「大胆不敵ラブコール」 塔サカエ

歳をとったせいか、近頃じゃ高校生くらいの子が全力で青春している姿を見ただけで、なんだか泣けてきてしまう。

涙腺がもろくなって、困ったものだ。

 

この漫画のふたりも、バカで不器用でとにかく一生懸命。

壊れ気味の涙腺を、見事直撃されました。

 

コミュ力抜群の金髪ムードメーカー・垣本は、高校進学早々、風邪で一週間休んでしまったクラスメイトの沖くんを家まで迎えにいく。クールで人見知りな沖くんの友だちになろうと奮闘する垣本だったが、沖くんのガードは固く、なかなか心を開いてもらえない。

それでも、どうにか手作り弁当を味見してもらえる仲になった矢先、転勤族の父に伴って転校することが決まってしまう。

 

めちゃくちゃ人懐こい垣本と、必要以上に人との距離を詰めようとしない沖。

正反対のふたりだけど、その両極端な性質の根っこに、ぬぐいされない「淋しさ」があるところはよく似ている。

 

仲良くなってもすぐお別れしなきゃいけないことを受け入れてしまっているから、垣本はいつだってにこにこ笑って、広く浅く、離れ離れになったって傷つかない関係を築いてきた。

どんなときも笑ってさえいれば、かなしくならずに済む。

そんな垣本にとって、親しくするほど迷惑そうな顔をする沖くんは、はじめから気になって仕方ない存在だった。

垣本がいろんなことに本気になれないように、沖もまた、何かに心を預けることを恐れている。

もしかしたら垣本は無自覚に、沖が抱える孤独に気づいていたのかもしれない。

 

だけど、ふたりとも未熟で、まだまだ自分のことだけで精一杯。

なんで離れてもお互いのことが気になって仕方ないのかなんて、単純な問いの答えにも大きく遠回りしてしまう。

あんなに沖くんに夢中だったくせに転校先であっさり彼女をつくってしまう垣本も、自分から電話しておいて何も言えずに叩き切ってしまう沖も、ほんっと〜〜〜に不器用すぎる!

でも、このじれったさが青春の醍醐味。そして、自覚してしまったら止められないのもまた若さゆえ。

沖くんへの気持ちを自覚した垣本のアプローチは、ちょっとまぶしいくらいにド直球。

相手の気持ちを試したり、卑屈になって想いを捻じ曲げることなく、垣本はまっすぐ沖への真心を伝えつづける。その姿はまるで「北風と太陽」の太陽そのもの。

 

シンプルに想いを伝えることって、簡単なようで難しい。

一生懸命に互いを想い合うふたりの姿に、あらためて恋ってすばらしい!と感動してしまいました。

 

友だちの延長線みたいなふたりだったので、ちゃんと想いを遂げられるんだろうか!?と心配したけれど、ドッキドキの初体験では、予想外にエロい沖くんが拝めて大満足!

垣本にドロドロにされて泣いちゃう沖くんかわいすぎか…!

 

ぜひ、沖弟と幼なじみのスピンオフもお待ちしております。

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    今週のジャンプ

    トップブリーダー・赤葦くん、見参!

     

    ひと仕事終えて、束の間の休憩時間を過ごす烏野メンバー。

    日向はさっそく、春高グッズの買い物へGO!

     

    その頃、梟谷は別会場で第一試合の真っ最中。

    試合早々、しょぼくれモードに突入してしまった木兎さんの不調の原因は、なんと「目立ちたがり」。

    メインアリーナよりお客さんが少ないサブアリーナでの試合に、気分がノらない木兎さん。

    ほんっとーに精神年齢は小学生男子だな!?

    「アホか〜〜〜!!」ってな理由だけど、チームメイトたちの言うとおり、緊張とは無縁の精神力は弱点である反面、いざというときには頼りになる。まったく動揺することなく、エース分まで仕事をする先輩たちが実に頼もしい。

    梟谷の強さはやはり、気分屋のエースを支えるチームの総合力に他ならない。

     

    そしてなんといっても、どんなときでも木兎さんをノせてみせる赤葦の内助の功!!今週もきっちり女房役を果たしてくれました。

    たまたま試合を観に来ていた日向まで、エースのやる気を盛り立てるためなら使えるものはなんでも使う覚悟。

    セッターとしてというより、木兎さんをコントロールするための能力ばかりが研ぎ澄まされていっている気がする…。

    こんな「木兎専用機」みたいな進化を遂げてしまって大丈夫なのだろうか?いやいや、木兎あるところに赤葦ありってことですね!

    ふたりの未来予想図に期待しか持てません。

     

    赤葦たまにはノッてきて!って木兎さんはいうけど、木兎さんがいつもノリノリでいられるのは、間違いなく赤葦くんのフォローのたまもの。後輩だから遠慮してるとか、正直ウザいというわけじゃなく(ちょっとはあるかもだけど笑)、赤葦くん自身が絶好調の木兎さんが見たいからこそ、ノるよりノせることに徹しているんだろう。

     

    赤葦くんって、予想以上に木兎さんのことを尊敬していたんだな。

    少しでも長く先輩たちとバレーができるといいねえ。

     

    以下、今週のいーたいほーだい。

     

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      2と2.5

      お得意先の元担当さんと食事会。(酒精をたしなんだのは私のみなので飲み会にあらず)

      公私混同上等で、いちどいってみたかった韓国料理店をチョイス。サムギョプサル、ラーメンサラダ、豚肉とジャガイモのチヂミ、フライドチキン、鶏鍋、〆の雑炊、デザートと、細身の新入社員さんが音をあげるまで食べまくった。

       

      こんなに腹いっぱいで帰るのは久しぶりだ〜。飲み会だと、食べ足りずに終了することがほとんどなので。

      店員さんも感じよく、駅から近くて便利だったし、また使いたい。

       

      ―――――

       

      スタミュミュのチケット、ギリギリゲットだぜ!

      ことごとく先行抽選に敗れ去り、ついに訪れた決戦の一般発売日。

      発売開始時間である10時5分前から、セブンイレブンのマルチコピー前に時報聴きつつスタンバイ。

      10時の時報と同時に購入ページにアクセスしたら、なんとか希望日のチケットを確保できました。

       

      念のため別の曜日の空席も確認してみたけど、休日中心に早々と完売していた模様。

      ちゃんと発売時間に待機していてよかった。2.5次元舞台はどこも激戦なんだなぁと実感。

       

      舞台の前に、一期DVDでアヤナギ・ショウ・タイムをおさらいせねば。

       

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      黒バス劇場版、特報第2弾がすごいことになっていて、2週間後が待ちきれない。

       

       

       

       

      中学生の火神くん!!!!!

       

      このキラッキラ少年が、失望して挫折して、手負いの虎みたいにトゲトゲした高校生に成長するんだと思うと、「思春期ってすばらしい!!!」って気持ちでいっぱいです。

      火神くんの生い立ちに関しては知りたいことだらけなので、もし劇場版で回想くるならめちゃくちゃうれしい。

       

      涙を浮かべて拳を差し出す黒子っちに、早くもおばちゃんは号泣する準備完了です。

      永遠に「光」と「影」のままでいることはできないかもしれないけれど、ずっといっしょにバスケをやることはできる、というのが私なりに描いた彼らの未来だったから、公式でふたりの未来を見届けられるかもしれないって、ドキドキしています。

       

      バスケシーンもめちゃくちゃかっこいい。とにかく早く観たい!

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        それもまた愛のかたち〜「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」#46

        今週の鉄血感想。

        おおいにネタバレを含みます。ご注意ください。

         

         

         

         

        ヤマギくんが好きになった人は、ほんとうにかっこいい人だったんだなぁ。

        もう会えないのに、「ああ、あなたのそういうところが好きだった」ってまた思い知らされるなんて、なんて残酷で、なんて幸せなことだろう。

         

        シノがいなくなって、自暴自棄になりそうになりながら、それでも仕事をしているヤマギの姿に気が気じゃなった。

        ヤマギにとっての居場所は、鉄華団ではなく、「シノがいる場所」だった。唯一のよりどころを喪ったことで、ヤマギが自分自身の存在意義も見失ってしまうんじゃないかって、こわくなったのだ。

        これまでずっと控えめで、みんなの背中の後ろに隠れていることの多かったヤマギが、あんなに感情をあらわにするなんて。

        それほどまでに、彼にとってはシノがすべてだったんだと思うと同時に、それでも仕事を投げ出さないヤマギがせつなかった。

        どんなに苦しくても、どんなに哀しくても、彼らには悲嘆にくれる暇すらない。

        弔うことすら満足にできないまま、進み続けなければならない。

         

        シノがヤマギをどう思ってるのか、ずっと知りたかった。

        ヤマギの想いが、報われてほしかった。

         

        いまも心のうち全部わかったわけじゃないけれど、ユージンが教えてくれた言葉から、これが彼なりの愛し方だったんだと思った。

        「自分みてぇなのを好きになってくれる」相手のため、自分ができることはなんなのか。大好きな場所を守るため、できることはなんなのか。そのたったひとつに、シノは命を賭けたのだ。

        いまヤマギが生きていることが、シノの愛の証だとすれば、無闇に自分の命を投げ出すことなんてできないはずだ。

        彼が挑んで掴み取った未来を、生きなければならない。

        たとえそれが、ヤマギの望んだ未来ではなかったとしても。

        まるで呪いのような愛だ。でも、それすらもう、幸せなことなのかもしれない。

         

        シノは鈍感なだけじゃなくて、ほんとうに器のでかい奴だったんだなぁ。

        私が思ってたよりずっとずっと、ちょっとずるいくらいにいい男じゃないか!

        ヤマギの気持ちを知ったシノが、「男同士」だからではなく、「身内でそういうのピンとこない」と言ったのがうれしかった。異端だからといって遠ざけたり、嫌悪したりするのではなく、「いろんな奴がいる」という彼らしいおおらかさでヤマギの想いを包み込んでくれた。たとえぴったり同じ気持ちじゃなかったとしても、ヤマギの真心に、シノなりの愛情を返しつづけてくれた。

        シノはどんなときも、ヤマギが好きになったシノだったんだね。

        好きになってよかった。愛してよかった。

        とても誇らしくてうれしいのに、ヤマギがそう思えるのはいつだろうかって思うと、苦しくなる。

         

        シノもほんとうは、ヤマギのところに帰ってきたかったんじゃないかなぁ。

        すべて受け入れたかのようなシノの出陣は、ヤマギを泣かせないためのやさしい嘘だと思っていたけど、ユージンの話を聞いていると、もしかしたら、シノも同じだったのかな。

        シノなりに考えた、ヤマギとの「これから」をシノは伝えてくれたの?

        それを問うことができないのが、残念でならない。

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          「それに名前をつけるなら」 鮎川ハル

          これ大っっっ好き…!童貞年下攻めバンザイ。

           

          鮎川ハルさんは、ふつうの男の子たちのアレコレを描かせると絶品だ。

          とくべつイケてるわけでもなく、かといって、スクールカーストの最下層ってわけでもない。彼女ほしいな〜なんて夢想しながら、仲のいい友だちとバカやって貴重な青春を空費している男子高校生や大学生たち。

          そんな等身大の男の子たちの恋模様を、ときにくすっと笑ってしまうコミカルさを交えつつ、丁寧に描き出してくれる。

           

          この漫画の主人公である佐野もまた、どこにでもいそうな男子高校生。

          合コンやりまくりのキャンパスライフに夢を馳せつつ、草野球でムラムラを発散させている。

          友人とでかけた大学の学園祭で、女の子相手にもスマートなサブカル眼鏡の大学生・藤田と知り合った佐野は、藤田をモテの師匠とあがめるようになる。ところが、失恋して涙する藤田の姿を見てしまい、なぐさめるうち、藤田から「俺で童貞切ってみない?」と衝撃的な提案をされ、つい流されてしまう。

           

          やりたい!童貞捨てたい!という勢いだけで藤田とカラダの関係を持ってしまった佐野だが、ものなれているくせに、ふと無防備な一面を見せる藤田に翻弄され、だんだんと恋を知っていく。

          大人な藤田に追いつこうと、精一杯背伸びする佐野の純情っぷりがとにかくツボ!

          入れてすぐ動くなといわれてフリーズしてしまう童貞らしさ全開の気遣いには、藤田さんも思わずわらっちゃってたけど、こういうひたむきさが佐野のいいところである。

          そして、「そーゆー時はキスしてよ」なんて、さらっと誘ってしまう藤田さんもまた、罪深いかわいさ。

          佐野視点で描かれているので藤田がものすごく大人に見えるけど、ほんとうは藤田だって余裕なんてないのだ。童貞の後輩で遊んでいるように見せかけて、ノンケの佐野がいつ我に返るのか、不安を抱えている。

           

          蓋を開ければ、恋に不器用な者同士、とにかくかわいいふたりだった。

          体育会系ゆえか、付き合ってからも師弟関係が抜けなくて、おねだりするときに敬語になってしまう佐野に萌え死にそう。

          どんくささ全開の佐野くんも、いつか藤田さんに言葉責めかましたりする日がくるんだろうか…と思うと、心底年下攻っていいものですね!!この妄想だけでご飯3杯おかわりできます。

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            今週のジャンプ

            烏野、春高初戦突破!!

             

            試合が終わってはじめて客席に先輩の姿があることに気づき、緊張を実感する大地さん。

            それだけ、必死だったってことだろう。つっきーや影山がいつもどおりでいられるのは、プレー以外のいろんなもの全部、三年生たちが背負ってくれているおかげだ。

            みんな、ほんとによくがんばった!

             

            烏野の二回戦出場が決まったところで、ライバルチームの戦況も紹介。

            このへんずっと、主人公の日向視点ではなく、三年生視点で進んでいくところがおもしろい。たしかに、変人コンビはほかのチームの動向なんて気にしていなさそうだもんな。相手がどうかってことより、自分たちがどうするかってことだけ考えていそう。

             

            安定感抜群のレシーブ力で、粘り強く着実に勝ち星を挙げた音駒。

            いっぽう梟谷は、ゲーム早々に木兎さんが「しょぼくれモード」に入ってしまうという、異常事態発生!?

            いまこそ、赤葦の内助の功が試される…!

             

            以下、今週のいーたいほーだい。

             

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              流星のごとく、まっすぐに〜「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」#45

              ※鉄血最新話ネタバレ祭り。ご注意ください。

               

               

               

              ああ、今週はもう「シノヤマ劇場版」と銘打ちたいくらい、ものすごくものすごくものすごくシノヤマでした…!

              むしろ、シノヤマすぎた…!ここまでシノヤマじゃなくても…!なんて、恨み言すら言いたくなってしまうくらい、これ以上、云うべきことがないくらい完璧なシノヤマで、見終わって、ショックなのか満足なのか、なんだかよくわからない状態だった。

               

              革命派の青年将校のなかに紛れ込ませた間諜に違法武器によって自軍を攻撃させることで、同じ違法武器による大規模報復を正当化したラスタル・エリオンの策略により、マクギリスら革命派の艦隊は半数が壊滅。

              鉄華団もホタルビの管制システムにダメージを受け、多くの犠牲者を出すことになる。

              圧倒的な戦力差はもはや明白。

              しかし、マクギリスが掲げるバエルの剣のもと、帰る場所など持たない少年たちは、ただ前へと突き進む。

               

              シノはほんとうに仲間想いの気のいい奴で、彼がいるところにはいつも笑いがある。

              それは、こんな悲壮な戦況下でも変わらない。

              大怪我して帰ってくれば、まるでコントみたいに痛がって冗談みたいにしてしまうし、死地にのぞむ決死の作戦も「スーパーギャラクシーキャノン」なんてふざけた命名とともに語られると、心配するほうがバカなんじゃないかって気にさせられてしまう。

              あんまりシノがいつもどおりで、ここがどこかってこと、忘れてしまっていた。

               

              鉄華団はただ前へと突き進むことでここまできた。

              なかでもシノは、鉄華団きっての猪突猛進の一番隊長。一期ではお調子者で向こう見ずな面が際立っていたが、仲間の死によって己の無力を知り、あたらしい仲間と出会って守るものも増えた。二期でのシノはただ勢い任せというわけではなく、ともに戦う者を鼓舞し、うしろにいる仲間たちの盾となろうとするような覚悟が感じられるようになった。

              オルガや三日月、ユージンや昭弘。それぞれが、それぞれのできること、やるべきことをまっとうするなかで、シノは自分の役目を「どんなときも突き進む」ことだと決めたのだろう。

              ずっと隣にいたヤマギは、笑顔の下でシノが覚悟を決めていたことに気づいていたんじゃないかと思う。

              本人すら気づかないうちに、彼が死の覚悟を決めてしまっていることに。

               

              ヤマギくんは、どんな思いでこの最終兵器を整備したんだろう、と考えてしまう。

              シノは男の子がスーパーカーに憧れる無邪気さで強さを求めるけれど、強くなればなるほど、その強さに値する危険な戦場へと赴かなければならなくなる。三日月が強さの代償に自由を支払ったように、大きすぎる力は使うものの命を削っていく。

              自分からシノを奪うかもしれない武器を、ヤマギは自らの手で完成させた。

              それは、鉄華団や仲間のためではなく、ただシノのためだったんだと思う。

              ヤマギもまた、シノの「相棒」という役目を、最後までまっとうしようとしたんじゃないだろうか。

               

              どんなときも、シノは勝手に決めて、勝手に突っ走っていく。

              ヤマギは文句をいいながらも、シノに頼まれると断れない。ヤマギには、命をかけて戦っている戦士の領分に、守られているだけの者が口を出してはいけないと思っているような節がある。

              だから、シノが何をしていてもやめろとは言わない。「ひとりで行けよ」と突き放して、ぎゅっと自分の殻にこもろうとする。そんなヤマギの頑なさなんてお構いなしに、シノは何度だって笑いかけるのだ。

              このシノの無邪気さに、ヤマギがどれだけ救われて、どれだけ傷つけられたのかと考えるだけで、永久機関的に萌えられる。

               

              艦に帰還したシノのコックピットにヤマギくんが駆けつけてからシノの再出陣まで、あらゆる場面がめくるめくシノヤマだった。

              シノがヘルメット同士をぶつけてヤマギを黙らせた場面、これが宇宙空間じゃなければ、間違いなく口で口をふさぐやつでしたね…ここが宇宙でよかったのか、残念だったのか、もはや私には計り知れません。

              そして、ここにきてついに、一期から全シノヤマ民を釘付けにしてきたシノの「おねえちゃんの店」問題が再浮上。まさか、ここにメスを入れてくるとは…!

              脳裏を埋め尽くす「公式公認キターーーーー!!!」の弾幕!

              5回繰り返し観てやっと、「シノを喪うかもしれない状況で、一片の疑いもなく帰ってくること前提の話をするシノの無邪気さにやりきれない思いがするヤマギ」というルートに思い当たったものの、正直、初見では「自分の恋心にも気づかず、お姉ちゃんの店をおごってやるなんて無神経発言のうえ、ふたりで飲み明かそうなんてうれしがらせを口にするシノがいとしさ余って憎さ百倍のヤマギ」というルートしか思い描けませんでした。

               

              ヤマギくんの前髪を掻き上げるシノ、ほんっとなんなん!!?

              ヤマギくんの顔を見ておきたかったの?やわらかそうな髪に触りたかったの?いつも隠されてる綺麗な青い瞳に、ちゃんと自分を映しておきたかったの?

              基本的にスキンシップが多いふたりだけど、ヤマギくんの素顔がはじめて晒されたのが、シノの前でっていうのがほんとうにプレシャスすぎて、いくら感謝しても感謝しきれません。

              シノにとって、この任務は終わったら祝杯をあげるべき一世一代の大仕事。しかし、ヤマギにとってはシノを死地へと送り出さなくてはならない苦境に等しい。

              ヤマギの「ふざけるなよ、ひとの気持もしらないで」は「ふたりで」ではなく「飲み明かそう」にかかってたんだろうな。成功したところで、諸手を上げてよろこぶには賭けたものが重すぎる。

               

              作戦遂行直前まで、流星号のコクピットで調整をつづけるヤマギ。

              骨折した腕でモビルスーツを操作するため、包帯で手のひらと操作盤を縛りつける。うめくシノにあやまるヤマギの頭を、シノがぽんと叩くのが好きだなぁ。シノはほんと、ヤマギにやさしいよね。

              ずっと相棒として、自分の気持ちを押し殺してきたヤマギだけど、ここでついに「死んだらゆるさない」と本心を漏らす。

              いつもどおり、その祈りにも似た言葉を笑いとばしたシノだけど、その眼はきっと、穏やかに凪いでいたんだろうな。

               

              頼むとか、お前にしかできないとか、「相棒」のヤマギには絶対断れない言葉をつかってヤマギを追い込むシノが、心底かっこよくて、心底憎らしかった。

              ヤマギは、自分がシノのためにできることなんかほとんどないって思っているかもしれないけど、シノはヤマギのこと、言葉どおりに頼りにしているんだと思う。ヤマギがいたから、シノは怖いもの知らずの一番隊長をまっとうできたんだ。

              ヤマギはそんなこと喜ばないかもしれないけれど、それでも知っていてほしい。ヤマギがそうだったように、シノも「相棒」のことを誇りに思っていたにちがいない。

               

              シノの花道は、さながら劇場版みたいな力の入りっぷり。

              こっちまで息が浅くなりながら見つめていた。

               

              二期にはいって鉄華団は多くの仲間を喪ったが、どの仲間もみんな、組織の大きな力によって不条理に圧殺されていった。

              つくづく戦場に「名誉の戦死」などというものはないのだと、痛感させられる。

               

              さすがに一期とちがって、今回はもう、笑って「ただいま」ってことはないかもしれないけど、それでも、まだわからない。死んでしまった前提でここまで書いてきていまさらだけど、ヤマギくんがあきらめないうちは、自分もあきらめないでいようと決めたので、せめて来週までは一縷の望みを捨てないでいたいな…。

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                春のめざめ

                梅が咲いて、沈丁花が香りはじめると、春が来たのだな、と実感する。

                三寒四温で、ぬるんでは冷え込んでの繰り返しだが、もう寒さからも凍てつく棘が溶け落ちていることに気づく。

                ここからはめくるめくように季節が駆け抜けてゆき、気づけば桜が舞い始めているのだろう。

                 

                ―――――

                 

                スタミュミュの先行は当然のごとく落選。

                追加公演の抽選がきたので、再チャレンジしてきました。

                まあ、そう簡単に夢の世界への扉は開かないか。気長にノックし続けます。

                 

                ほかにもなにかおもしろそうな公演はないものか、とネットでも2.5次元の感想を探してみた。

                万人がSNSでつぶやいている時代に、わざわざ感想を文章にしたためるひとなんていないのでは…?と心配したが、いまなお長文に想いをぶつける派のファンは現存しているようで。まだまだこのブログも化石ではない…と、ほっとしました。

                2.5次元はその名の通り、2次元萌えの文化から生まれたものであると同時に、アイドルや芸能系の3次元萌えの系譜でもあるので、そのとき、その場所でしか味わえない「現場」を文章として残しておこうとするレポート文化が、脈々と受け継がれているのかもしれない。

                こいつぁありがてえ!ぜひ先輩たちからご指南いただこう!と、さっそくとびついた。

                 

                ところが、ナマモノドシロウトの私に、さっそく厳しい洗礼が。

                2.5次元舞台とは、他人の感想をアテにしてたらヤケドする分野じゃないのか…?

                 

                まず第一に、2.5次元舞台の感想とは、そのほとんどが「推し語り」なのだ。

                原作を知ってることが前提の舞台化なので(役者を観るのが目的のひとにとってはその限りではないかもしれませんが、その場合は「ストーリー」より「演技」そのものに重きがおかれるので、大きな問題ではないのでしょう)、「作品語り」の感想はあまり見かけない。

                考えてみれば当然のこと、2.5次元にハマっているひとの多くは、原作キャラもしくは、出演する若手俳優に萌えているのだから。内容はもちろん、ビジュアルやキャラ作りまで、とことん原作に寄り添うのが2.5次元の身上。2.5次元舞台において、その舞台のあるべき姿とは、舞台のうえではなく、観客の心の中にあるのかもしれない。

                 

                単体萌えのない私には、この「推し」という概念に目からウロコでした。

                うまくなくてもかまわない。最初から完成されたものである必要はない。何度も現場に通い、成長する姿を見守ることこそが、生身の人間を「推す」よろこびだととらえているひともいる。そうして、たったひとりの役者の存在が、作品すべてへの評価を塗り替えてしまうことすらある。

                目の前で、役者が役を「生きている」ということの圧倒的な熱量。それこそが一回性の舞台でしか味わえない魅力なんじゃないかと思う。

                 

                萌えとはすごいものだな、とあらためて感嘆すると同時に、こりゃあ、生半可な気持ちで踏み込んでは置いてけぼりになるかもしれないぞ…と、心の兜の緒を締め直しました。

                 

                ―――――

                 

                村上春樹の新作、「騎士団長殺し」ってまるでラノベみたいなタイトル。

                 

                ―――――

                 

                別宅をはてなダイアリーからはてなブログへ移転しました。

                ダイアリーから自動でブログへとリダイレクトされる仕様になっているようです。便利。

                 

                きのうはデザインその他をいじり倒して終わってしまったけど、いい加減、中身も更新したいです…いい加減。

                0

                  今週のジャンプ

                  月島にかわって、ついに菅原イン!

                  さあ、これで三年生トリオが揃い踏みだ〜〜〜!!

                   

                  天才一年生セッターにとっては「通過点」にすぎなくとも、ずっとこの舞台だけを夢見てきた三人にとってはやはり「やっとたどり着いた」場所。当然、思い入れも緊張もある。

                  それでも、しっかり自分のやるべきことだけにコミットできるのは、この日までしっかり「準備」を整えてきた結果。

                   

                  サーブもレシーブも、しっかり堅実。会場が沸き立つようなビッグ・プレーはない。

                  でも、そのひとつひとつのプレーに、きちんと「次」へつながる意図と想いが込められている。

                  敵が打ちづらいところへ、仲間が打ちやすいところへ。そうした細やかな気配りは、けして目に見えるものではないが、ここぞという局面でこのわずかな差が大きなちがいを生むのだ。

                  スガさんもこの試合に出るつもりで、しっかり研究して、準備してきたんだなぁってことが、ひしひしと伝わってきた。

                   

                  スガさんが拾って、旭さんが撃ち抜いた決勝点。

                  この試合、目立ったのは1,2年生かもしれないけれど、その躍動は、カンペキな準備で試合に臨んだ三年生たちの支えあってこそだなぁとあらためて実感。

                  この三人がいれば、烏野はちょっとやそっとではゆるがないな。

                  なんだかみんな、ちょっと頼もしくなった気がするよ。

                   

                  以下、今週のいーたいほーだい。

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                    コーヒーと読書、あるいは紅茶

                    黒谷知也「書店員波山個間子」を読み、私も今週末はカフェで本を読もう!とやる気まんまんで迎えた日曜日。

                    甘味・紅茶・ハードカバーの小説本からなる「パーフェクト・トライアングル」を前に、楽しみにしていた本の1ページ目をめくる個間子さんがあまりに幸せそうで、思わず真似してみたくなった。

                    私自身、休日は外で漫画や本を読むことが多いけど、つい気軽さからファミレスばかりに足を運んでしまうので、たまには目先を変えて、あたらしいお店を発掘してみようじゃないかと。

                     

                    まずはお店探しから。

                    隣町に有名な商店街があり、飲食店もたくさんあるときいていたので、早速検索して、おひとりさまOKでのんびり腰を落ち着かせられそうなお店をいくつかピックアップする。

                    つづいて、おともにする本の準備。

                    私の読書はBL本と相場が決まっているのだが、はじめて出かけるお店にBL本を持ち込むのはさすがに気が引ける。席ごとの距離感もわからないし、お店のひとの動向がつかめないことには、いつ背後をとられるかびくびくしながら本を読まなければならない。

                    はじめましての場所では、多少「よそいき」の顔をした本を読む方が気楽だ。

                    積み本は山ほどあるもののこれだと思えるものがなく、なにか手頃なものを駅中の書店で調達することにする。先日1巻を読んでおもしろかった「白馬のお嫁さん」のつづきを買おうと心に決めて家を出た。

                     

                    ところが、駅中の書店には「白馬のお嫁さん」の既刊がない。というか、アフタヌーンKCの棚がせまい。

                    あてにしていた隣町の書店は、なんと3月まで改装工事中。

                    うーん、これはなんだか、以前にも経験したことのある展開である。

                     

                    先日文庫落ちした「火花」やダイヤのAの最新巻など、ほかにも買うあての本はあるにはある。

                    しかし、「読むぞ」と決めた本を手に入れずに、カフェに入るというのはなんとも気持ちが悪い。

                    本来の目的は、カフェに出かけることではなく、本を読むことなのだ。カフェに入るために、間に合わせの本で済まそうなんて、本末転倒ではないか。読むべき本を手に入れずして、腰を落ち着けるわけにはいかない。

                     

                    使命感を胸にさらに隣駅まで足を運び、3店舗の書店をめぐってみるものの、「白馬のお嫁さま」は見つからず。

                    天下の講談社さまの本ですら、人気作でなければ一年足らずで棚からなくなってしまうなんて、どういうことだ!こんなことではますますリアル書店から客脚が遠のくぞ!と身勝手にぷんすか憤りながら、スマホ片手にアマゾンで2,3巻をポチり、文庫版「火花」を買って帰った。

                    アマゾン様はこういうときありがたい。

                    最後の砦なので、なるべく「最後」まで使わないようにはしているけど。

                     

                    電子書籍なら、こういう手間の一切がなくなることはわかっている。

                    読みたいと思った瞬間に、いつでもどこでも読める。

                    そうすれば、読書はもっとはかどるだろうし、いまよりずっとたくさんの本を読めるはずだ。

                    でも、それをゆるしてしまうと、自分にとって「読書」そのものが意味を変えてしまいそうな気がして、なんとなく踏み切れずにいる。いまでさえ、以前より物語に没頭できなくなっているな、とふと淋しく思う瞬間があるのだ。

                     

                    へんにこだわる必要はないし、臨機応変に使い分けられればいちばんいいのだろう。

                    それでも、「かたち」と「おもみ」を持ってたしかに存在する本を手にしてページをめくれば、そこにたしかに立ち上がる世界があるように思うのだ。

                    その場所には私以外の誰も入れない。不可侵の領域だ。

                     

                    情報は無限。でも、私たちの生きる時間は有限だ。

                    つねに、自分にとってほんとうにだいじなことを見さだめる目を持っていたい。

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