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    天使の熱視線

    黒バスEDの差し替え、やはり冬は陽泉だった!!
    かまくらか〜。なんで子どもちゃんたちとお母さんらしき人がいるのか、よくわかんなかったんだけど…キャプテンの実家、とか?なんにせよ、みんなあったか楽しそうでよかった。
    今週も解説者アツシの弁舌が冴えわたってたな〜。こりゃ、引退後も安泰だ。
    試合を見つめる表情、めっちゃイケメンだったし!!アップですごいかっこいい表情が2回くらいでてきてた。試合してるわけじゃないのに、こんなにいい絵を入れてくれるなんて。スタッフさんどうもありがとう!コミックスよりずっと存在感あった気がする。

    ほかのキセキたちはどちらかといえば誠凛に肩入れして試合を見てるなか、紫原くんは中立〜赤司くん寄りなので、言葉に切れ味がある。火神くんが再びゾーンに入って赤司くんのディフェンスについたときも、みんなが異様に開いた距離の意図をはかりかねて驚いているのに、ひとりおそろしく冷静にプレーを眺めていたし。
    こういうところを見ると、基本的に頭のいいプレーヤーなんだろうな〜と思う。このクレバーさを見るにつけ、初登場時のふわふわした第一印象が嘘みたいだな。
    Wエースはバスケしてるときとふだんとじゃ、人格が正反対なところがおもしろい。

    むろちんは解説者あつしくんを天使の熱視線で見つめているというのに、なぜしゃべらないのか。今週はついにひと言も発することなく終わってしまった。なかの人のスケジュールが抑えられなかったとか、そういうこと…?

    来週は二年生たちのターンかな。
    小金井先輩は、何気に頼りになるな〜。みんなが落ち込んでる場面であの明るさは、ほんとありがたい。
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      思い出アルバム

      黒バスのアニメが毎週どんどん終わりに近づいてって、あわあわしながら観ている。
      もう27巻分まで終わってしまった…!木吉と根武谷のマッチアップくらいまでかな〜と思っていたのに!

      今週のみどころ
      ・黛声、解禁。
      ・キレイな根武谷
      ・攻めたい気分な木吉
      ・そこはかとなくホモホモしいゴール下の攻防
      ・桜井くんのダッフルコートに謎の丸襟がついてた件
      ・若松さんのチンピラ感
      ・紫原くんの的確かつ容赦ない解説
      ・紫原くんを気持ちよくしゃべらせる、氷室さんの聞き上手っぷり
      ・ED絵がかわった!!!
      ・青峰おまえ、体育祭なんてフケるキャラちゃうんかw

      ED、最後にしてはものたりない…と思っていたら、差し替え部分のみならず、ほかの部分の静止画も差し替えとは!キセキたちそれぞれの1年を追ったアルバムみたいな構成になるんだろうか。
      ひとりぼっちの4月からはじまって、今週からはIH前後まで。それぞれのターニング・ポイントともいうべき場面が切り取られている。
      黒子っちと火神くんは、ストバスコートでの告白シーン。黄瀬くんははじめて負けを知った練習試合後。真ちゃんは雨の中涙を流したIH。青峰くんは火神と黒子を絶望させたIT予選。紫原くんとむろちんは、WC前まで登場シーンがほぼないので、陽泉での練習シーン。むろちんの3Pをブロックしようとする紫原くん…!わ〜、このシーンすごい見たかった!紫原くんにとっては、むろちんとの出会いこそがターニング・ポイントってことですね。わかります。赤司くんは今週の黛先輩勧誘シーン。
      あと2回くらいは変更あるんじゃないかな…?あるといいな!WC後の姿とか見たい。ほぼ願望です。

      今週の差し替えは部活対抗リレーでトップ切ってゴールする青峰くんと、青峰くんを応援するチア桃井ちゃん&バスケ部御一同様。
      春・秀徳、夏・海常、秋・桐皇ときたから、次回の冬は陽泉しかないでしょう!!雪の日の紫氷…!
      誠凛は二度目の春かなと思うけど、まだ話数も残っているだろうし。たのしみにしておこうっと。
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        Free!ES DVD7巻

        やっとFree!ES最終巻みた〜〜〜〜!!!
        先週末、みるぞおぉぉぉ!と息巻いてTSUTAYAに駆け込んだら、見事借りられてしまっており。

        待望のDVDオリジナル編、まさしく公式の同人誌だった。ほんとうにありがとうございます。
        こんなの観たかった!ってのをぜんぶみることができて、それだけに、終わってしまった…っていう虚脱感がハンパじゃない。すごいさみしくなってきた…。
        でも、待望の劇場版もきましたしね〜!現状を見る限りこれは…続編じゃなくて、前日譚?はるちゃん、中学生っぽいですよね。かわいいっ。京アニのショタにまちがいはないと確信してますが、はたして宗介はでてきてくれるのかな…。
        宗凛要素があるかどうか、それが問題だ。

        ―――――

        13話 はじまりのエターナルサマー!

        おわりははじまり。
        クライマックス後の、やさしいエピローグみたいな最終話。

        オーストラリアから帰国した遙と凛を、空港へ迎えにきた真琴。
        真琴をみつけた遙さんの逡巡する姿ときたら…!まさかこんなにかわいい遙さんをみられるようになるなんて、一期のころには想像もしていなかったよ〜〜〜!!!クールで超然とした遙もかっこいいけど、意地張ったり、へこんだり、情けなかったり。そういう人間らしい一面を知って、もっと好きになった。

        なにから話せばいいのかわからずに言いよどむ遙をやわらかく包みこんでしまう、まこちゃんの「おかえり」。
        決まり悪そうに視線をそらしたあと、ちゃんと目をみて「ただいま」を返した遙。
        はー、この短いやりとりに真琴遙のすべてがつまっている…。
        じつに細やかにキャラクターの表情がつくりこまれていて感動。ささやかなしぐさにもきちんとキャラクターの「気持ち」が込められている。こういうところがなんとも女性的だなあと感じる。

        全国大会の会場へと向かった遙と凛は、それぞれのチームと合流する。
        渚と怜にいつもの笑顔で迎えられた遙は、あらためて自分の想いを語り出す。

        遙は自らの内面を明かしたりしないキャラクターなので、やっと聞かせてもらえたなあ、という気持ち。
        ずっと凛ちゃんが遙を追っかけてきたかのように思えたふたりのライバル関係だけど、遙にもまた、凛への負い目があったんだなぁ。対等に競い合う仲だからこそ、ただ迎合するようなことを拒んで、自分は自分であろうとして。凛も遙も、潔癖なほどに純粋。
        からっぽだった遙のなかにみんながいろんなものを注いでいって、それがいまあふれたんだ。

        夢の舞台を目前にして、あらためて仲直りする真琴遙。
        遙さんの心細そうな「ごめん」が…!もだもだしてるふたりがかわいすぎて、見てるこっちまで照れくさい。
        きらきらの瞳で夢を語る真琴を、目を細めて見つめる遙さん。大ゲンカしても、「ただいま」「おかえり」の挨拶だけですっかり平常運転に戻れるこの熟年夫婦っぷり。

        いっぽう凛ちゃんも、遅れて宗介と合流。
        宗介の「おかえり、凛」が、どっから出してんの…!ってくらいやさしい声で涙、涙。凛ちゃんの「ただいま」は、さあ、いくぞって感じでかっこいい。宗介がいるだけで、凛ちゃんのやる気スイッチがはいってしまうんだな〜。やれやれって顔しながらも、闘志を取り戻した凛の表情をみて安堵のため息をつく宗介。
        はあぁ、宗凛がいっしょにいる。それがうれしいのにせつないなんて…。

        全国大会を明日にひかえ、夜景に彩られた海を背景に思いっきり青春する岩鳶の4人。
        渚と怜の涙には思わずこちらまでじーんときた。アニメを見てきた視聴者としても、彼らと同じ気持ちだよ。
        ただ、まこちゃんの「男だろ?」ってセリフには違和感しかありません。(真顔)

        全国大会で、4人が見た特別な景色。
        もはやこの最後のレースでは、順位や競争相手すら、描かれることはなかった。そんなものはもはや、4人には必要なかった。何ものにもとらわれず、自由な心で泳ぐこと。遙が追い求めてやまない景色を4人いっしょに見ることができた。レースを終えた4人の涙と笑顔がすべてだ。
        季節はめぐり、とどまることなく変わっていく。
        それでもこの色あせない夏の記憶があれば、遙はこれからも泳ぎ続けることができるはず。


        うあ〜〜〜〜、宗介の未来のことだけがほんとうに心掛り…。
        かっこうよく涙をみせずに引退した凛ちゃんが、宗介にだけみせた心細そうな表情。この凛ちゃんの瞳の表現、ほれぼれしてしまう。まっすぐ強い光を反してた水面がくしゃっとつぶれるみたいな一瞬の揺らぎ。
        「待ってるから」と告げた凛に、宗介は「おまえならそういうに決まってるよな」と返す。あきらめたつもりで、凛ちゃんにもういちど背中を押してもらいたかったんだろうか。それでも「考えておく」っていったのは、やっぱりどうにもならないってことなんだろうか。
        宗介にとっては、このあとこそが試練だと思うから、なおさら宗凛読み漁ってしまうんだろうなあ。ループものの主人公が、なんとか愛する者の救済ルートを探ろうとするように、自分もどこかで宗介に完璧な未来が訪れないかって願っている。全国大会から半年後らしい桜のプールのシーンには宗介がいないことを考えても、きっと簡単なことじゃないんだよね…。
        宗凛、どうかどうかしあわせになれ。

        真琴遙の東京暮らしや、先輩としてがんばる渚と怜。そしてラストシーンには、オリンピックの舞台に立つ遙と凛の姿が。
        あんまりきれいに終わりすぎて、逆にさみしい!
        ここに凛と遙がたつまでのお話も観てみたいけど…でも、はじまりがある以上はおわりがあるもの。いい最終回だった。


        番外編 禁断のオールハード!

        たしかにこれは、禁断の公式による二次創作www
        岩鳶メンバーと鮫柄メンバーが混合チームでサバゲ―バトル!
        こんなのみたかったー!って視聴者の欲望が、すべてぶちこまれたザ・カオスワールド。鮫柄の地獄のメイド喫茶、映像でみられると思わなかった〜!凛ちゃんの執事姿!宗凛の「あーん」!燃え上がるメガネ!ぶっかけられる遙さん!!
        ギャルソンスタイルでフライパン振る宗介まじでかっこいい…!そんな宗介に味見だからって「あーん」されてるときの凛ちゃんの腰つきがまじでエロくて、あーもう宗凛やばい。ありがとうございます。渚にさっそく「宗ちゃん」呼びされて、調子が狂う宗介もかわいい。そして意外にも、方向音痴だったのか。
        宗介と真琴がしゃべってるところは、みょうに萌えるな〜。本編ではほとんど接点のなかったふたりなので、初々しくていい。
        宮野さんはいつにもましてサービス精神全開!ノリノリすぎておもしろい。笑

        相変わらずよそよそしい宗介と遙が、同じチームで共闘するところが見どころ。
        宗介と遙が気まずいままで終わってしまったのは視聴者的にも気がかりな部分だったから、そこんとこフォローしてくれたのはうれしい限り。

        やったらSっ気にあふれた黒まこにも萌えまくりました!!
        天然お人好しキャラがじつは腹黒設定されてしまうのは二次創作の不文律だけど、公式で見られるとはなんて贅沢な。
        「悪いけど、勝たせてもらうよ 宗介」がも〜〜〜〜〜かっこよすぎて!!!
        「そうすけ」のSの発音が、まじで冷酷無慈悲。まこちゃんやっぱり、こんな不穏な笑顔隠し持ってたんじゃないですかーやだー。
        遙さんを追い詰めて、真綿で首を絞めるような笑顔での「もう逃げられないよ、はる」も絶品。
        ガチンコな真琴遙、ぜひみてみたいと思ってたんです…!最終的にあっさり渚にやられてるあたり、やっぱまこちゃんは安心安定のまこちゃんだな〜って感じですが。笑

        宗遙の背中合わせでの共闘を堪能して、最後はやはり、永遠のライバル・遙凛がサシで最終決戦。
        見つめ合う遙さんと凛ちゃんがうつくしすぎる。
        互いの騎士が倒れたあとに、姫君自ら剣をとるって展開、すっごく萌え!
        ぶっかけられて満足げな遙さんのブレなさにほれぼれするわ〜。そろってぽかーんとなってる宗凛もかわいい。

        キャンプファイアーを囲んで、ちょっと決まり悪げに岩鳶メンバーと笑い合う宗介。
        そんな宗介をみて、満足げな凛ちゃん。
        口にはださないけど、いちばん遙たちと宗介を仲良くさせたかったのは、きっと凛ちゃんだよね。いつもいいたいこといってるくせに、こういうときにはお節介やかないところが男同士だなって思う。
        凛ちゃんが笑ってると、ちょっとせつない気持ちになるのはなんでだろう…って考えてたんだけど、あ、眉を下げて笑うからだって気づいた。ちょっと困ったみたいな、かなわないなっていうような笑い方が大好き。

        遙さんの「そうすけ」と宗介の「はる」が、無性にくすぐったい。
        なんとなく仲良くなるきっかけをつかめないままに通り過ぎてしまう人間関係なんていくらだってあるなかで、ふたりがすれちがったまま終わらなくてよかった。

        深読みするまでもなく萌えるしかない番外編をほんとうにありがとうございました。
        Free!は最後まで公式が最大手でしたね。オーダーを出すまでもなく、期待を上回るメニューが届く。笑
        声優さんのパワーもあらためて実感した〜。宗凛はほんとうに夢のCPなんですが、やっぱりこれは、細谷さんの超腰にくる低音ボイスと、宮野さんのかっこいいもかわいいも自由自在な王子声あってこそだな、と。このふたりの宗凛が見られて幸せだった。
        カンペキなハッピーエバーアフターより不確定要素を残したなまま幕を閉じる物語のほうが、いつまでも忘れられなかったりするけれど、宗凛はまさしくそれ。
        いつかふたりにしあわせな未来が訪れますように!
        本編は終わってしまったけど、劇場版でもういちどふたりに会えることを願って。なにとぞなにとぞ…!
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          Free!ES DVD6巻

          ひたひたとエンドロールが迫ってきてさみしいなあ…と黄昏かけてたのですが!
          6巻には最終回+Extra Frなるものが収録されると知って、俄然楽しみになってきました!
          ダイジェストムービーが公式の二次創作すぎて大興奮!鮫柄と岩鳶でサバゲとか、どこのオールキャラ同人誌なんだ。遙を追い詰める真琴とか、怜を撃つ渚とか、遙をかばう宗介とか、本編ではないだろうけど見てみたいっ!てネタが山盛りで、ワクテカがとまらないっ。楽しすぎて何回も見てしまう〜。
          ひとまず心落ち着けて、6巻の感想書いておこう…。すーはー。

          11話 運命のネバーターン!

          全国大会出場が決まり、学校中から祝福を受ける岩鳶水泳部。
          そのなかで遙ひとりだけが浮かない表情。
           

          「べつに勝つために泳いでるんじゃない」


          遙の泳ぎに迷いが見える。そのことに気づきながらも、3人はいつもどおり遙のことを見守りつづける。

          フリーしか泳がない。そんな遙の何ものにもとらわれない泳ぎに憧れていたのに、リレーを泳ぐと決めたことが遙を変えてしまったのかもしれない。そう心配する怜。
          付き合いが長いぶん、渚や真琴は他人の干渉を嫌う遙の内側に踏み込むことをためらうけれど、怜ちゃんは思ったことを伝えないと気が済まない性分だ。おせっかいなときもあるけど、怜ちゃんのなあなあにせず、白黒はっきりさせるところ好きだなあ。

          そのころ鮫柄では、凛にさらなるスカウトが舞い込んでいた。
          描いた未来へ着実に歩みを進めているというのに、凛もまた前途洋洋というわけではない。
          いつも傍らにいた親友は、夢を果たして去っていこうとしている。永遠のライバルだったはずの相手は、いつまでたっても追っかけてこない。夢を叶えるその瞬間、きっといっしょにいると信じていた仲間はそばにいないかもしれない。

          ついこのあいだまで笑ってた凛ちゃんが憂鬱な顔で黙り込んで、ふさぎこんでいた宗介が穏やかに話しかけている。
          なんだか、急にあべこべになってしまった。
          部屋で着替える宗介のサポーターを見て、凛は思わず、聞けずにいた問いを口にする。
          凛に卒業後の進路を問われて、宗介はあっさり「実家に戻って親父の仕事でも手伝うかな」と返す。断たれた未来への未練も後悔も感じさせない。ふだん通りにふるまう宗介に、凛は何もいえなくなる。本人が悲しんでいないことを、他人がかわいそうがるなんてできない。
           

          「そんな顔するな。俺の夢はもう叶った」


          これまでになくふっきれた顔をしている宗介。うれしいことのはずなのに、やっぱりさみしい。
          宗介のなかではすべての決着がついてしまったんだなって、思い知らされる。凛ちゃんとしてはついこないだ知らされたばかりなのに、相談もしてもらえずおしまいだなんて、くやしいよねえ。なんのための親友なんだよって。
          ふたりとも強がりで、弱い自分を見せたくない。
          彼らのそんな不器用さが好きだけど、相手を不安にさせてるところもあるよなあ。

          そして、最後のひと仕事といわんばかりに、遙に釘を刺すべく岩鳶に遠征する宗介。
          わざわざ校門で待ち伏せした挙句に「ちょっとツラかせ」って、どこのヤンキーだ!連れてった先も、校舎裏だよ!!あきらかに話し合いなんかじゃなくて、タイマンだよ!
          このふたり、最後まで仲良くなれなかったな…。姫を取り合う間柄じゃ、仲良くするのは無理か。

          一触即発の空気のなか、「お前が立ちどまると、凛まで立ち止まっちまうかもしんねえ」と遙に迫る宗介。
          「俺はまだお前を認めたわけじゃねえ」とくさしながらも、凛ちゃんには遙さんが必要だと認めたうえで、世界の舞台へ踏み出せ!と遙さんを一喝。遙さんの言い分なんか一切興味なし。すばらしい雷親父っぷりである。
          ライバル・親友・トップブリーダーなど数々のポジションを歴任した末、宗介はついに凛ちゃんの父としての心境に達した模様。自分ではともに夢の舞台にたつことはできない。その代わり、こいつに幸せにしてもらえって…もうこんなの愛だろうがあぁ!!うわぁあぁん。
          言いたいことだけ言われてしまったの遙さんは気の毒だけど、岩鳶メンバーはみんな遙親衛隊だし。たまには理不尽なこといってくる人間もいるもんさ。世の中に出たら、自分勝手な人間ばっかりだしな。(遠い目)

          遙と宗介の会話を聞いていると、宗介もすべて納得づくというわけではなく、なんとか前に進むために潔くあろうとしてるのがわかって余計にせつない。おまえほんと、どんだけ凛ちゃんが大事なんや。
          宗介が笑ってると、余計に泣けてくる…。


          全国大会が1週間後に迫るなか、岩鳶メンバーはリレーのタイムが伸び悩んでいた。
          個人のタイムは伸びているのに、いざリレーとなるとタイムが縮まらない。
          一抹の不安を抱えたまま、4人で繰り出した花火大会。怜と渚は、遙にもういちど自分らしく泳いでもらうため、ほんとうのチームになるため、自分たちの願いを遙にぶつける。
          自分たちのように遙の泳ぎに憧れて水泳をはじめる誰かのためにも、世界中のもっとたくさんのひとの前で泳いでほしい。そんな怜と渚の真摯な願いすら、かたくなになっている遙には届かない。
          ひとり姿を消した遙を追って、海を臨む神社の境内へやってきた真琴は、静かに遙への気持ちを語り出す。

          そしてなんと!まままま、まこちゃんが遙さんに怒った〜〜〜〜〜!!!!
          まこちゃんといえば、究極の遙至上主義者。本人もいっていたとおり、どんなときも「はるがよければ、それでいい」が行動原理のキャラクターだったので、まさか真琴が遙さんのやることに口を出すなんて。苦しむ親友の姿を見てられなくなったってことか。

          「夢が見つからないだけなら、はるにそれを見つけてほしい」と願う真琴。
          「見つけようとして見つかるものじゃない」と切り捨てる遙。

          「俺はいまのままでいい」。そんな遙の幼い言い訳を真琴はいつも許してくれた。
          このやさしい幼なじみだけは、遙の臆病さもわがままも、すべて受け入れてくれるはずだったのに。そんな真琴が「このままでいいわけない」という。勝手に先へと進んでいこうとする。
          「みんなはるが好きだから、大事だからいってるんだ!」って怒鳴られて逆ギレした遙に大 興 奮!!!
          遙さんのテレ線なんて、めずらしいもの拝めて幸せ。凛ちゃんとやりあってるときも相当昂ってたけど、こんなに取り乱してはいなかったもんなあ。やっぱり遙の最後の砦は真琴なんだな。

          真琴に進路を告げられて、きょとーん、としてる遙さんがかわいすぎる…!
          遙としては、かわいがってた犬に手を噛まれた的な心境だったことでしょう。裏切らない。置いていかない。勝手にいなくなったりしない。そういうの全部、この瞬間まで疑ったことすらなかったのだろう。いつか離れ離れになるなんて当然のことなのに、遙はなんの心構えもしなかったんだ。する必要なんてないって、信じ切って。それってつまり、無意識に真琴は自分のものって思ってたってことだよね。
          まこちゃんは遙さんをあまやかしすぎや〜。宗介もたいがい凛ちゃんのことあまやかしてるけど、まこちゃんには負けるぜ。
          どんなときもそばにいて、いちばんに優先して、言葉にしないことまで先回りして。長年のあまやかしのすえにこんなにも深く自分の存在を刷り込んでしまった。裏返せば、遙を自分のものにしてしまったってことやん。宗凛は両片想いだけど、真遙は無自覚両想いって感じだなあ。本人たちだけが気づいてない。
          なんかほんとナチュラルに、BLとかって範疇じゃなく、結婚しても子どもができても、それでもふつうにはるがいちばんの人生を送りそう。ほかに守るべきものができても、遙になにかあればあっさりすべてをなげうったりしそう。そういう底知れなさに萌える。

          灯篭流しと花火大会のシーン、とてもきれいだった。
          なんてはかなく、せつない夏の風景。田舎にこんなこじゃれたDKがおるわけないやろ〜って思いながら観てるのに、こうして日本の夏の景色のなかで4人が笑ったり泣いたりしてるのを見てると、ほんとうにどこかで4人が生きてるのかもって気がしてきて、ちょっと感動する。


          12話 異郷のスイムオフ!

          袋小路に入り込んでいた遙のもとへ、凛が航空券を携えてやってくる。「どうしても見せたい場所がある」と凛が遙を連れ出した先はオーストラリア。
          なんとクライマックスの遙凛回は海外ロケ!背景大変だったやろな〜〜〜!

          さすが凛ちゃん、云ってわからないなら実力行使。
          自分にできることはぜんぶやる。こういうところはほんと、アスリートのメンタリティだよなあ。
          凛ちゃんに置いてけぼりにされかけて、「勝手にどっかいくな」って拗ねる遙さんかわいい。まじめに謝る凛ちゃんもかわいい。かわいいの相乗効果。

          遙の気持ちを無視して一方的に気持ちを押し付けてしまったと、大会での悶着を謝る凛。
          そして、凛はあらためて、自分がずっと遙に憧れてきたことを伝える。
          なにこの気はずかしさMAX…!
          遙さんが「え?(キョトーン」ってなってるのがまたかわいい。なんだこいつら、付き合いはじめの中学生か!?でも、ずっと競い合ってきたふたりだから、ちゃんと「友だち」らしいことなんてしたことなかったのかもしれないな。
          凛ちゃんのセリフがまた、いちいちかわいいんですよ…!「あぅあぁ、すっきりした〜」の言葉にならない感じとか、「そんな不安そうな顔するなよ」ってやさしい声とか、一生懸命を想いを言葉へ紡いでく感じで。凛ちゃんなんでこんなかっこかわいいの…!

          凛に連れられて、遙は海岸を訪れる。
          いつもなら真っ先に脱ぎ始めるはずなのに、凛に誘われてなお「そんな気分じゃない」と砂浜に座りこんでいる遙。ふだんなら面倒だと断るはずの海外旅行なんかについてきて、よろこんで入るはずの海には見向きもしない。
          「ただ、あそこにいたくなかったから」とむくれる遙に、「真琴と喧嘩でもしたか?」と図星を突く凛ちゃん。
           

          「喧嘩なんてなんだよ、俺なんか宗介としょっちゅうしてるぜ」
          「俺は、はじめてだった」


          やーばーい〜〜〜〜!!なんだこのガールズトーク感。
          すごい楽しい。わたしが楽しい。
          儚くなってる遙さんと、キラキラしてる凛ちゃんの対比が眼福。

          それにしても、遙が真琴との喧嘩でこんなにもへこむなんて。
          遙がいつもフリーでいられたのは、真琴というゆるぎない支えあってのことだったんだなぁ。遙さんにも人並みの情緒があったとわかって、なんだかうれしい。
          留学時代、不安なことやつらいことがあるたび、凛ちゃんが見ていた海。遙もきっと、海の向こうにいる仲間たちのことを思ったはず。たとえそばにいなくても、いつも心のなかにいる存在を。

          凛はあらためて、遙に留学時代の困難と挫折を聞かせる。
          それでも、遙はやっぱり他人の言葉に耳を傾けようとはしない。遙のかたくなさを知る凛は潔く話を切り上げて、遙をホストファミリーに紹介することに。フレンドリーな夫妻に気おくれしながらも、熱烈な歓迎に負けて、遙は彼らと夕食をともにする。
          知らないひとから語られる、自分の知らないころの凛。大きな壁にぶつかりながらも、彼は深く愛され、懸命に夢へとチャレンジしていた。言葉が通じないぶん素直な気持ちで、遙はそのことを感じとっていた。

          ホストファミリーに「恋人はできた?凛はこうみえて奥手だから…」とからかわれる凛ちゃん。
          宗介〜〜〜〜!!!悟ってる場合じゃないぞ!!
          凛ちゃんはきっと、告られてはじめて意識するタイプや!好きになってくれる相手のことを好きになるタイプだよ!押しあるのみ!!意識させたもんがちや!

          ホストファミリーと別れ、宿についたふたりに事件が。
          なんと、用意されていた部屋はツインではなくダブル。京アニ様の御配慮、痛み入ります。二段ベッドがあるなら、そりゃダブルベッドもあるわな。
          男ふたりで同衾、という状況に激怒の凛ちゃんと、「オーストラリアではこういうこともあるのか」と寝られりゃどこでもな遙さん。そ、宗介すまん…。さっきは無責任にたきつけたけど、こりゃちゃんと段階踏みながらのほうがいいかもな…。
          結局、ひとつ布団で寝ることになったふたり。
          窓辺に百合の花が二輪生けられているのが、意味深すぎてへんな笑いが出る。いったいどんだけネタ仕込めば気がすむんだ!

          夜の静謐な親密さにまぎれて、凛は遙とはじめて出会った日の思い出を語り出す。
          勝負に負けたくやしさなんて一瞬で吹き飛んで、自分も遙みたいに泳ぎたいと願った。だから遙には、いつも自分の進む先にいてほしい。
           

          「なぁはる、おまえはあのとき、何か感じなかったか?」


          翌日、凛が遙を誘った先は、競泳の世界大会会場。
          世界の名だたる選手たちが競い合った場所。ずっと自分が目指してきた場所。いつかたどりつくべき場所。
          そこでいっしょに泳ぐために、凛は遙を海の向こうまで連れてきたのだった。

          ナショナルチームのメンバーが準備運動をする前を横切って、スタートラインについた遙。
          多くの選手たちの夢が刻み込まれたその場所は、これまでずっと描けなかったイメージを遙に与えてくれた。
          沸き立つ大観衆。極限まで張りつめた緊張と、一瞬後の弛緩。加速してゆく昂揚。だれよりもはやく、だれよりも自由に。
           

          「この場所でずっと、泳ぎつづけたい」


          スタートラインにたつ瞬間、選手はひとりだ。それでも、きっとひとりきりではたどり着けなかった。
          凛や真琴や渚や怜。みんなが遙をこの場所に連れてきてくれたんだ。

          遙さんも「僕見た」な人だったんだなあ。
          世界一かわいいサッカー選手・内田篤人が書いた「僕は自分が見たことしか信じない」という本があるんですが、遙さんもうっちーとおんなじだと思った。一般論を自分の人生の指針にしない。実際に付き合ってみて、信頼がおけると感じたひとの言葉は大切にするけど、基本的には肌で感じたことじゃなければ信じない。遙が必要としていたのは、自分の目で見て、自分の手でつかむことだったんだな。
          凛ちゃんはけして遙さんのよき理解者ってわけじゃないけど、自分の直感を信じて行動してるってところは同じ。今回の旅は、それが吉とでた。

          卒業後はかつての恩師のチームで泳ぐ。こんどこそ「リベンジだ!」と目を輝かせる凛。旅のはじめの儚さがうそみたいに、遙さんもキラキラした瞳で「俺も見つけた」と宣言する。
          べつべつの道を進むだろうふたりにさみしさの影はない。いっしょじゃなくても、見つめる先は同じだから。
          ひとつの光に向かって、ふたりいま踏み出したんだ。


          って、凛ちゃん、オーストラリアにいっちゃうのおおおぉぉぉ!!!?
          薄い本読んでてうすうす気づいてはいたものの、凛ちゃんの口から聞かされるとショックだ…。
          ふたりともあんなにまっすぐ前を見据えているというのに、わたしだけが後ろ向きって恥ずかしいけど、でもさみしいよう。さみしさを吹っ切って書き始めたはずが、結局さみしくなってる。笑
          ほんと宗介のことだけが心配でねえ。最終回を観てFree!を観はじめたはずが、まっさらな気持ちで二度目の最終回を迎えられそう。
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            夢の王国〜「風立ちぬ」

            金曜ロードショーで「風立ちぬ」を観る。
            テレビ放送で映画を観るなんて、いつぶりだろうか。子どものころは、よく家族川の字になってジャッキーチェンのアクション映画や、ターミネーター(おもに父と弟の趣味)を観たものだ。横になって父の頭ごしに画面を観ると、右目と左目で見え方が変わるのがふしぎだった。映画を最後まで観るために、いつもより夜更かしできるのがうれしかったなあ。

            70歳を超えて、ご隠居モードに突入していてもおかしくない作家が、こんなにも切実な「自由になりたい」という希求にみなぎった作品をつくりあげる。いやもう、脅威としかいいようがない。

            映画冒頭で描かれる二郎の「夢の国」。
            そこは希望と夢に満ち溢れ、キラキラと光り輝いている。
            二郎はまっすぐに夢を追い続ける。いかなるときも、夢を追うことをためらわない。
            戦争の残酷さや、愛する人に迫る死の影。彼の夢が多くの若者の夢を握り潰しかねないことを知ってなお、彼は「うつくしい飛行機」をつくる夢をあきらめられない。
            いや、迷うことすらしなかったのではないか。二郎にとって人生とは、ただひたすら翼をえて空を駆ける夢を叶えるためだけにあったのだ。
            この映画において、彼の夢につきまとったであろう苦悩や葛藤は徹底して省略されている。唯一、くっきりと悔恨の影が落ちるのは、最後のひと言「一機も帰ってこなかった」という言葉だけだ。
            心から愛するひと、頼もしいライバル、信じてくれる仲間、かわいい妹。彼の人生には何もかもがあったのに、途方もなく孤独なようにも思えてしまう。彼が飛行機を見つめたその瞬間、彼の魂は誰の手にも触れられないはるか彼方へと旅立っている。
            そのひたむきな生き方にあこがれるからこそ、触れがたく思う。

            夢の結末が、幸福だとは限らない。それでも、追い続けなければ、生きていることを感じられない。
            先に待つのは烈しい嵐かもしれないと知ってなお、風が吹く以上、ひとは生きなければならないのだ。見ようによっては残酷ともいえる業を引き受けて生きる二郎の姿が、そのまま宮崎駿そのひとに重なる。
            一心不乱に線を引く二郎の姿はうつくしかった。
            無駄なものなど一切ない純度100%の集中。神様に守られているかのような無垢なる情熱。
            台詞なんてひとつもない。ただ定規や鉛筆を動かしているだけのシーンに、なんでこんなに胸をうたれるのだろう。
            ほんの些細なしぐさにまで、キャラクターの意思と意志が行き届いていた。
            これぞ神は細部に宿る、ですね。

            ―――――

            それにしても、本庄と二郎の関係がとんでもなく萌えだった〜!
            世事に疎く天然なところのある理想家・二郎と、野心家で皮肉屋なリアリスト・本庄。性格的には正反対でありながら、互いに空を目指す戦友でありつづけたふたり。
            本庄はいちど自分より下だとみなした相手は歯牙にもかけないタイプだと思うので、二郎が凡夫なら、友だちになんてならなかっただろうな。でも、二郎にはずば抜けた才能と情熱があり、常識人には思いもつかないひらめきと発想を秘めていた。
            二郎の浮世離れした言動に呆れながらも、なんだかんだ世話を焼く本庄の苦労性なところがいい。
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              終わりのない物語

              まどマギ劇場版を鑑賞。まずは総集編。
              背景や変身シーンにかなり手が加わえられていて、迫力を増した戦闘シーンは見ごたえじゅうぶん。
              音楽に関しては、テレビ版の主題歌・エンディング・BGMがいずれも最高にツボだっただけに、映画版のストリングス中心のアレンジはきれいだけど物足りない気もした。
              ただ…総集編をつくる意味って、やっぱりよくわからない。(もちろん、二次展開の大半は商業的な理由によるものだろうけど)話の筋はまったく同じだしなあ。あの一話ごとのヒキがなくなればそのぶんスリルも中和されるし、どうしてもテレビ版と比べながら観てしまう。
              もうすこしアニメーションそのものに関心があれば、大画面で観る醍醐味やアニメーションのクオリティが加算されるんだろうけどな。

              「叛逆の物語」もあわせて観たのだけど、これは正直……どういうことなのかよくわからない!!(どーん)
              本編は感情が論理を凌駕しているから、細かいことは気にせずに感情移入しまくって観ていたんだけど、今度は論理に論理で抗する物語なので、1回観たくらいじゃちんぷんかんぷん。
              次元を超越しまくるおかげで、どこからどこまでが「現在」で、いったいなにが「現実」なのかの区別もよくわからなかったしなー!

              なんかキレイに終わりそうだな…って予感を覆して、覆して、覆した末に、到底ひと口にはいえないオチをつけてきたのには、そうだよね、テレビ版のあのラストシーンのあとにわざわざ絵に描いたハッピーエンドなんて付け加えても、蛇足でしかないよな、と深く肯くものがあった。
              まどマギは「希望」という「可能性」を求める物語だった。それだけに、「ハッピーエンド」というひとつの可能性のもとに物語を閉じてしまうのは、何かちがう気がするのだ。みんなが幸福な結末はすばらしいけれど…彼女らの苦しみや絶望や悲しみが、絵空事へと吸収されてしまう気がして。
              ただその一方、またしても悶々とした気持ちが残されるという。笑

              もはやこの物語に「終わり」はない気がするので、あとは観た者の「解釈」次第だろうけど…自分の頭だけじゃいろいろおっつかないよう。レビューサイトを覗いてみるかな。

              ―――――

              レビューをみてきた!
              なるほどなー!「叛逆」っていうのは、自分の手の届かないところへいってしまったまどかに対するものなのか。納得。
              あくまでテレビ版本編の後日談として観ていたけど、劇場版が本編を覆す存在になっているのね。そう思えば、なんと徹底した構成だろうか。
              これが男の子同士の物語なら、私はもっとすんなり呑み込めたんだろうな…と思った。笑
              女の子同士の「友情」の物語と思うがゆえに、無意識化にほむらの愛情を欲望をはらまない純粋なものとしてとらえようとしていたかも。
              ほむらを守るために女神になったまどかと、まどかを取り戻す為に悪魔になったほむらの相克のラブストーリー。そう思って観れば、またなにか見えるものがあるかもしれない。もっかい観てみようっと。
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                輪廻の終わりと時代のとびら〜「魔法少女まどか☆マギカ」

                ゆうべは同期会で終電だったわりに朝起きられた。
                といっても、仕事の電話で叩き起こされたんですが。あの電話がなければ昼まで寝過ごしたかもしれないことを思えば感謝。二次会になだれ込む同僚らから抜け出し、一足先に帰って来たかいがあった。
                みんなだいぶいい具合に酔ってたけど、大丈夫だったかな。あのままだと間違いなく、誰かの部屋で夜明かしコースであろう…。せっかくの祝日が酔いざましのぐだぐだでつぶれてしまうのは、どうにももったいない。こうして他人といっしょに過ごす時間をわずらわしく思ってしまうのは、よくない癖だなとも思うんですが。半分あきらめてもいる。


                TSUTAYAで「まどマギ」のつづきを借りてきた。
                あー、おもしろかった!
                ほむらちゃんのループのなかでみんながいっしょに戦ってるシーン、すっごくわくわくしたな〜。
                まどマギの戦闘シーンはほんとうにかっこいいんだけど、つらい戦いばかりでどうしても楽しみきれなかっただけに、共闘するまどかやほむらちゃんやまみさんに胸が躍った。
                一瞬ずつしか重ならなかった5人の人生だけど、もっとちがう出会い方があれば、こんなふうにただ仲良しの友だちとして過ごす一生もあったのかもしれない。本編ではずっと苦しそうで、つらそうな顔ばかりだったまどかが花が咲くように笑っていて、ほむらちゃんはこの笑顔を守りたかったんだね…ってせつなくて仕方なかった。

                この輪廻を断ち切るにはこれしかない、という結末を迎えるんだけど…再編後の世界でもほむらが魔法少女である理由って、なんなのだろう。再編前の世界と同じく魔法少女は存在していて、願いを叶えることを条件に彼女たちが魔法少女になっているとすれば、ほむらもまた、何かを願った帰結として魔法少女になっているわけで。
                でも、ほむらが魔法少女になるための「起点」はすでに世界から消失してしまっている。
                エンディング後の荒野での戦闘シーン、ほむらの魔力はものすごく強大なものになっているようだった。もしかして、ひととして生きられる以上の時間を過ごしているのかもしれない。
                英語で映し出された字幕は、「彼女を忘れない限り、あなたはけして独りにはならない」。
                もしかして、ほむらも理を超えた存在になっている?ほむらは「まどかを忘れない」ことを願ったんだろうか?
                うーん、あのラストシーンの意味が気になる。
                後輩さんから、劇場版ではテレビ放送時に残されたかすかな希望すら叩き潰す容赦なさだった…!と聞かされているので、まずは劇場版を観てみたい。

                進撃もまどマギも、どちらもたしかに「エヴァンゲリオン」以降の絶望的な世界のなかで人間の無力を突きつけられる物語であるにもかかわらず、登場人物たちは逃げずに立ち向かう道を選ぶ。勝利ではなく、希望を勝ち取るために。
                戦いとは、けして「敵を倒す」ことだけを意味するのではなく、己のうちの恐怖やおそれ、自分自身の弱さと向き合うことでもある。きっと無理だろう。うまくいくはずがない。
                そういった仮定の絶望のなかに閉じこもる時代は終わろうとしているのかもしれない。

                ずっと長いこと自分のなかでエヴァはトラウマで、到底客観的に楽しめるものではなかった。
                でも、いまなら観られるかもしれないと、まどマギを観終えてはじめて思った。それでもちょっとこわいけど。
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                  叶わぬ願いと少女の祈り〜「魔法少女まどか☆マギカ」

                  いまさら「まどマギ」観てるんですが…おっもしろいな〜〜〜〜〜!!!!
                  女の子かわいい!戦闘シーン斬新!音楽かっこいい!つづきが気になって止まらない!!
                  みんな知ってると思うけど!まじでおもしろいですねっ!!

                  週末、ジョジョのDVDを返却に出かけたら、ちょうどつづきは貸出中。
                  黒バス二期でも借りるか、と思ったらこちらも2巻から先がない。何も借りないのもさみしい…と迷った末に、かつて後輩さんに熱烈推薦されながら、映像は観ないから〜とスルーしていた「まどマギ」を借りることにする。
                  かりにも腐女子ではあるもののたいしたオタクではないので、アニメとかどれがおもしろいのか全然わからないんですな。さすがに話題作は耳に入ってくるけど、自分のツボにハマりそうな作品がどれか見極められない。まんがならまだ、畑違いのジャンルでも、あ、これ自分好きそうだな、ってぴんとくるものがあるんですけどね。このところのアニメを選ぶ基準は、腐萌えしそうかどうかの一点だったしな…。
                  「まどマギ」はネット上のレビューや後輩さんとの萌え語りから、おもしろそうだなと心惹かれてはいたので、この機会にとレンタルしてみた。

                  4巻7泊で借りてきたから1日1話ずつ観ようと思ってたのに、一気に2話から8話まで観てしまった!
                  2泊3日にしておけばよかった!

                  ネタバレオールオッケーで後輩さんに語り尽くしてもらっていたので、あらすじは8割がたわかっている状態。それでも引き込まれてしまって、目が離せない。
                  1話ごとに「まさか!」「そんな!」と思わせるヒキがあって、「はやくつづきを…!」と先を急ぐように観すすめました。
                  あらかじめ視聴者や主人公たちが思い描いていたであろう「世界を救う魔法少女」という夢物語は歪められ、やがておそろしい真実が暴かれていく。これまでの「戦闘美少女」ものの系譜を踏まえつつ、それをあえて裏切るかたちでストーリーがつくられたことは間違いないだろう。
                  少女たちの祈りはどこまでも純粋だ。大切なひとを守りたい。誰かの役に立ちたい。
                  しかし、世界に平和をもたらすはずの少女たちのやさしさや勇気は、その汚れなさゆえに、いっそう大きな絶望を生むことになる。魔法少女というファンタジーな世界観でありながら、描かれるのはとことん残酷で容赦ない現実。
                  観ていて何度、きゅうべえに殺意を抱いたことか!
                  大人ならうまく自分をだまして逃げてしまうことでも、少女たちは正面からぶつかって、弱い自分を責めてしまう。純粋であるがゆえにおろかでもあり、自分を過小評価して、大切なものを美化して、どんどん逃げ道を失くしていく。
                  正しいと思うことだけでは、うまくいかないことのほうが多い。
                  いまとなっては、このまどかママのセリフにも深く肯けるわけですが、もっと若いころなら精神的にキツかっただろうなあ。私自身、何もできないくせしてやたら潔癖な子どもだっただけに。
                  私にとって「エヴァンゲリオン」がそうであるように、柔い心にはトラウマになりえるアニメだなあ、と。笑
                  結末もわかってはいるのだけど、いったいどんなふうに描かれるのかすごく楽しみ。

                  キャラデザや衣装やちょっとしたしぐさなんかは、ほんとかわいくって女の子向けなのに、銃器を扱う手つきはまるで男性向けアクションアニメのそれ。彼女たちの「魔法」は、まさしく「戦闘」であり「殺戮」。なんてったって、スティックやコンパクトじゃなくて、ちゃんと武器持って戦ってますもんね。
                  ここでまず、違和感を感じた。あれ、これは私の知ってる魔法少女じゃないぞ、と。彼女たちのやってることは、おしおきでもなければ人助けでもない。やるかやられるかの戦いだ。
                  独特のBGMとあいまって、なんともいえない不穏な空気がただよっているんだけど、映像はものすっごいカッコいい!!
                  つぎつぎ銃を手に取って、魔女を撃ちまくるシーンなんてまさしく「快っ感」ってやつ。(これ、若者はわかるんか…)
                  敵である「魔女」の演出も、こんなの見たことない!って斬新さ。影絵みたいな映像や、現代美術みたいなイラストをつかって、おとぎ話風に仕立ててる。リアルさとは対極の表現なのに、得体の知れなさが逆にこわい。
                  こういう発想はほんと、どこから出てくるんだ。アニメのためのアニメって、すでに描かれている世界を映像化するのとはまたちがった、ぶっとんだ自由度があるなあ。ちぐはぐになってもおかしくないいろんな要素が、これしかない!っていうハーモニーを生んでいる。
                  ひとりの人間が生み出す漫画とはちがい、多くの人間で組み上げるアニメだからこそのおもしろさなのかもしれない。
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                    Free!ES DVD5巻

                    とうとう第10話までたどりついた。

                    遙と凛のあいだの緊張感も解け、一期にくらべるとドラマとしてのカタルシスに欠けるかと思われたESだけど、毎話少しずつ積み重なってきた違和感や伏線がこの9話・10話でひと息に回収され、昇華される。
                    映像や演出にもすばらしく気合がはいっていて、アニメのよしあしとかまったくわからないんですが、とにかくひきこまれた。

                    京アニの映像って人物の肌がぽうっと発光するような、独特の質感がありますね。
                    すごいキレイだな〜ってほれぼれ見ているんですが、いったいどういう仕組みなのだろう?
                    デジタルぬりのアニメーションって、白っぽくて味気ないなって思ってたんだけど(最近のはそんなこともないようですが)、京アニのアニメはとても色鮮やかに感じる。単純に色彩設計の問題なのかな?
                    技術的なことがわかれば、きっともっと感動することがあるんでしょうね。

                    9話 失速のフォーミング!

                    地方大会に向けて、リレーの練習に励む岩鳶&鮫柄メンバー。
                    鮫柄では、宗介の指導を受けた似鳥がリレーメンバーに名乗りを上げ、岩鳶では日が暮れたプールで引き継ぎの特訓中。みなそれぞれに気合をみなぎらせるなか、遙だけはいつになく浮かない顔を見せていた。

                    自由に、何ものにもとらわれることなく。
                    いつだって、それだけが遙にとっての泳ぐことの意味だった。
                    しかし、県大会後、スカウトからの注目が高まるにつれ、遙の周囲は急速に姿を変えていく。
                    ただひたすら水に身をゆだねてきた遙に、ついに訪れた試練の時。
                    なぜ自分は泳ぐのか。そこに「理由」は必要ない。
                    かたくななほどに自由であることを貫いてきた遙だけど、遙が泳ぐほどに、周囲は「夢」や「将来」や「勝利」といった枷で遙をしばり、高みへ押し上げようとする。

                    遙にとっては泳ぐことそのものが「目的」なんですね。
                    水泳は記録や栄誉を打ち立てるための手段ではない。だから「勝つ」ために泳ぐことに、ずっと違和感を抱え続けている。凛ちゃんが目標に向かって突き進むファイターだとすれば、遙はやはり、アルティザンだ。ただ泳ぎを極めるために泳ぐ求道者。
                    まあ、遙自身には「極める」というような明確な意思すらないかもしれませんが。
                    「はやくただの人になりたい」なんて、たかが高校生が語るには達観しすぎているようにも思えるセリフ。しかし、遙にとっての水泳が、何かを成し遂げるためのものではなく、自分を解放するためのものだと思えば、自然なものなのかもしれない。

                    遙って…いったい何から、こんなにも「自由」になりたいって思っているんでしょうね?
                    ルールや規則から?自分を抑圧するなにかから?退屈な日常から?
                    凡庸な視聴者としてはつい動機づけを求めてしまうのですが、明確なエピソードやモノローグはいまのところない。ほかのキャラクターとちがって、遙は自分の心のうちを明かさない。
                    だから、こちらもつい深読みしたくなってしまう。

                    もしかしたら、遙の漠然としたおそれは何者でもない自分が、何者かへ変わっていくことへのおそれ、「大人になる痛み」というやつなのかもしれない。
                    「何者かになる」ということは、自分の道を選ぶということ。
                    それは同時に、いま隣を歩いている仲間と、べつべつの道をいくということ。
                    大切なものを失い、あるかないかもわからない可能性を信じ、そうして進んだ先には、これまでのように何もいわなくても理解してくれるような仲間がいるかどうかもわからない。拠りどころを失った自由は、ただ「孤独」なだけだ。
                    なにも変える気はないようにおもえた遙も、どこかで変わらずにいられないことを感じとっている。でも、これまで心のままに泳いできた遙は、どう自分をコントロールすればいいのかわからない。
                    正体不明の恐怖が、葛藤が、遙の身体を絡め取り、ついに遙は個人レースの最中、泳ぐことをやめてしまう。

                    答えを見つけられない遙を、ひたすら見守る真琴と、「口に出さなきゃわかんねえ」とせっつく凛ちゃん。
                    ふたりの性格が出てるな〜。「鳴くまで待とう」タイプが真琴、「鳴かせてみよう」が凛ちゃんかな。凛ちゃんの「鳴かせてみよう」は変化球なしの直球勝負だから、思いっきり打ち返されてしまうわけですが。
                    凛にとって自分の目指す先に遙もいるってことは決定事項。夢でも希望でもない、ゆらがぬ事実。
                    凛ちゃんって、まっすぐですよねえ。相手の都合なんかはおかまいなしに突き進む。愛されて育ってきたんだなあっていとおしい。

                    レースをやめた遙に凛は「おまえには夢ってもんがないのかよ」「もっと本気でぶつかってみろよ!」と迫るのだが、遙は「夢ってなんだ、将来ってなんだ、それはおまえのだろ!俺にはそんなものはない」と一刀両断にしてしまう。
                    自分が信じてきた価値観をばっさりやられた凛ちゃんの、傷ついた顔ときたら。
                    まるで、置き去りにされてびっくりしてる子ども。
                    凛ちゃんは自分が間違ってるなんて思ってもないだろうから、このカウンターはきいたでしょうね〜。「それはおまえのだろう」って、痛烈だなあ。目標を掲げて、一生懸命に努力することはうつくしい。でも、それだけが正しいありかたというわけじゃない。

                    どこかほかに行きたい道があるわけじゃない。むしろ、一歩先の未来だってわからない。
                    そんな自分への焦燥や、勝手にどんどん変わっていく景色への苛立ちを振り払うかのように、遙は強烈なNOを凛にぶつける。
                    遙さんは凛ちゃんに手加減しないな!
                    このふたりはかわいい顔して、殴り合ってわかり合う「男同士の友情」ってやつだよねえ。ぶつかり合って、触発されて、それを自分の原動力にする。
                    だからこの喧嘩もまた、遙を突き動かすブレイクになるんだろう。

                    その一方で、宗介の肩はいよいよ限界に近づいていた。
                    宿泊先のホテルで遙に故障を気づかれた宗介は、苦々しい表情で「凛には絶対いうな」とひと言。
                    凛が個人戦でトップに立ったことを陰から見届けたあと(星飛雄馬の姉か!ってな感じだけど、宗介は物陰からうかがう姿も様になりますよね〜!さすが、愛が重いぜ!)、座り込んでシャワーにうたれながら、肩をおさえる宗介…。
                    これはリアルタイムで見てた人、「うわあぁぁぁぁ!!!!」ってなってたでしょうね…!宗介の苦悶のうめきが頭から離れないまま一週間って、なんつー仕打ちだ!

                    今回のメドレーリレーのチームは、凛が鮫柄でつくった最高のチーム。本気のリレーを泳ぐためのチーム。鮫柄メンバーが右肩上がりに士気を高めていくなかで、宗介の怪我だけが、水に落としたインクみたいにうっすら不安をひろげていく。
                    鮫柄のリレーを楽しみにここまでFree!を観てきたようなもんなのに…観るのが少し怖い。

                    次回予告からすでに泣きそう〜〜〜〜。
                    凛に語りかける宗介のモノローグが、全力で泣かせにきてる…!
                    子どものころのふたりがあんまりかわいくて、余計にせつなくなる。宗介…。



                    10話 涙のシックスビート!

                    これぞ神回!宗凛的にも極まりまくりなのだけど、アニメーションそのものにもすごい感動した〜〜〜!!!

                    凛が個人バタフライを泳ぐころ、ひとり客席から離れる遙。人気のないロビーでため息を落とす宗介。
                    それぞれに戸惑いや葛藤を抱えたまま、地方大会はクライマックスを迎えようとしていた。

                    OP明けからは、宗凛の過去回想編。
                    小学校時代、宗介と凛のはじめてのリレーは5位に終わる。
                    凛はチームで泳いだ結果に前向きだったが、宗介は「誰かのせいで負けたり、たとえ勝っても自分だけの力じゃなかったり。そんなのつまんねえ」と仲間の価値を否定して、凛を激怒させた。

                    凛にとってリレーは、父と自分とをつなぐ大切なもの。
                    それは宗介だってよくわかっているのに、宗介は凛とリレーは泳ぎたくないという。
                    「いっしょに泳いでやればいいのに」と笑う貴澄に、宗介は真剣な目で「泳いでやるだと!?」「なにかしてやるとか、俺と凛はそういうんじゃねえ」と反発した。
                    貴澄に「ふたりはライバルだもんな」と言われて、誇らしげに顔をほころばせる小さな宗介。
                    宗介は凛とただ仲良くなりたかったんじゃない。もっと特別で、誰より対等な、凛のライバルでいたかった。いつもまっすぐ前だけ見ている凛に負けたくなかった。置いて行かれたくなかった。あまえたくなかった。
                    宗介は凛のライバルだから、凛の仲間にはならなかった。

                    むくれて口をきこうとしない凛の機嫌をとろうと、「バッタの勝負しようぜ」と声をかける宗介。
                    このころからずっと、凛は頑固で、自分の思うままに行動して。宗介も負けじと頑固なのに、やっぱり凛にはかなわない。自分のほんとうに欲しいものは口に出せないまま、結局凛を優先してしまう。強気な宗介の弱った顔を見ていると、凛も怒ってるのがばからしくなって、結局いつものふたりに戻る。
                    きっと何度も繰り返してきた、じゃれ合いみたいなふたりの喧嘩。
                    拳をぶつけ合うのは、「いこうぜ」っていう合図。

                    このあとにつづく四季をめぐる回想シーンはもう、涙なくして見られない。
                    秋、落ち葉の吹き込む廊下で、箒を手にちゃんばらをするふたり。冬、クリスマスなのに風邪をひいて寝込んでいる凛に、雪が降り出したことを教えてあげる宗介。夏、入道雲のたつ海辺を、競い合うように駆け抜けた。
                    そしてまた冬、凛はとっておきの笑顔で、宗介に「いっしょにリレーしたいやつ、見つけたんだ」と告げた。
                    夢と希望で満ち溢れ、何もかもが輝いていた子ども時代。
                    まだ幼いふたりは、いっしょならこわいものなど何もないとでもいうように、無邪気に笑いあっている。すべてがやさしくかんぺきな、小さなまるい世界。何もかもがあまりにもうつくしくて、胸が苦しくなる。過ぎ去った時間は戻らないからこそ、いっそうまぶしく観る者の目に焼きつく。
                    ふたりほんとうに、いつもいつもいっしょにいたんだな。
                    たのしいもうれしいもくやしいもかなしいも、ぜんぶ分け合ってきたんだろう。
                    この先もずっと、かたわらで同じ景色を見つめていたい。宗介はそう願っていただろうけど、凛は遙を見つけてしまった。


                    試合を終えた凛が、宗介のもとにやってくる。
                    いっしょのチームで泳いだ最後の試合をなぞるように、ベンチの両端に座るふたり。
                    凛はついに、ずっと気がかりだった宗介の変調を口にした。宗介は頑なに否定するが、結局、肩の故障は凛に見抜かれてしまう。

                    凛ちゃんにジャージを剥かれる宗介がエロすぎるw 首すじのそらし方がしどけないw
                    宗介は見た目攻め攻めしいだけに、こういう被虐的なシチュエーションだと背徳感漂うな〜。でも、凛ちゃんはそういうところてんで無自覚というか無関心そうw 宗介のこと、100%友だちとしか思ってないw

                    宗介は、2年前にオーバートレーニングで肩を壊していた。
                    スカウトも大学進学も、すべて嘘。
                    目標を失って、水泳をやめることを決意した宗介は、凛といっしょに泳ぐためだけに鮫柄に転校してきた。
                    リレーの仲間を見つけたといって去っていった凛。宗介は凛のことを追いかけてきたのだ。今度こそ、凛の仲間になるために。失ってしまった大切なものを取り戻すために。

                    ああ、1話からずっとあった違和感はこれだったんだね…。
                    高校最後の夏に転校とか、個人戦で泳がないとか、宗介はぜんぶ決めていたんだ。辞めるって決めて、終わらせるために、鮫柄に来たんだ。思えば最初から、女の子みたいな名前の男の子ばかりの楽園で、宗介だけが異邦人だったじゃないか。
                    遙が凛を導く光なら、宗介は凛の後ろにたたずむ影。
                    スポーツには必ず勝者と敗者がいる。誰もが成功者になれるわけではない。夢の途中で道を断たれてしまう者のほうがずっと多い。頂点までたどりつけるのはほんの一握りだけ。宗介はふるいにかけられて零れ落ちていく、多くの砂の一粒だったというだけの話。

                    故障が完治することはまずないといっていい。いちど壊れてしまったものを、「もとに戻す」ことは不可能だ。いままでとはちがう身体で戦う方法を、いちから模索していかなくてはならない。見つかるかどうかもわからない、かすかな可能性に賭ける不安にもがき苦しみながら。
                    宗介は長いリハビリのなかで、自分がもはやトップ選手には戻れないことに気づく。
                    リハビリを続けていけば、ふたたび泳ぐことはできるかもしれない。でも、宗介はずっと夢を追いかけてきたのだ。勝つために泳いできたのだ。その夢の先には、凛が待っていることを信じて。
                    信じた未来にたどり着けないことを思い知らされながら泳ぎ続けるなんてことは、宗介にとって「泳げない」こと以上の苦痛だっただろう。そうして宗介は、自ら夢を終わらせる決意を固めた。

                    そんなとき、宗介は凛と遙たちのリレーを見る。
                    仲間たちと笑い合う凛を見て、彼は最後の希望を見つけた。夢を断たれてからずっと乾いていた心に、「泳ぎたい」という気持ちが芽生える。それはちっぽけだけど、たしかな熱を持っていた。闇のなかをさ迷っていた宗介が、やっと見つけた光だった。

                    ここで無理することによって選手生命を断たれてもかまわない、という宗介の選択は、賛否を呼ぶものかもしれない。
                    でも、これは彼の人生。彼自身が選択した以上、それを尊重したいと思う。
                    この時無理をしなければ、治っていたかもしれない。それはそうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。未来のことは誰にもわからない。ありとあらゆる可能性とリスクがあって、そのなかから宗介は、「あきらめる」より「やり遂げる」ことを選んだ。自己犠牲としてではなく、自分自身が先に進むために。

                    満足したといえる終わりを迎えられる選手がどれだけいるだろう。
                    笑って去ることのできる選手が、どれだけいるだろう。
                    たとえ望んだ栄光は得られなくても、これはたしかに宗介が自分自身で掴み取った結末。
                    やりきれないのとおなじくらい、誇らしいと思った。
                     

                    なあ凛、俺たちにも見せてくれよ、見たことのない景色を


                    凛が伸ばした手を、宗介は今度こそしっかり掴んだ。
                    助けられたとか、救われたとか、きっともう関係ない。ずっとふたりは「いこうぜ」って、肩を並べて、拳をぶつけて駆け出してきた。もういちど、子どものころみたいに笑いあうために。


                    はあ〜〜〜〜、目に映るすべてが宗凛すぎて…つらいけど幸せすぎる…!
                    宗介の胸で泣く凛ちゃんヤバいよーーーー!!!!
                    「なんで隠してた!!」って怒り狂う凛ちゃん(凛ちゃんきのうから、遙に怒鳴られ、宗介に辞める宣言され、メンタルボロボロだろうに…それでも結果残してるところに成長を感じるわ。)に、「いったらお前、泣いちまうだろ」って笑う宗介。
                    これは反則すぎる!!!宗介かっこよすぎるだろ…くっそ、やせ我慢しやがって。
                    私はこういうひと言にめっちゃくちゃ弱いんだよ〜。「青い花」でふみちゃんがあーちゃんに、「あーちゃんはすぐ泣くんだから」って告げるシーンとか、「星々の船」で兄が妹に「いいからほら、泣いちゃいな」ってなぐさめるシーンとか。
                    大きくなって、いろいろうまくやり過ごせるようになったつもりが、ほんのひと言でふっと子どものころに引き戻されてしまう。ひとりだったらこらえていた涙を、堰き止めていた想いをあふれさせる、呪文みたいなひと言。ともに過ごしてきた年月を一瞬で遡るトリップ感にこみあげるものがある。
                    小さいころから凛のことを守ってきた宗介がいうからこそ、こんなに泣けるんだろうねえ。ほんとうに宗介は、凛ちゃんに前だけ見ててほしいんだなあって。

                    そしてまた凛ちゃんの泣きのすばらしいこと!
                    嗚咽して擦れた声で「泣かねえよ、バカヤロウ」って、これは反則だ〜〜〜!!!!!なんかね、全然キレイに泣いてなくて、声とか上擦ってて、いつもよりちょっと幼い感じで、めっちゃ無防備!!!はあ〜〜、ヤバい。「バカヤロウ」は声にすらならなくて、ほぼ吐息なんですよ。「いこう、試合だ」って宗介に胸から剥がされるときとか、ぜんぜん身体に力が入らない感じなんですよ。
                    ヘタな濡れ場よりよっぽどエロい!!
                    音声媒体は照れくさくてほとんど聞いたことがないんだけど、声優さんってすごいなあって震えました!こんなにエロい凛ちゃんを届けてくださってありがとう…。(拝)
                    ぼろぼろ泣きながら、頭の片隅では「凛ちゃんエロすぎるな…」ってすごい冷静に思ってました。感動と萌えってそれぞれ独立した感情なんだな。

                    あと、これだけ凛ちゃんが目の前で泣いてて、でも自分はもう穏やかにそれを慰めてる宗介を見て、ああ、宗介はもうじゅうぶん苦しんで、悲しんだんだな…凛ちゃんの前では笑ってようって、決めてたんだなって思った。
                    きっと宗介は自分のことをかわいそうがって泣くなんて絶対嫌だったろうから、凛ちゃんが代わりに泣いてくれたんだな。
                    リレーのとき、沈みかける宗介を凛ちゃんが呼ぶのもよかった。宗介の光はやっぱり、凛ちゃんなんだなあ。凛が遙を追いかけるように、宗介は凛をずっと追いかけてきたんだなあ。
                    試合後、柄にもなくチームへの感謝を告げた宗介に笑う凛ちゃんは、ちょっと泣きそうな、すごくやさしい顔をしててきゅんとした。

                    ラストシーン、なんだか言葉にならないですねえ…。じーんとこみあげてくるものがありました。
                    競技後のプールを、ふたりならんで見つめる宗介と凛。
                    すっきりした表情で「凛、俺やっと見つけることができた」と告げる宗介に、涙をこらえて「おせーよ」とケリを入れる凛ちゃん。
                    アップからヒキへの移行がうまい!やっとふたりがチームとして泳いだドラマティックなラストシーンから、たちまちいつものふたりへと戻っていく変化がなんともいえずいとおしい。

                    いつまでもずっとずっと、こうして隣同士でいてほしい。
                    子どもみたいにはしゃいで笑うふたりを見ていたい。
                    宗凛大好きだー!ありうる限りの幸運が宗介に訪れるようにって、思ってしまうよ。
                    0

                      弱虫ペダル DVD10巻

                      さあ、待ってましたの東巻再会編。
                      坂道の落車によって、IH決戦の約束を果たすことなく、離れ離れになってしまった東堂と巻島。
                      もはやこれまでか…誰もがあきらめかけた時、巻島だけはルーキーの底力を信じていた。

                      100人のライバルたちを追い抜いて、最後尾から坂道帰還!
                      「3分っショ」とつぶやいた巻ちゃんの予告どおり、きっかり3分での到着。さすが坂道、なにがあろうと約束を守る男。
                      坂道の姿を認めた瞬間、巻ちゃんは山頂へ向けて加速。
                      山頂で待つ、たったひとりのライバルのもとへまっしぐらに駆け出していく。

                      こんな気のせいた状況でも、しっかり金城キャプテンに坂道への感謝の気持ちをたくしていくのが、巻ちゃんの律義なところだなあ。巻ちゃんにとって、坂道は待望のクライマー。
                      入部してきた坂道の秘めた素質を認めて、目を輝かせる巻ちゃんが無邪気でかわいい。言葉にはしなくても、巻ちゃんも東堂と同じようにIH決戦の約束を大事にしてきことが、ひしひし伝わるぜ…。
                      坂道がいてくれるからこそ、巻ちゃんは自由に走ることができる。金城に託した「ありがとう」には、レースに間に合ったことだけでなく、坂道が入部して来たことそのものへの感謝も含まれているんだな。

                      こういうところを見ていると、坂道が自分とは正反対の巻ちゃんになつくわけが、よくわかりますね。
                      坂道は不器用で、ひとつのことしかできない。オタク気質ゆえに一所懸命に何かを追っかけるのは得意だけど、状況に応じて臨機応変に自分をコントロールするようなことはめっぽう苦手。長所は短所の裏返し。
                      坂道の愚直なまでの一途さを、巻ちゃんは責めなかった。
                      もっと要領よくやれよ、なんて詮無いことは言わず、自分を貫けといって背中を押してくれた。
                      ひとは自分を信じてくれるひとのことを信じる。坂道もまた、巻ちゃんが「てっぺんとるぞ」って、本気で信じてくれたからこそ、走ることができたんだろう。


                      そのころ、東堂は先頭を独走。
                      地元開催ゆえの大応援をうけ、こりゃあ早くもウィニング・ランモードか!?と思いきや、まるで苦しいトレーニングに耐えるかのような苦しい表情。東堂ファンクラブの女の子たちの黄色い声援にも、微動だにせず。
                      もはや「山岳リザルト」という王者の使命のためだけにペダルをこいでいるにすぎない。

                      でもこんなのはじめてだ…トップで独走してて、地元のレースで、早く終わっちまえなんて思うのは


                      大好きな女の子には目もくれず、ただひたすらにライバル(男)との断絶を悔いて自暴自棄って……ガチなやつじゃないですか…!東巻すごすぎんよー。
                      巻ちゃんがいると調子乗りすぎてウザいし、巻ちゃんがいないと自暴自棄で鬱。どっちにせよ面倒くさい男だな!551の豚まんのCM思い出したw

                      ひとり追い上げてるぞー!
                        ↓
                      はっ!(まさか…!)
                        ↓
                      館林モブ男参上!
                        ↓
                      肩すかしに東 堂 炎 上!!


                      当て馬登場で恋が再燃、というのもまた、再会ロマンスの王道パターン。
                      しかし、モブ男のことなどアウト・オブ・眼中。一瞬、再会を期待してしまった未練がましい己に腹を立てるなんて、さすが東堂さんはプロのナルシストやで!
                      こんだけまるっとムシされたら、そりゃモブ男も怒るわ。
                      でも、恋は盲目というもので。

                      俺が山頂をとるんだ…そのために、俺はぜんぶ捨てたんだ!!


                      全部=巻ちゃんとの約束だよね!!それが東堂さんにとっての全部だったのね…。
                      愛を捨てて使命に生きることを誓う。こうしてひとは修羅の道へと分け入っていくのだ。
                      このへん、レースへのシビアな覚悟を語ってるはずんだけど、音楽がやさしすぎて、再会へのアプローチにしか見えない。

                      そしてついに、髪をなびかせて待ち人参上!

                      驚愕を隠せない東堂に、いつものにやけた顔で、でもちょっと得意げに語りかける巻ちゃん。

                      「よう東堂、どうだコンディションは?俺はいままでになく」
                      「巻ちゃん…俺はたったいま、絶好調になったあぁぁぁ!!!!」


                      漢・東堂、号泣。
                      感激のあまり涙を流す熱血漢なんて、モーレツ感動男・花園くんか、漢・修造以来じゃないのか。
                      どん底からてっぺんまで一気に駆け上がるテンションは、さすがクライマーといったところ。

                      再会で火がついたふたりは、先行する館林モブ男を一瞬で抜き返す!

                      「くっは、東堂ぉ!!」
                      「はっはははは!巻ちゃーん!!」


                      波打ち際を追いかけっこするようなノリで抜かれた!!
                      これはトラウマになるな!

                      無事、ふたりだけの国にたどりついき、「離れていた間、どうだった?」という話題に花を咲かせる東巻。
                      坂道の奇跡的な追い上げによって巻島がここにいるんだと知った東堂は、愛する人の窮地を救ったルーキーに「いわねばならんな、ありがとうと!」と堂々の身内宣言。
                      巻ちゃんの恩人は、東堂の恩人!巻ちゃんの後輩は、東堂の後輩!
                      巻ちゃんもいつの間にか、東堂のことを「尽八ィ!」って、呼び捨てしているではないか。
                      ふたりきりのときは下の名まえで呼び合ってんのかよ…!

                      暑さにやられたのか、巻ちゃんと走れる喜びをポエムへと昇華させる東堂。
                       

                      「俺とお前のふたりだけ〜クライマーズ・ハイ」 唄・東堂尽八
                       
                       (A)
                       アスファルトと草の混じった匂い
                       ねっとりとした 蒸し暑い夏の空気
                       肌に心地いい風

                       (B)
                       心は昂揚し 筋肉は目標に向かって足を蹴る

                       (サビ)
                       おまえがあたり前のように そこにいる
                       絶対に山は譲らないという顔をして そこにいる
                       巻ちゃん! はしろうぜ 巻ちゃん!(リフレイン)

                       (ブリッジ)
                       はじめて会ったときは 俺は正直お前を嫌った
                       気味の悪いヤツだと思っていたよ
                       けど… いまは真逆だ
                        
                       (A)
                       感謝せずにいられない
                       山の神から 最高のシチュエーションのギフト
                       
                       (A')
                       この時よ永遠につづいてくれ…
                       but 時はすべて一瞬
                       なら忘れないように 一瞬を心に刻もう

                       (B)
                       俺たちのラストクライム ただの男になって いま 

                       (サビ)
                       おまえがあたり前のように そこにいる
                       山は絶対に譲らないという顔をして そこにいる
                       巻ちゃん! たのしいな 巻ちゃん!(リフレイン)


                       講評(巻島裕介)
                       山の神って、おまえのことじゃねーのw


                      流行のJ‐POPみたいに臆面のないポエムだな!

                      ライバルといえば犬猿の仲が多いなか、このふたりは互いを認め合い、自分の力を引き出してくれる相手を尊重し合える関係。
                      思えば、スラムダンクの桜木と流川なんて、最終巻にしてようやくハイタッチを交わしたのだった。
                      ラストランを前にしてハイタッチを交わす東巻を見ると、ほんとうにこいつら…とにやにやしてしまう。
                      これから二人のあいだで雌雄を決するというときに、わざわざ先手を打って「何があってもいいっこなし」っていう確認をとっておくようなものだもんね。相手を出し抜くようなことはしない、正々堂々真っ向勝負でいくぜっていう、誓いの儀式。

                      わずかな差で山頂を制したのは東堂。

                      となりで息をあえがせる巻島に東堂が伝えたのは、やはりこれまで隣で走り続けてくれたことへの「感謝」。
                      ひとりだけではこんなに強くなれなかった。照れくさいことも、照れずにいえるのが東堂さんのかっこよさ。
                      ふたりとも、相手をねじ伏せたいという支配欲よりも、隣で走る相手に恥ずかしいところを見せられない、そんな憧れにも似た気持ちで走っていたように思える。
                      疲れで手が震えてハイタッチできなくて、「せーの」でやり直しする東巻かわいいよ〜。いつもはかっこいい先輩たちなのに、ふたりいっしょにいるとたまに幼くなるようなところにぐっとくる。すごく無防備な姿を見せてる気がして。

                      闘争心だけじゃない、感謝や憧れや意地やただただ楽しくておわりたくないって気持ち。まるで子どものころみたいに純粋な「大好き」が詰まっている東巻が好きだ!とあらためて確信した。
                      はー、東堂さんは巻ちゃんが好きすぎる。

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