってる分には、いいぞもっとやれ、という気持ち。
          それなのに今回モヤモヤしてしまったのは、もっともらしくそこに口を挟んでくる外野の存在。

          佳久の弟たちは、環が佳久の気持ちをないがしろにしたんだから、佳久が逆上したのはもっともだと言わんばかりの口ぶり。
          でも、佳久だっていい大人だろ…痴情のもつれに刃物を持ち出すなんて正当化されていいはずがない。
          息子同然の環に男が好きでもかまわないと伝えた口で、店を守るため、外に妾をつくれといわんばかりの老テーラーもなんだか不気味。もっともそうに話しているけど、女を産む機械と思っているといわれても仕方ない言い分だ。
          ほんとうに家の事情も環の佳久への想いもすべて受け入れてくれる女性がいたとして、生まれてきた子どもは「環の子ども」ということにはならないはず。なにより、その女性自身の子どもでもあるのだから。

          本人たちはまったく悪意なく、あくまで「愛」ゆえの言葉だからこそよけいに厄介だ。
          なんというか、みんながみんな、情が濃すぎるんだよな。
          自分が愛するものを守るためなら、誰かが傷つけることもいとわない。歩田川さんの描く恋は、いつだってそういうエゴとエゴのぶつかり合いだな。
          純粋すぎるまっすぐな愛情に、ときに私はひるんでしまう。

          でも、周りがなんといったところで、自分をしあわせにしてやれるのは自分しかいない。結局のところ、自分の気持ちに素直でいることが、しあわせへのいちばんの近道かもしれない。

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            「ブルースカイ コンプレックス」 2 市川けい

            いやー、待ったかいがあった!

            おバカでやんちゃなどこにでもいる男子高校生たちの恋を、とびきりかわいく描いてくれる市川けいさん。
            どの本も大好きなんですが、図書係りを言いつけられた優等生の楢崎と「不良」の寺島の交流を描いた「ブルースカイコンプレックス」は、すこしずつ近づいていくふたりの距離にときめかずにはいられない一冊。
            「相容れなさそう」と思っていた寺島の意外に人懐こい一面を知るたび、野良猫になつかれたようなうれしさを感じるようになっていく楢崎。「同性」に恋する戸惑いと、誰かを好きになる昂揚感。複雑に揺れ動く気持ちが、四季折々の空のもとであざやかに描かれている。ふたりとも感情が面に出るタイプじゃない分、いっしょにいても飄々として見えるんだけど、ひとりになると我に返ってジタバタしてる姿ににんまりしてしまう。
            頭からしっぽまでかわいい大満足の一冊だったのだけど…唯一の無念は、楢崎が理性的すぎて未遂だったこと。
            「家族の気配があるところでしたくない」って、いたって当然の言い分のはずなのに、どこでもサカる攻めが多すぎるおかげで、「楢崎おまえ、やるまえから賢者モードって、ほんとうにDKか!?」と心配になった。
            寺島はいつでもばっちこい状態だというのに!寺島と私のヤル気はどこへいけばいい!?

            そんな据え膳お預け組に朗報です。
            「ブルースカイコンプレックス」2巻は、ふたりのお初を総力特集!若さ爆発のエロをばっちり堪能できます。

            このふたりの楽しいところは、もともと自分の性志向に自覚的だった受けの寺島のほうが積極的なところ。
            待ってるだけじゃなく自分からもぐいぐい攻めていくから、ちょっとリバーシブルっぽい(でもリバ描写はない)雰囲気がある。どちらかが一方的に組み伏せるのではなく、お互いがお互いを欲しがる対等さにわくわくしてしまう。

            猿ガキまるだしな寺島に対して理性派の楢崎は、BLの攻め様らしく教卓に寺島を押し倒したり、家族が下にいるのに無理やり口をふさいでアレコレしたり、なんて暴挙には出てくれない。
            自宅でキス以上のことはゆるしてくれないのに、いつでも遊びに来いなんて寺島を部屋に誘う。付き合ってるのにこれまでとなにも変わらない楢崎の態度に、寺島は「俺ばっかりが」と苛立つと同時に不安になっていく。

            こうして1巻につづいてお預けをくらい、寺島が煮詰まってたところでついにチャンス到来。
            家族が旅行へいくから泊りに来てよと、楢崎に誘われた寺島。
            楢崎お前、ムッツリすけべだっただけか…!
            「これはもうやるよな!?やるしかないよな!?」って期待と不安でぱんぱんになってるはずなのに、表面上はいつもどおり「べつに」って顔をしてるふたりがかわいい。妙な緊張が伝わってきて、こっちまでドギマギしてしまう。
            ベッドの上で正座して「よろしくお願いします」なんて手合せみたいな一礼からはじまって、スマホで手順をおさらいしたり、これまでの経験談に花が咲いたり。相手の経験談に嫉妬するより興奮するって、男らしくて笑ってしまった。
            ちっともスマートじゃないけど、ひとつひとつからお互いを大切にしたいって気持ちが伝わってくる。

            このふたりらしいやりとりにすっかりほほえましくなったところで、スゴいのはこの先。
            ムッツリすけべの本領発揮である。いつもどおり冷静にコトを進めていく楢崎に、さすがこんなときでも予習に抜かりないな〜と感心していたけど、ふだんクールなタイプほどいちどたがが外れると大変なことになるフラグだったのか。
            あれだけ積極的に迫ってた寺島が、はじめて知る快楽にぐずぐずになっていく姿は麻薬的なエロかわいさ…!そんな寺島に煽られて、楢崎もいつもの冷静さをかなぐり捨てて雄の顔をあらわにする。
            いやあ、これぞギャップ萌え!!
            こんなエロい寺島の泣き顔を見れるなんて…もう思い残すことはありません。

            しかし、当事者のふたりにとってはそう簡単な話でもなく。
            あれだけやりたがってた寺島は、楢崎が自分と同じ男だってことに怖気づく。一方の楢崎は、はじめて知る独占欲や支配欲をもてあます。ぼんやりしていた「気持ちいいこと」にリアルに触れたことで、自分のなかにある欲望と直面し、相手を想う気持ちを上回ってしまいそうなその衝動の強さに戸惑う。
            若いですね〜〜〜青いですね〜〜〜。
            ふたりともお互いが好きだからこそ、真剣に心と身体のバランスに悩んでいる。この切実さこそが青春だな…って胸がいっぱいになった。

            お互いをひとつ知るたびに、うれしいことも、こわいことも増えていく。
            知りたくなかったことを知ってしまったりもするけど、思いどおりにならないからこそおもしろい。ひとを好きになる素晴らしさを思い出させてくれるふたりだった。
            はー、市川さんが描く男子高校生BLには青春がつまっていて、いつも読み終えるころにはお別れがさみしいぜ。他愛ないじゃれあいをずっと見ていたくなる。
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              「瞑き流れ」 ジョシュ・ラニヨン

              アドリアン・イングリッシュシリーズ、堂々完結。
              4巻があまりに見事な逆転ハッピーエンドだったがために、逆にこの完結巻がこわくてしょうがなかった。不幸体質のアドリアンのことなので、雨降ってやっと固まった地を自ら叩き割ってもおかしくない。

              さあ、どうなることかとページを繰ってみれば、これまでになく率直にアドリアンへの愛を語るジェイクの姿が!あぁ、よかった!4巻のラストは夢じゃなかった!と安心したのもつかの間。なんと今度は、アドリアンが逃げ腰になってしまっている。
              なるほど、こうきたか…!
              たしかに、これまで不運を人生として生きてきたアドリアンにとっては、この予期せぬ幸福は不幸の序章としか思えなくても無理はない。これまでどんなに絶望的な状況でも傷つくことを恐れず進んできたアドリアンが、傷つかない道を選ぼうとしたことに、彼にとってのジェイクの存在の大きさを思った。

              読者には、ジェイクがアドリアンに惚れ込んでいることがひしひし伝わってくるんだけど、当の本人は自分に愛される価値があると気づいていない。だから、ふいに現れた元彼の誘いに乗ってみたり、終わりを告げながら引きとめようとしたり、無意識にジェイクを振り回してしまう。
              小悪魔だな…アドリアン!
              でも、最も恐れる事態から逃れるために、べつの不幸を受け入れようとするのは人間の習性ともいえること。アドリアンもただ、もういちどジェイクを失う恐怖から逃れたかっただけなのだろう。

              こういう人間らしさが、アドリアン・イングリッシュの魅力ですね。
              ジェイクもアドリアンも正しいだけではない、弱さやずるさを持ち合わせた私たちと同じ人間。それでも愛する者のため、自分の弱さに立ち向かう姿に胸を打たれる。
              訳者の冬斗さんが解説に記されているとおり、このシリーズはアドリアンとジェイク、ふたりの人生の物語だったんだなあ。

              やっと重なった二本の道が、どこまでも長く伸びていきますように。ふたりの人生に幸あれ。
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                2015年、わたしの10冊

                今年もたくさん本を読みました。
                いち年間の感謝の気持ちとともに、とくに印象深かった10冊への萌えをつづって、2015年を締めくくりたいと思います!
                (順番は単純に読んだ順です)


                1.ジョシュ・ラニヨン「海賊王の死」

                ついに完結したアドリアン・イングリッシュシリーズ。
                小説家崩れの古書店主・アドリアン(ものすごい美貌の持ち主なのに、本人は自分の見た目にまったく無頓着)と、絵に書いたようにタフでマッチョな刑事・ジェイク。
                とにかくふたりのキャラクターが魅力的!
                海外小説なはずなのに私の中でアドリアンが不思議と、魚住くんに重なるんですよね。弱いのに強い、正反対の要素が同居してるアンバランスに惹かれてやみません。対するジェイクも、これまで築き上げてきたタフでマッチョな自分と、ほんとうの姿であるゲイである自分とのはざまで揺れ動きつづける姿がとてもリアル。ふたりともたんなる受け・攻めではなく、私たちと同じように日々悩み迷いながら生きている人間。ままならぬことばかりの恋模様に、完結まで翻弄されっぱなしでした。
                なかでも、4巻の「海賊王の死」はまさしく怒涛の展開!いったいこの見事な逆転ハッピーエンドのあとになにがあるっていうの!?と、5巻がおそろしくてしょうがなかっただけに、無事大団円が読めてほっとしました。
                ラニヨンさんの本は、モノクロームロマンスシリーズのなかでもとくに好みに合うので、来年も新作を読めたらいいな〜と期待しています。


                2.宝井理人「テンカウント」

                新刊2冊のみならず、くじにグッズに画集にと新展開続出のテンカウント。
                さすがシリーズ100万部突破!という破竹の勢いですが、ふつうグッズとかくじって、アニメ化が前提じゃないですか。でも、テンカウントの場合、描き下ろしは宝井先生本人の手で描かれてるわけですよね…サービス精神に頭が下がります。
                そもそも巻数つきで年二回新刊が届くなんて刊行ペース自体が、BL界では奇跡。人気作家さんはあたりまえに複数連載抱えてるし、一年に一冊が通常ペースになってるので、年2回ってだけでえ!?もう新刊でたの!?って気がします。
                この生産ペースと、刺激的なシーンであってもうつくしく端整な絵柄、ふたりの心理に焦点をしぼった濃密なドラマ、巻を追うごとに変化していく関係性など、どこを切ってもBLとしての必要要件が高い基準で満たされているのが、この作品の強みじゃないかと。とにかく、BL偏差値が高い。
                宝井先生の描く、硬質で繊細なガラス細工みたいな絵がほんとうに大好きなので、このうつくしい絵でSMプレイを見れるってだけで、毎回歓喜にうち震えています…!
                3巻の寸止めっぷりは、ほんとヤバかったですね!!ここでつづくかよ〜〜〜!!!ってリアルに転げまわりました。笑
                三十路すぎて性に目覚めてしまい、いろいろ持て余してる城崎さんのエロさも尋常じゃないですが、なんといっても、黒崎くんの読めなさがこわくていい。いったいどこまで本気で、どこまで嘘なのか。
                わからないまま進んでいく関係が刺激的で、目が離せません。


                3.綺月陣「いつもそこには俺がいる」(いつもシリーズ)

                十年前の人気シリーズを加筆修正した新装版。毎月1冊刊行されるのが、今年前半の楽しみでした。
                これを読んで、BLっていいもんだな〜!!とあらためて実感。
                傲慢な俺様攻め×意地っ張り美人受けの超王道カップリング。大手広告会社で世界をまたにかけて働くふたりのワーカホリックな仕事っぷり。喧嘩をしては雨降って地固まる、なお約束のラブコメ展開と、こっちが照れてしまうくらいベタあまなピロートーク。
                なにもかもがリーマンBLのお手本みたいな王道っぷり。でも、それがすごくいい!
                そうそう、これが読みたかった!!と膝を打つおもしろさ。
                長年BLを読んでるとついつい穿った読み方をしたりもしてしまうんですが、ベタやお約束ってのは何度読んでもおもしろいから「王道」なんだってことを思い出させてもらいました。
                いちどは作家業引退を宣言されていたので、また本を読めてうれしかったです。


                4.三田織「山田と少年」

                地に足着いた市井のひとびとの地味BLを愛する私にとって、このうえなくど真ん中な一冊。
                ゲイの高校生・ちひろと、雪の日に倒れた彼を拾った社会人・山田。
                これだけならいくらでもある年の差設定なんですが、攻めの山田がブルーワーカーの建設作業員なところがいいんですよ!!
                めっちゃ地に足着いてる!!!
                なんか攻めって、「いい仕事してないとダメ」「年収600万円以上じゃないとダメ」みたいな風潮があるけど、そんなことないと。男はハートだと。いざとなりゃ、受けが稼げばいいやんと。
                そんなことひとっ言も描いてませんが、勝手にそういうメッセージを受信して、斬新!当世風!!って興奮してました。笑
                山田は「立派な大人」なんかじゃなく、そこらにいる気のいいふつうの兄ちゃん。ちひろと恋して、いっしょに少しずつ成長していく姿が素敵でした。
                読んでて心から「幸せになってくれ…」と思えるふたりだったので、同人誌で幸せいっぱいの後日談を垣間見えてうれしかった。


                5.ZAKK「CANIS−Dear Hatter−」

                とにもかくにも、絵がうますぎる!!!!
                漫画における「絵のうまさ」って、単にきれいに正確に描けるというだけではなく、どれだけ世界観を作り上げられるか、演出や緩急もかかわってくると思うのですが、ZAKKさんの漫画を読んでいると、まるで海外ドラマのなかに引きずり込まれたような気分になる。
                キャラクターの息づかいや立ち上る湯気の温度まで、画面を超えて伝わるような絵なんですよねえ。線の一本一本までしっかり血が通っている。シャワーシーンの立ち絵一枚に悩殺される感覚は、ほんと頭を打ち抜かれるよう。絵から放たれる色気が尋常じゃない…!
                絵と同様、ストーリーもじつに無駄なくスリリング。こんな「読んだことない」漫画と、ふいうち食らうみたいに出会えるのもBLという宇宙が持つ魅力だなあ。


                6.杉本亜未「ファンタジウム」

                作家が魂を削り、いろんなものと戦いながら生み出したにちがいないこの漫画を無事完結まで読めたことに感謝したい。
                良くんの言葉には、何度もはっとさせられてきた。
                あたりまえと思ってやりすごしている多くのことは、ほんとうにあたりまえなのか。ちゃんと自分の目で見て、自分の頭で考えて、生きることができているか。
                北條さんに「お前にとって手品とはなんだ」と問われ、良くんが「意味なんてないよ」って答えるシーンがあるんですが、あとがきで杉本さんも描かれているとおり、楽しいことや感動することに意味なんてないんですよね。
                お腹がすいたらご飯を食べるみたいに、無意識に息をしてるみたいに、私たちは「魂の糧」となるものを求めずにはいられない。私が本を読むことにもきっと意味なんてないけれど、だからこそ私は読み続けるんだと、読まずにいられないんだと、気づかされた気がしました。
                これからも道に迷う時は、本を開いて何度でも彼らに出会いたい。心の道しるべみたいな漫画でした。良くん、ありがとう。


                7.小松「それから、君を考える」

                今年のベストルーキー賞!
                読んでいるあいだずっと透明ななにかが心の奥からあふれてくるような、とびきりのセンシティブがつまった一冊。
                十代の頃のキラキラした感情なんて、異国のおとぎ話みたいにもはや遠い過去の遺物。それなのに、この漫画を読んでいると、希望と不安と焦燥に満ちていた「あの頃」を思い出して、わ〜〜〜〜〜!!!っと叫びながら駆け回りたくなる。
                大人になること、誰かを好きになること、ひとりじゃどうにもできないことがあること。
                そういう当たり前のひとつひとつに、胸を痛めていたころが自分にもあったなあ、となつかしくも狂おしいような気持ちにさせられた。
                小松さん、仕事忙しくて全然漫画描けてない…ってつぶやいてたけど、まじがんばってくださいお願いします!!ずっと待ってますから。


                8.サンクチュアリ「あの素晴らしい愛をもう一度」

                同人誌です。二次創作です。でも、私の私による私のためのベスト10なので、いいんです。
                これも〜〜〜めっっっっちゃおもしろくて、同人ってこんなすごい漫画があるんだ!!って衝撃を受けました。
                まず表紙からして最高!宇宙服を着てるアルに、軍服のアーサーがキスしようとしてる絵なんだけど、このふたりを見ているだけでせつなくていとしくて、頭ぱーんってなりそうになる。
                一枚絵だけでふたりの長い歴史を物語ってしまえるところは、ほんと二次の強みですねえ。わかってるものだけが楽しめる、共通理解のもとにのみ成り立つ世界なんだけど、それだけに尋常じゃなく濃い愛が注ぎ込まれている。
                このサークルさんの漫画には、グロテスクだったり猥雑だったり残酷だったり、人間のなまなましい部分がごろっと転がり出てきてぎょっとさせられることがあるんだけど、それと同じように、涙がでるほどうつくしいものや、わすれらない大切な宝物みたいなものも描かれている。そういうのぜんぶひっくるめて人間!みたいなところが、たまらなく好き。
                単純な現パロではなく、四畳半BLにふたりの歴史をぎゅっと濃縮還元したみたいな構成もほんとすごい…。お兄ちゃんでいたいアーサーの気持ちも弟じゃいられないアルの気持ちもとにかく切なくて、読んでるあいだ中、ずっとうるうるしてた。ツンデレとツンデレって、ほんとめんどくさくて最高だな!!
                エネルギッシュな作画も魅力的。回想シーンにみなぎる詩情に、ノスタルジーをかきたてられました。
                あと、最後のプリクラの小話がめちゃくちゃかわいい!何度読んでも萌えます。


                9.はらだ「よるとあさの歌」

                はらださんは今年出た3冊どれもおもしろくて迷ったんですが、いちばん衝撃だったのは「よるとあさの歌」。
                いままでも散々ゲスだクズだと言われてましたが、今回はもうほんと、決・定・版!!
                出てくる人間ことごとくろくでなしだらけで、さすがにこんなDQNに萌えるわけには…とドン引きしてたはずが、最後には感極まってぷるぷるしていたんだからもう、平伏するしかない。「不良が動物に優しくしてるといい奴に見える」のお約束を、10倍に濃縮還元したみたいなギャップ萌えが詰まってて、最初のクズっぷりと最後の純愛っぷりのギャップに、ガツンとやられてしまいました。
                カップリングも自分のなかでは「逆やろ!」って思ってたのに、最後まで読むと、このふたりはこれでよかったんだろうな…と思わされてしまった。リバはありでも、逆CPは無理と思ってたのに…はらださんのプレゼン力、ただものじゃない。
                これまで読んだ本のなかでも屈指の拷問シーンがあって、興奮のあまり眠れなくなったのもいい思い出。


                10.おげれつたなか「エスケープ・ジャーニー」

                今年最後に飛び出てた大本命!
                「このBLがすごい!」でも「恋愛ルビ」が2位にランクインし、人気急上昇中のたなかさんですが、個人的には今年最後に刊行された「エスケープ・ジャーニー」がダントツにおもしろかった。
                たなかさんは、イマドキの若者を描くのが抜群にうまいですね〜!たしかに東京の大学にいるよ、こういう奴!という絶妙のシャレオツ感や台詞まわし。男同士ならではのガチな喧嘩っぷりもリアルで、読むたび「あるある」とにんまりしてしまう。
                BL版桂正和みたいな、顔は漫画だけど身体はグラビアみたいにリアルな絵柄も、作風にぴったり。
                キャラクターの喜怒哀楽の表現がじつに豊かで、とくに怒りや、泣きの感情には、ぐっとひきこまれる引力がある。これがあるから、がっつり大胆なエロでも下品にならず、物語の一部として読めるんだろうなと。
                水族館で隠れて手を握るシーンは、今年のベスト萌えシーンです。くっそ…まさかこんなリア充に萌える日がくるとはな…!でも、普段イケイケ(死語)が、強引にされるとしおらしくなるとかほんとたまらん!!
                宝井さんと同じくたなかさんも筆の早い作家さんで、しかも届く作品がことごとくおもしろい。2016年も全力で楽しみにしています。


                ほかにもおもしろかった本は山ほどあって迷ったんですが、忘れられないシーンや言葉があったものを10冊選びました。
                次点では、絢爛たるコスチュームプレイとともに、童顔髭受けというニッチな萌えを堪能させてくれた鈴木ツタ「BARBARITIES」。5巻に渡る長期連載が見事大団円を飾った、日高ショーコ「花は咲くか」。かわいいふたりは大人になってもかわいかった、雨隠ギド「青い鳥より」。さみしさにつけこむ大人のずるさに萌えた、京山あつき「ヘブンリーホームシック」。ストリーテラーの本懐を見せてもらった、国枝彩香「スピンアウト」。笑って笑って泣けた、村上キャンプ「BAMBA BURGER」。同人誌では、肉汁「ランドマーク」にも胸をかきむしられました。

                イベントにでかけたりアニメをたくさん観たり、これまでにない萌えに触れて、ちょっと世界がひろがった一年でした。
                ここにコメントくださったり、そっと見ててくださった方も、どうもありがとうございました!基本ぼっちなので、反応をもらえたり、読んでもらえるだけでとても励みになりました。
                来年も心と萌えのおもむくまま、突き進みたいと思います。

                それでは、みなさまよいお年を。
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                  「マザーズ スピリット」 エンゾウ

                  2016年、トンチキ・オブ・ジ・イヤーの登場だ〜〜〜!!!

                  たまにはちょっと、変わったものも食べたくなるときがありませんか。
                  「ええ〜?これ、美味しいの〜?」って、おっかなびっくり口にしたら、意外にもうまかった!食べるまえと食べたあと、ビフォーアフターで2度楽しめる!みたいな。
                  せつないセンシティブやかわいいラブコメももちろん大好物なんですが、トンチキBLはまた別腹。
                  そこにこの見るからに「ふつうじゃないな!」という表紙。外国人攻めBLはたくさんあれど、こんなワイルドな攻めはなかなか見たことがない。見てください、この丸太みたいな腕…!
                  これは買いだな!と喜び勇んでレジへ直行しました。

                  変わり者の理事長の独断によって、未開の島国からやってきた少数民族の青年・カルタカの留学をサポートすることになった大学職員の筒月。これまで文明に触れたことのないカルタカは正真正銘の原住民。英語すら話せない彼と、どうコミュニケーションをとればいいものか悩む筒月だったが、村に残してきた仲間たちのため真摯に勉強に取り組むカルタカの姿に、なんとか彼の力になりたいと思うようになる。
                  ところが、キスを親愛の表現と勘違いしたカルタカに口づけられたのをきっかけに、筒月はカルタカのことを意識するようになってしまう。

                  まるで過去から未来へ連れてこられたようなカルタカの反応が、とにかくおもしろくてかわいい。
                  ケータイ電話に「箱の中に人がいる!」と大騒ぎしたり、トイレのウォシュレットに驚愕して、敵襲を受けたかのような形相で飛び出してきたり。イケメンが本気で怯える姿って、逆に迫力がありますね。笑
                  そして、これまで余計な情報にさらされていない分、カルタカの心根はとてもピュア。
                  自分の面倒を見てくれる筒月の名まえをちゃんと呼びたくて、一心に日本語の発音を練習したり、筒月がひるむほどのまなざしで「親愛の証」を求めてきたり。こんなイケメンが、片言で迫ってくるって反則だよな〜〜〜!!!片言ってだけで、いい奴オーラが倍増するもんな!そりゃあ男でもときめいてしまうよ…!

                  カルタカがピュアなだけに、日本での暮らしのことから夜のことまで、いろんなことを筒月が教えてあげなきゃいけない展開も大変おいしかったです。奥手な受けが、攻めのためにいやらしくなるって最高ですね!
                  カルタカはとても勤勉なので、攻めとしても驚くべき成長を遂げてくれるんだろうな…と想像するだけで夢が膨らみます。
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                    「初恋の嵐」 凪良ゆう

                    バカなボンボンだけど育ちがいいだけに根はピュアな蜂谷。
                    貧しい家庭を支えるため悪徳弁護士を目指す超現実主義の入江。
                    お互いにゲイと知りながらも、「好みじゃない」とそっぽを向いていたふたり。ところが、身分を偽った入江が蜂谷の家庭教師をすることになったのをきっかけに、蜂谷は理想とは正反対だったはずの変人ダサ眼鏡に惹かれてしまっている自分に気づく。

                    高校時代からはじまって、大学、そして社会人に至るまで、じつに10年に及ぶふたりの初恋物語。
                    己のプライドにかまけてばかりでちっとも蜂谷の気持ちに気づかないばかりか、自分の恋心にすら無自覚な超絶鈍感な入江も、一途に入江を想いながら親友としての関係を壊したくなくて不毛な遠まわりばかりしている蜂谷も、ふたりともバカで、バカすぎてかわいい。

                    「告るならいましかない!」って手に汗を握るたびに、揃ってとんちんかんな勘違いや早とちりをぶちかましてくれるもんだから、こっちは気が気じゃなかった。
                    でも、どうみても両想いなのに、本人たちだけは片想いだって思いこんでる状態って、最高に楽しいですね。
                    ああ〜〜〜もう、なんでそうなるんだ〜〜〜〜!!!??となんどもツッコミいれまくりながら、じれじれもだもだしっぱなしの初恋を堪能しました。
                    鈍感にもほどがある入江だったけど、いちど自覚してしまえばいろいろ際限がなさそうだし、蜂谷のほうも結局入江をあまやかしてしまうので、この先はなんだかんだであまい生活だろう。

                    そして、蜂谷の幼なじみでありゲイ友である花沢。
                    抱かれたいアスリート1位のイケメン陸上選手でありながら、パンケーキとぬいぐるみをこよなく愛するオトメン。全力で蜂谷の恋を応援し、ときに入江をどつきながら、自分もいつか素敵な恋をする日を夢見て競技に打ち込む。
                    彼はもはや、名脇役を超えた第三の主人公だったな、と。いつの間にかふたりの恋と同じくらい、彼の人生を応援していました。
                    いつか花沢の恋のお話も読めたらいいな〜なんて。(チラッ)

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