終わりのない物語

まどマギ劇場版を鑑賞。まずは総集編。
背景や変身シーンにかなり手が加わえられていて、迫力を増した戦闘シーンは見ごたえじゅうぶん。
音楽に関しては、テレビ版の主題歌・エンディング・BGMがいずれも最高にツボだっただけに、映画版のストリングス中心のアレンジはきれいだけど物足りない気もした。
ただ…総集編をつくる意味って、やっぱりよくわからない。(もちろん、二次展開の大半は商業的な理由によるものだろうけど)話の筋はまったく同じだしなあ。あの一話ごとのヒキがなくなればそのぶんスリルも中和されるし、どうしてもテレビ版と比べながら観てしまう。
もうすこしアニメーションそのものに関心があれば、大画面で観る醍醐味やアニメーションのクオリティが加算されるんだろうけどな。

「叛逆の物語」もあわせて観たのだけど、これは正直……どういうことなのかよくわからない!!(どーん)
本編は感情が論理を凌駕しているから、細かいことは気にせずに感情移入しまくって観ていたんだけど、今度は論理に論理で抗する物語なので、1回観たくらいじゃちんぷんかんぷん。
次元を超越しまくるおかげで、どこからどこまでが「現在」で、いったいなにが「現実」なのかの区別もよくわからなかったしなー!

なんかキレイに終わりそうだな…って予感を覆して、覆して、覆した末に、到底ひと口にはいえないオチをつけてきたのには、そうだよね、テレビ版のあのラストシーンのあとにわざわざ絵に描いたハッピーエンドなんて付け加えても、蛇足でしかないよな、と深く肯くものがあった。
まどマギは「希望」という「可能性」を求める物語だった。それだけに、「ハッピーエンド」というひとつの可能性のもとに物語を閉じてしまうのは、何かちがう気がするのだ。みんなが幸福な結末はすばらしいけれど…彼女らの苦しみや絶望や悲しみが、絵空事へと吸収されてしまう気がして。
ただその一方、またしても悶々とした気持ちが残されるという。笑

もはやこの物語に「終わり」はない気がするので、あとは観た者の「解釈」次第だろうけど…自分の頭だけじゃいろいろおっつかないよう。レビューサイトを覗いてみるかな。

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レビューをみてきた!
なるほどなー!「叛逆」っていうのは、自分の手の届かないところへいってしまったまどかに対するものなのか。納得。
あくまでテレビ版本編の後日談として観ていたけど、劇場版が本編を覆す存在になっているのね。そう思えば、なんと徹底した構成だろうか。
これが男の子同士の物語なら、私はもっとすんなり呑み込めたんだろうな…と思った。笑
女の子同士の「友情」の物語と思うがゆえに、無意識化にほむらの愛情を欲望をはらまない純粋なものとしてとらえようとしていたかも。
ほむらを守るために女神になったまどかと、まどかを取り戻す為に悪魔になったほむらの相克のラブストーリー。そう思って観れば、またなにか見えるものがあるかもしれない。もっかい観てみようっと。
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    輪廻の終わりと時代のとびら〜「魔法少女まどか☆マギカ」

    ゆうべは同期会で終電だったわりに朝起きられた。
    といっても、仕事の電話で叩き起こされたんですが。あの電話がなければ昼まで寝過ごしたかもしれないことを思えば感謝。二次会になだれ込む同僚らから抜け出し、一足先に帰って来たかいがあった。
    みんなだいぶいい具合に酔ってたけど、大丈夫だったかな。あのままだと間違いなく、誰かの部屋で夜明かしコースであろう…。せっかくの祝日が酔いざましのぐだぐだでつぶれてしまうのは、どうにももったいない。こうして他人といっしょに過ごす時間をわずらわしく思ってしまうのは、よくない癖だなとも思うんですが。半分あきらめてもいる。


    TSUTAYAで「まどマギ」のつづきを借りてきた。
    あー、おもしろかった!
    ほむらちゃんのループのなかでみんながいっしょに戦ってるシーン、すっごくわくわくしたな〜。
    まどマギの戦闘シーンはほんとうにかっこいいんだけど、つらい戦いばかりでどうしても楽しみきれなかっただけに、共闘するまどかやほむらちゃんやまみさんに胸が躍った。
    一瞬ずつしか重ならなかった5人の人生だけど、もっとちがう出会い方があれば、こんなふうにただ仲良しの友だちとして過ごす一生もあったのかもしれない。本編ではずっと苦しそうで、つらそうな顔ばかりだったまどかが花が咲くように笑っていて、ほむらちゃんはこの笑顔を守りたかったんだね…ってせつなくて仕方なかった。

    この輪廻を断ち切るにはこれしかない、という結末を迎えるんだけど…再編後の世界でもほむらが魔法少女である理由って、なんなのだろう。再編前の世界と同じく魔法少女は存在していて、願いを叶えることを条件に彼女たちが魔法少女になっているとすれば、ほむらもまた、何かを願った帰結として魔法少女になっているわけで。
    でも、ほむらが魔法少女になるための「起点」はすでに世界から消失してしまっている。
    エンディング後の荒野での戦闘シーン、ほむらの魔力はものすごく強大なものになっているようだった。もしかして、ひととして生きられる以上の時間を過ごしているのかもしれない。
    英語で映し出された字幕は、「彼女を忘れない限り、あなたはけして独りにはならない」。
    もしかして、ほむらも理を超えた存在になっている?ほむらは「まどかを忘れない」ことを願ったんだろうか?
    うーん、あのラストシーンの意味が気になる。
    後輩さんから、劇場版ではテレビ放送時に残されたかすかな希望すら叩き潰す容赦なさだった…!と聞かされているので、まずは劇場版を観てみたい。

    進撃もまどマギも、どちらもたしかに「エヴァンゲリオン」以降の絶望的な世界のなかで人間の無力を突きつけられる物語であるにもかかわらず、登場人物たちは逃げずに立ち向かう道を選ぶ。勝利ではなく、希望を勝ち取るために。
    戦いとは、けして「敵を倒す」ことだけを意味するのではなく、己のうちの恐怖やおそれ、自分自身の弱さと向き合うことでもある。きっと無理だろう。うまくいくはずがない。
    そういった仮定の絶望のなかに閉じこもる時代は終わろうとしているのかもしれない。

    ずっと長いこと自分のなかでエヴァはトラウマで、到底客観的に楽しめるものではなかった。
    でも、いまなら観られるかもしれないと、まどマギを観終えてはじめて思った。それでもちょっとこわいけど。
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      叶わぬ願いと少女の祈り〜「魔法少女まどか☆マギカ」

      いまさら「まどマギ」観てるんですが…おっもしろいな〜〜〜〜〜!!!!
      女の子かわいい!戦闘シーン斬新!音楽かっこいい!つづきが気になって止まらない!!
      みんな知ってると思うけど!まじでおもしろいですねっ!!

      週末、ジョジョのDVDを返却に出かけたら、ちょうどつづきは貸出中。
      黒バス二期でも借りるか、と思ったらこちらも2巻から先がない。何も借りないのもさみしい…と迷った末に、かつて後輩さんに熱烈推薦されながら、映像は観ないから〜とスルーしていた「まどマギ」を借りることにする。
      かりにも腐女子ではあるもののたいしたオタクではないので、アニメとかどれがおもしろいのか全然わからないんですな。さすがに話題作は耳に入ってくるけど、自分のツボにハマりそうな作品がどれか見極められない。まんがならまだ、畑違いのジャンルでも、あ、これ自分好きそうだな、ってぴんとくるものがあるんですけどね。このところのアニメを選ぶ基準は、腐萌えしそうかどうかの一点だったしな…。
      「まどマギ」はネット上のレビューや後輩さんとの萌え語りから、おもしろそうだなと心惹かれてはいたので、この機会にとレンタルしてみた。

      4巻7泊で借りてきたから1日1話ずつ観ようと思ってたのに、一気に2話から8話まで観てしまった!
      2泊3日にしておけばよかった!

      ネタバレオールオッケーで後輩さんに語り尽くしてもらっていたので、あらすじは8割がたわかっている状態。それでも引き込まれてしまって、目が離せない。
      1話ごとに「まさか!」「そんな!」と思わせるヒキがあって、「はやくつづきを…!」と先を急ぐように観すすめました。
      あらかじめ視聴者や主人公たちが思い描いていたであろう「世界を救う魔法少女」という夢物語は歪められ、やがておそろしい真実が暴かれていく。これまでの「戦闘美少女」ものの系譜を踏まえつつ、それをあえて裏切るかたちでストーリーがつくられたことは間違いないだろう。
      少女たちの祈りはどこまでも純粋だ。大切なひとを守りたい。誰かの役に立ちたい。
      しかし、世界に平和をもたらすはずの少女たちのやさしさや勇気は、その汚れなさゆえに、いっそう大きな絶望を生むことになる。魔法少女というファンタジーな世界観でありながら、描かれるのはとことん残酷で容赦ない現実。
      観ていて何度、きゅうべえに殺意を抱いたことか!
      大人ならうまく自分をだまして逃げてしまうことでも、少女たちは正面からぶつかって、弱い自分を責めてしまう。純粋であるがゆえにおろかでもあり、自分を過小評価して、大切なものを美化して、どんどん逃げ道を失くしていく。
      正しいと思うことだけでは、うまくいかないことのほうが多い。
      いまとなっては、このまどかママのセリフにも深く肯けるわけですが、もっと若いころなら精神的にキツかっただろうなあ。私自身、何もできないくせしてやたら潔癖な子どもだっただけに。
      私にとって「エヴァンゲリオン」がそうであるように、柔い心にはトラウマになりえるアニメだなあ、と。笑
      結末もわかってはいるのだけど、いったいどんなふうに描かれるのかすごく楽しみ。

      キャラデザや衣装やちょっとしたしぐさなんかは、ほんとかわいくって女の子向けなのに、銃器を扱う手つきはまるで男性向けアクションアニメのそれ。彼女たちの「魔法」は、まさしく「戦闘」であり「殺戮」。なんてったって、スティックやコンパクトじゃなくて、ちゃんと武器持って戦ってますもんね。
      ここでまず、違和感を感じた。あれ、これは私の知ってる魔法少女じゃないぞ、と。彼女たちのやってることは、おしおきでもなければ人助けでもない。やるかやられるかの戦いだ。
      独特のBGMとあいまって、なんともいえない不穏な空気がただよっているんだけど、映像はものすっごいカッコいい!!
      つぎつぎ銃を手に取って、魔女を撃ちまくるシーンなんてまさしく「快っ感」ってやつ。(これ、若者はわかるんか…)
      敵である「魔女」の演出も、こんなの見たことない!って斬新さ。影絵みたいな映像や、現代美術みたいなイラストをつかって、おとぎ話風に仕立ててる。リアルさとは対極の表現なのに、得体の知れなさが逆にこわい。
      こういう発想はほんと、どこから出てくるんだ。アニメのためのアニメって、すでに描かれている世界を映像化するのとはまたちがった、ぶっとんだ自由度があるなあ。ちぐはぐになってもおかしくないいろんな要素が、これしかない!っていうハーモニーを生んでいる。
      ひとりの人間が生み出す漫画とはちがい、多くの人間で組み上げるアニメだからこそのおもしろさなのかもしれない。
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        Free!ES DVD5巻

        とうとう第10話までたどりついた。

        遙と凛のあいだの緊張感も解け、一期にくらべるとドラマとしてのカタルシスに欠けるかと思われたESだけど、毎話少しずつ積み重なってきた違和感や伏線がこの9話・10話でひと息に回収され、昇華される。
        映像や演出にもすばらしく気合がはいっていて、アニメのよしあしとかまったくわからないんですが、とにかくひきこまれた。

        京アニの映像って人物の肌がぽうっと発光するような、独特の質感がありますね。
        すごいキレイだな〜ってほれぼれ見ているんですが、いったいどういう仕組みなのだろう?
        デジタルぬりのアニメーションって、白っぽくて味気ないなって思ってたんだけど(最近のはそんなこともないようですが)、京アニのアニメはとても色鮮やかに感じる。単純に色彩設計の問題なのかな?
        技術的なことがわかれば、きっともっと感動することがあるんでしょうね。

        9話 失速のフォーミング!

        地方大会に向けて、リレーの練習に励む岩鳶&鮫柄メンバー。
        鮫柄では、宗介の指導を受けた似鳥がリレーメンバーに名乗りを上げ、岩鳶では日が暮れたプールで引き継ぎの特訓中。みなそれぞれに気合をみなぎらせるなか、遙だけはいつになく浮かない顔を見せていた。

        自由に、何ものにもとらわれることなく。
        いつだって、それだけが遙にとっての泳ぐことの意味だった。
        しかし、県大会後、スカウトからの注目が高まるにつれ、遙の周囲は急速に姿を変えていく。
        ただひたすら水に身をゆだねてきた遙に、ついに訪れた試練の時。
        なぜ自分は泳ぐのか。そこに「理由」は必要ない。
        かたくななほどに自由であることを貫いてきた遙だけど、遙が泳ぐほどに、周囲は「夢」や「将来」や「勝利」といった枷で遙をしばり、高みへ押し上げようとする。

        遙にとっては泳ぐことそのものが「目的」なんですね。
        水泳は記録や栄誉を打ち立てるための手段ではない。だから「勝つ」ために泳ぐことに、ずっと違和感を抱え続けている。凛ちゃんが目標に向かって突き進むファイターだとすれば、遙はやはり、アルティザンだ。ただ泳ぎを極めるために泳ぐ求道者。
        まあ、遙自身には「極める」というような明確な意思すらないかもしれませんが。
        「はやくただの人になりたい」なんて、たかが高校生が語るには達観しすぎているようにも思えるセリフ。しかし、遙にとっての水泳が、何かを成し遂げるためのものではなく、自分を解放するためのものだと思えば、自然なものなのかもしれない。

        遙って…いったい何から、こんなにも「自由」になりたいって思っているんでしょうね?
        ルールや規則から?自分を抑圧するなにかから?退屈な日常から?
        凡庸な視聴者としてはつい動機づけを求めてしまうのですが、明確なエピソードやモノローグはいまのところない。ほかのキャラクターとちがって、遙は自分の心のうちを明かさない。
        だから、こちらもつい深読みしたくなってしまう。

        もしかしたら、遙の漠然としたおそれは何者でもない自分が、何者かへ変わっていくことへのおそれ、「大人になる痛み」というやつなのかもしれない。
        「何者かになる」ということは、自分の道を選ぶということ。
        それは同時に、いま隣を歩いている仲間と、べつべつの道をいくということ。
        大切なものを失い、あるかないかもわからない可能性を信じ、そうして進んだ先には、これまでのように何もいわなくても理解してくれるような仲間がいるかどうかもわからない。拠りどころを失った自由は、ただ「孤独」なだけだ。
        なにも変える気はないようにおもえた遙も、どこかで変わらずにいられないことを感じとっている。でも、これまで心のままに泳いできた遙は、どう自分をコントロールすればいいのかわからない。
        正体不明の恐怖が、葛藤が、遙の身体を絡め取り、ついに遙は個人レースの最中、泳ぐことをやめてしまう。

        答えを見つけられない遙を、ひたすら見守る真琴と、「口に出さなきゃわかんねえ」とせっつく凛ちゃん。
        ふたりの性格が出てるな〜。「鳴くまで待とう」タイプが真琴、「鳴かせてみよう」が凛ちゃんかな。凛ちゃんの「鳴かせてみよう」は変化球なしの直球勝負だから、思いっきり打ち返されてしまうわけですが。
        凛にとって自分の目指す先に遙もいるってことは決定事項。夢でも希望でもない、ゆらがぬ事実。
        凛ちゃんって、まっすぐですよねえ。相手の都合なんかはおかまいなしに突き進む。愛されて育ってきたんだなあっていとおしい。

        レースをやめた遙に凛は「おまえには夢ってもんがないのかよ」「もっと本気でぶつかってみろよ!」と迫るのだが、遙は「夢ってなんだ、将来ってなんだ、それはおまえのだろ!俺にはそんなものはない」と一刀両断にしてしまう。
        自分が信じてきた価値観をばっさりやられた凛ちゃんの、傷ついた顔ときたら。
        まるで、置き去りにされてびっくりしてる子ども。
        凛ちゃんは自分が間違ってるなんて思ってもないだろうから、このカウンターはきいたでしょうね〜。「それはおまえのだろう」って、痛烈だなあ。目標を掲げて、一生懸命に努力することはうつくしい。でも、それだけが正しいありかたというわけじゃない。

        どこかほかに行きたい道があるわけじゃない。むしろ、一歩先の未来だってわからない。
        そんな自分への焦燥や、勝手にどんどん変わっていく景色への苛立ちを振り払うかのように、遙は強烈なNOを凛にぶつける。
        遙さんは凛ちゃんに手加減しないな!
        このふたりはかわいい顔して、殴り合ってわかり合う「男同士の友情」ってやつだよねえ。ぶつかり合って、触発されて、それを自分の原動力にする。
        だからこの喧嘩もまた、遙を突き動かすブレイクになるんだろう。

        その一方で、宗介の肩はいよいよ限界に近づいていた。
        宿泊先のホテルで遙に故障を気づかれた宗介は、苦々しい表情で「凛には絶対いうな」とひと言。
        凛が個人戦でトップに立ったことを陰から見届けたあと(星飛雄馬の姉か!ってな感じだけど、宗介は物陰からうかがう姿も様になりますよね〜!さすが、愛が重いぜ!)、座り込んでシャワーにうたれながら、肩をおさえる宗介…。
        これはリアルタイムで見てた人、「うわあぁぁぁぁ!!!!」ってなってたでしょうね…!宗介の苦悶のうめきが頭から離れないまま一週間って、なんつー仕打ちだ!

        今回のメドレーリレーのチームは、凛が鮫柄でつくった最高のチーム。本気のリレーを泳ぐためのチーム。鮫柄メンバーが右肩上がりに士気を高めていくなかで、宗介の怪我だけが、水に落としたインクみたいにうっすら不安をひろげていく。
        鮫柄のリレーを楽しみにここまでFree!を観てきたようなもんなのに…観るのが少し怖い。

        次回予告からすでに泣きそう〜〜〜〜。
        凛に語りかける宗介のモノローグが、全力で泣かせにきてる…!
        子どものころのふたりがあんまりかわいくて、余計にせつなくなる。宗介…。



        10話 涙のシックスビート!

        これぞ神回!宗凛的にも極まりまくりなのだけど、アニメーションそのものにもすごい感動した〜〜〜!!!

        凛が個人バタフライを泳ぐころ、ひとり客席から離れる遙。人気のないロビーでため息を落とす宗介。
        それぞれに戸惑いや葛藤を抱えたまま、地方大会はクライマックスを迎えようとしていた。

        OP明けからは、宗凛の過去回想編。
        小学校時代、宗介と凛のはじめてのリレーは5位に終わる。
        凛はチームで泳いだ結果に前向きだったが、宗介は「誰かのせいで負けたり、たとえ勝っても自分だけの力じゃなかったり。そんなのつまんねえ」と仲間の価値を否定して、凛を激怒させた。

        凛にとってリレーは、父と自分とをつなぐ大切なもの。
        それは宗介だってよくわかっているのに、宗介は凛とリレーは泳ぎたくないという。
        「いっしょに泳いでやればいいのに」と笑う貴澄に、宗介は真剣な目で「泳いでやるだと!?」「なにかしてやるとか、俺と凛はそういうんじゃねえ」と反発した。
        貴澄に「ふたりはライバルだもんな」と言われて、誇らしげに顔をほころばせる小さな宗介。
        宗介は凛とただ仲良くなりたかったんじゃない。もっと特別で、誰より対等な、凛のライバルでいたかった。いつもまっすぐ前だけ見ている凛に負けたくなかった。置いて行かれたくなかった。あまえたくなかった。
        宗介は凛のライバルだから、凛の仲間にはならなかった。

        むくれて口をきこうとしない凛の機嫌をとろうと、「バッタの勝負しようぜ」と声をかける宗介。
        このころからずっと、凛は頑固で、自分の思うままに行動して。宗介も負けじと頑固なのに、やっぱり凛にはかなわない。自分のほんとうに欲しいものは口に出せないまま、結局凛を優先してしまう。強気な宗介の弱った顔を見ていると、凛も怒ってるのがばからしくなって、結局いつものふたりに戻る。
        きっと何度も繰り返してきた、じゃれ合いみたいなふたりの喧嘩。
        拳をぶつけ合うのは、「いこうぜ」っていう合図。

        このあとにつづく四季をめぐる回想シーンはもう、涙なくして見られない。
        秋、落ち葉の吹き込む廊下で、箒を手にちゃんばらをするふたり。冬、クリスマスなのに風邪をひいて寝込んでいる凛に、雪が降り出したことを教えてあげる宗介。夏、入道雲のたつ海辺を、競い合うように駆け抜けた。
        そしてまた冬、凛はとっておきの笑顔で、宗介に「いっしょにリレーしたいやつ、見つけたんだ」と告げた。
        夢と希望で満ち溢れ、何もかもが輝いていた子ども時代。
        まだ幼いふたりは、いっしょならこわいものなど何もないとでもいうように、無邪気に笑いあっている。すべてがやさしくかんぺきな、小さなまるい世界。何もかもがあまりにもうつくしくて、胸が苦しくなる。過ぎ去った時間は戻らないからこそ、いっそうまぶしく観る者の目に焼きつく。
        ふたりほんとうに、いつもいつもいっしょにいたんだな。
        たのしいもうれしいもくやしいもかなしいも、ぜんぶ分け合ってきたんだろう。
        この先もずっと、かたわらで同じ景色を見つめていたい。宗介はそう願っていただろうけど、凛は遙を見つけてしまった。


        試合を終えた凛が、宗介のもとにやってくる。
        いっしょのチームで泳いだ最後の試合をなぞるように、ベンチの両端に座るふたり。
        凛はついに、ずっと気がかりだった宗介の変調を口にした。宗介は頑なに否定するが、結局、肩の故障は凛に見抜かれてしまう。

        凛ちゃんにジャージを剥かれる宗介がエロすぎるw 首すじのそらし方がしどけないw
        宗介は見た目攻め攻めしいだけに、こういう被虐的なシチュエーションだと背徳感漂うな〜。でも、凛ちゃんはそういうところてんで無自覚というか無関心そうw 宗介のこと、100%友だちとしか思ってないw

        宗介は、2年前にオーバートレーニングで肩を壊していた。
        スカウトも大学進学も、すべて嘘。
        目標を失って、水泳をやめることを決意した宗介は、凛といっしょに泳ぐためだけに鮫柄に転校してきた。
        リレーの仲間を見つけたといって去っていった凛。宗介は凛のことを追いかけてきたのだ。今度こそ、凛の仲間になるために。失ってしまった大切なものを取り戻すために。

        ああ、1話からずっとあった違和感はこれだったんだね…。
        高校最後の夏に転校とか、個人戦で泳がないとか、宗介はぜんぶ決めていたんだ。辞めるって決めて、終わらせるために、鮫柄に来たんだ。思えば最初から、女の子みたいな名前の男の子ばかりの楽園で、宗介だけが異邦人だったじゃないか。
        遙が凛を導く光なら、宗介は凛の後ろにたたずむ影。
        スポーツには必ず勝者と敗者がいる。誰もが成功者になれるわけではない。夢の途中で道を断たれてしまう者のほうがずっと多い。頂点までたどりつけるのはほんの一握りだけ。宗介はふるいにかけられて零れ落ちていく、多くの砂の一粒だったというだけの話。

        故障が完治することはまずないといっていい。いちど壊れてしまったものを、「もとに戻す」ことは不可能だ。いままでとはちがう身体で戦う方法を、いちから模索していかなくてはならない。見つかるかどうかもわからない、かすかな可能性に賭ける不安にもがき苦しみながら。
        宗介は長いリハビリのなかで、自分がもはやトップ選手には戻れないことに気づく。
        リハビリを続けていけば、ふたたび泳ぐことはできるかもしれない。でも、宗介はずっと夢を追いかけてきたのだ。勝つために泳いできたのだ。その夢の先には、凛が待っていることを信じて。
        信じた未来にたどり着けないことを思い知らされながら泳ぎ続けるなんてことは、宗介にとって「泳げない」こと以上の苦痛だっただろう。そうして宗介は、自ら夢を終わらせる決意を固めた。

        そんなとき、宗介は凛と遙たちのリレーを見る。
        仲間たちと笑い合う凛を見て、彼は最後の希望を見つけた。夢を断たれてからずっと乾いていた心に、「泳ぎたい」という気持ちが芽生える。それはちっぽけだけど、たしかな熱を持っていた。闇のなかをさ迷っていた宗介が、やっと見つけた光だった。

        ここで無理することによって選手生命を断たれてもかまわない、という宗介の選択は、賛否を呼ぶものかもしれない。
        でも、これは彼の人生。彼自身が選択した以上、それを尊重したいと思う。
        この時無理をしなければ、治っていたかもしれない。それはそうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。未来のことは誰にもわからない。ありとあらゆる可能性とリスクがあって、そのなかから宗介は、「あきらめる」より「やり遂げる」ことを選んだ。自己犠牲としてではなく、自分自身が先に進むために。

        満足したといえる終わりを迎えられる選手がどれだけいるだろう。
        笑って去ることのできる選手が、どれだけいるだろう。
        たとえ望んだ栄光は得られなくても、これはたしかに宗介が自分自身で掴み取った結末。
        やりきれないのとおなじくらい、誇らしいと思った。
         

        なあ凛、俺たちにも見せてくれよ、見たことのない景色を


        凛が伸ばした手を、宗介は今度こそしっかり掴んだ。
        助けられたとか、救われたとか、きっともう関係ない。ずっとふたりは「いこうぜ」って、肩を並べて、拳をぶつけて駆け出してきた。もういちど、子どものころみたいに笑いあうために。


        はあ〜〜〜〜、目に映るすべてが宗凛すぎて…つらいけど幸せすぎる…!
        宗介の胸で泣く凛ちゃんヤバいよーーーー!!!!
        「なんで隠してた!!」って怒り狂う凛ちゃん(凛ちゃんきのうから、遙に怒鳴られ、宗介に辞める宣言され、メンタルボロボロだろうに…それでも結果残してるところに成長を感じるわ。)に、「いったらお前、泣いちまうだろ」って笑う宗介。
        これは反則すぎる!!!宗介かっこよすぎるだろ…くっそ、やせ我慢しやがって。
        私はこういうひと言にめっちゃくちゃ弱いんだよ〜。「青い花」でふみちゃんがあーちゃんに、「あーちゃんはすぐ泣くんだから」って告げるシーンとか、「星々の船」で兄が妹に「いいからほら、泣いちゃいな」ってなぐさめるシーンとか。
        大きくなって、いろいろうまくやり過ごせるようになったつもりが、ほんのひと言でふっと子どものころに引き戻されてしまう。ひとりだったらこらえていた涙を、堰き止めていた想いをあふれさせる、呪文みたいなひと言。ともに過ごしてきた年月を一瞬で遡るトリップ感にこみあげるものがある。
        小さいころから凛のことを守ってきた宗介がいうからこそ、こんなに泣けるんだろうねえ。ほんとうに宗介は、凛ちゃんに前だけ見ててほしいんだなあって。

        そしてまた凛ちゃんの泣きのすばらしいこと!
        嗚咽して擦れた声で「泣かねえよ、バカヤロウ」って、これは反則だ〜〜〜!!!!!なんかね、全然キレイに泣いてなくて、声とか上擦ってて、いつもよりちょっと幼い感じで、めっちゃ無防備!!!はあ〜〜、ヤバい。「バカヤロウ」は声にすらならなくて、ほぼ吐息なんですよ。「いこう、試合だ」って宗介に胸から剥がされるときとか、ぜんぜん身体に力が入らない感じなんですよ。
        ヘタな濡れ場よりよっぽどエロい!!
        音声媒体は照れくさくてほとんど聞いたことがないんだけど、声優さんってすごいなあって震えました!こんなにエロい凛ちゃんを届けてくださってありがとう…。(拝)
        ぼろぼろ泣きながら、頭の片隅では「凛ちゃんエロすぎるな…」ってすごい冷静に思ってました。感動と萌えってそれぞれ独立した感情なんだな。

        あと、これだけ凛ちゃんが目の前で泣いてて、でも自分はもう穏やかにそれを慰めてる宗介を見て、ああ、宗介はもうじゅうぶん苦しんで、悲しんだんだな…凛ちゃんの前では笑ってようって、決めてたんだなって思った。
        きっと宗介は自分のことをかわいそうがって泣くなんて絶対嫌だったろうから、凛ちゃんが代わりに泣いてくれたんだな。
        リレーのとき、沈みかける宗介を凛ちゃんが呼ぶのもよかった。宗介の光はやっぱり、凛ちゃんなんだなあ。凛が遙を追いかけるように、宗介は凛をずっと追いかけてきたんだなあ。
        試合後、柄にもなくチームへの感謝を告げた宗介に笑う凛ちゃんは、ちょっと泣きそうな、すごくやさしい顔をしててきゅんとした。

        ラストシーン、なんだか言葉にならないですねえ…。じーんとこみあげてくるものがありました。
        競技後のプールを、ふたりならんで見つめる宗介と凛。
        すっきりした表情で「凛、俺やっと見つけることができた」と告げる宗介に、涙をこらえて「おせーよ」とケリを入れる凛ちゃん。
        アップからヒキへの移行がうまい!やっとふたりがチームとして泳いだドラマティックなラストシーンから、たちまちいつものふたりへと戻っていく変化がなんともいえずいとおしい。

        いつまでもずっとずっと、こうして隣同士でいてほしい。
        子どもみたいにはしゃいで笑うふたりを見ていたい。
        宗凛大好きだー!ありうる限りの幸運が宗介に訪れるようにって、思ってしまうよ。
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          弱虫ペダル DVD10巻

          さあ、待ってましたの東巻再会編。
          坂道の落車によって、IH決戦の約束を果たすことなく、離れ離れになってしまった東堂と巻島。
          もはやこれまでか…誰もがあきらめかけた時、巻島だけはルーキーの底力を信じていた。

          100人のライバルたちを追い抜いて、最後尾から坂道帰還!
          「3分っショ」とつぶやいた巻ちゃんの予告どおり、きっかり3分での到着。さすが坂道、なにがあろうと約束を守る男。
          坂道の姿を認めた瞬間、巻ちゃんは山頂へ向けて加速。
          山頂で待つ、たったひとりのライバルのもとへまっしぐらに駆け出していく。

          こんな気のせいた状況でも、しっかり金城キャプテンに坂道への感謝の気持ちをたくしていくのが、巻ちゃんの律義なところだなあ。巻ちゃんにとって、坂道は待望のクライマー。
          入部してきた坂道の秘めた素質を認めて、目を輝かせる巻ちゃんが無邪気でかわいい。言葉にはしなくても、巻ちゃんも東堂と同じようにIH決戦の約束を大事にしてきことが、ひしひし伝わるぜ…。
          坂道がいてくれるからこそ、巻ちゃんは自由に走ることができる。金城に託した「ありがとう」には、レースに間に合ったことだけでなく、坂道が入部して来たことそのものへの感謝も含まれているんだな。

          こういうところを見ていると、坂道が自分とは正反対の巻ちゃんになつくわけが、よくわかりますね。
          坂道は不器用で、ひとつのことしかできない。オタク気質ゆえに一所懸命に何かを追っかけるのは得意だけど、状況に応じて臨機応変に自分をコントロールするようなことはめっぽう苦手。長所は短所の裏返し。
          坂道の愚直なまでの一途さを、巻ちゃんは責めなかった。
          もっと要領よくやれよ、なんて詮無いことは言わず、自分を貫けといって背中を押してくれた。
          ひとは自分を信じてくれるひとのことを信じる。坂道もまた、巻ちゃんが「てっぺんとるぞ」って、本気で信じてくれたからこそ、走ることができたんだろう。


          そのころ、東堂は先頭を独走。
          地元開催ゆえの大応援をうけ、こりゃあ早くもウィニング・ランモードか!?と思いきや、まるで苦しいトレーニングに耐えるかのような苦しい表情。東堂ファンクラブの女の子たちの黄色い声援にも、微動だにせず。
          もはや「山岳リザルト」という王者の使命のためだけにペダルをこいでいるにすぎない。

          でもこんなのはじめてだ…トップで独走してて、地元のレースで、早く終わっちまえなんて思うのは


          大好きな女の子には目もくれず、ただひたすらにライバル(男)との断絶を悔いて自暴自棄って……ガチなやつじゃないですか…!東巻すごすぎんよー。
          巻ちゃんがいると調子乗りすぎてウザいし、巻ちゃんがいないと自暴自棄で鬱。どっちにせよ面倒くさい男だな!551の豚まんのCM思い出したw

          ひとり追い上げてるぞー!
            ↓
          はっ!(まさか…!)
            ↓
          館林モブ男参上!
            ↓
          肩すかしに東 堂 炎 上!!


          当て馬登場で恋が再燃、というのもまた、再会ロマンスの王道パターン。
          しかし、モブ男のことなどアウト・オブ・眼中。一瞬、再会を期待してしまった未練がましい己に腹を立てるなんて、さすが東堂さんはプロのナルシストやで!
          こんだけまるっとムシされたら、そりゃモブ男も怒るわ。
          でも、恋は盲目というもので。

          俺が山頂をとるんだ…そのために、俺はぜんぶ捨てたんだ!!


          全部=巻ちゃんとの約束だよね!!それが東堂さんにとっての全部だったのね…。
          愛を捨てて使命に生きることを誓う。こうしてひとは修羅の道へと分け入っていくのだ。
          このへん、レースへのシビアな覚悟を語ってるはずんだけど、音楽がやさしすぎて、再会へのアプローチにしか見えない。

          そしてついに、髪をなびかせて待ち人参上!

          驚愕を隠せない東堂に、いつものにやけた顔で、でもちょっと得意げに語りかける巻ちゃん。

          「よう東堂、どうだコンディションは?俺はいままでになく」
          「巻ちゃん…俺はたったいま、絶好調になったあぁぁぁ!!!!」


          漢・東堂、号泣。
          感激のあまり涙を流す熱血漢なんて、モーレツ感動男・花園くんか、漢・修造以来じゃないのか。
          どん底からてっぺんまで一気に駆け上がるテンションは、さすがクライマーといったところ。

          再会で火がついたふたりは、先行する館林モブ男を一瞬で抜き返す!

          「くっは、東堂ぉ!!」
          「はっはははは!巻ちゃーん!!」


          波打ち際を追いかけっこするようなノリで抜かれた!!
          これはトラウマになるな!

          無事、ふたりだけの国にたどりついき、「離れていた間、どうだった?」という話題に花を咲かせる東巻。
          坂道の奇跡的な追い上げによって巻島がここにいるんだと知った東堂は、愛する人の窮地を救ったルーキーに「いわねばならんな、ありがとうと!」と堂々の身内宣言。
          巻ちゃんの恩人は、東堂の恩人!巻ちゃんの後輩は、東堂の後輩!
          巻ちゃんもいつの間にか、東堂のことを「尽八ィ!」って、呼び捨てしているではないか。
          ふたりきりのときは下の名まえで呼び合ってんのかよ…!

          暑さにやられたのか、巻ちゃんと走れる喜びをポエムへと昇華させる東堂。
           

          「俺とお前のふたりだけ〜クライマーズ・ハイ」 唄・東堂尽八
           
           (A)
           アスファルトと草の混じった匂い
           ねっとりとした 蒸し暑い夏の空気
           肌に心地いい風

           (B)
           心は昂揚し 筋肉は目標に向かって足を蹴る

           (サビ)
           おまえがあたり前のように そこにいる
           絶対に山は譲らないという顔をして そこにいる
           巻ちゃん! はしろうぜ 巻ちゃん!(リフレイン)

           (ブリッジ)
           はじめて会ったときは 俺は正直お前を嫌った
           気味の悪いヤツだと思っていたよ
           けど… いまは真逆だ
            
           (A)
           感謝せずにいられない
           山の神から 最高のシチュエーションのギフト
           
           (A')
           この時よ永遠につづいてくれ…
           but 時はすべて一瞬
           なら忘れないように 一瞬を心に刻もう

           (B)
           俺たちのラストクライム ただの男になって いま 

           (サビ)
           おまえがあたり前のように そこにいる
           山は絶対に譲らないという顔をして そこにいる
           巻ちゃん! たのしいな 巻ちゃん!(リフレイン)


           講評(巻島裕介)
           山の神って、おまえのことじゃねーのw


          流行のJ‐POPみたいに臆面のないポエムだな!

          ライバルといえば犬猿の仲が多いなか、このふたりは互いを認め合い、自分の力を引き出してくれる相手を尊重し合える関係。
          思えば、スラムダンクの桜木と流川なんて、最終巻にしてようやくハイタッチを交わしたのだった。
          ラストランを前にしてハイタッチを交わす東巻を見ると、ほんとうにこいつら…とにやにやしてしまう。
          これから二人のあいだで雌雄を決するというときに、わざわざ先手を打って「何があってもいいっこなし」っていう確認をとっておくようなものだもんね。相手を出し抜くようなことはしない、正々堂々真っ向勝負でいくぜっていう、誓いの儀式。

          わずかな差で山頂を制したのは東堂。

          となりで息をあえがせる巻島に東堂が伝えたのは、やはりこれまで隣で走り続けてくれたことへの「感謝」。
          ひとりだけではこんなに強くなれなかった。照れくさいことも、照れずにいえるのが東堂さんのかっこよさ。
          ふたりとも、相手をねじ伏せたいという支配欲よりも、隣で走る相手に恥ずかしいところを見せられない、そんな憧れにも似た気持ちで走っていたように思える。
          疲れで手が震えてハイタッチできなくて、「せーの」でやり直しする東巻かわいいよ〜。いつもはかっこいい先輩たちなのに、ふたりいっしょにいるとたまに幼くなるようなところにぐっとくる。すごく無防備な姿を見せてる気がして。

          闘争心だけじゃない、感謝や憧れや意地やただただ楽しくておわりたくないって気持ち。まるで子どものころみたいに純粋な「大好き」が詰まっている東巻が好きだ!とあらためて確信した。
          はー、東堂さんは巻ちゃんが好きすぎる。

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            弱虫ペダル DVD9巻

            アニメになった東巻の破壊力凄すぎる〜〜〜!!!!
            顔面がゆるんで土砂崩れ状態!
            ひ〜、こんなのニヤけずにいられない!!

            ついに待望のインハイ初日・山岳ステージまで辿りついた。
            コミックスで読んだ時も毛が抜けそうなほど萌えたけど、アニメで見るとますます凄い。(ごくり)
            演出がやたらとセンチメンタルなおかげか、スポーツバトル漫画のはずなのに、再会ロマンスにしか見えない…!

            インハイ初日、平坦地でのリザルトをとった総北。
            つぎこそは勝ちをゆずるわけにいかない王者・箱根学園は、満を持してクライマー東堂を山岳ステージへ送り込む。
            登れる・しゃべれる・しかも美形。自称天が三物を与えた山神・東堂。相当に調子乗ってるイケメンなのに、不思議と憎めないのが東堂さんの魅力。声優さんがいい仕事をしてるな〜。ナルシストっぷりに磨きがかかっている。浮かれっぷりがそのまま表れてる「まぁきちゃ〜ん」の声音はほんとに秀逸。
            妙にお武家様っぽい喋り方もあって、根は質実なイメージだったのに、いい意味で壊されたw

            この日は夢にまで見た、約束の決戦。
            しかし、坂道の落車によってただひとりのクライマーとなった巻島は、チームを牽いて山を登らなくてはならなくなる。
            坂道落車を聞かされたときの巻ちゃんの表情。
            チームメイトみんなが衝撃を隠しきれないなかで、巻ちゃんだけは無表情だった。きっと、聞いた瞬間に「自分がやるしかない」って覚悟決めていたんだろう。鳴子の反発にも動じず、「戦いたい」って気持ちを一瞬で胸に畳んで、いつもどおりの顔でチームを引っぱった。
            巻ちゃんのこういうところが大好き。言葉ではなく、行動で語る男。口にしても仕方ないことはいわない。いまこの瞬間、自分ができる最大限のことをする。心の奥底のところはアツいしやさしいんだけど、そういう無防備な自分を他人に見せたくないんだよね。

            一方、坂道落車を知らず、ごきげんモードで巻ちゃんのもとへやってきた東堂。

            「俺はお前と勝負したくてここにいる!」

            早速言い切ってます。

            「俺はもうすぐ真波と代わる。そしたらフリーだ!」

            掃除当番をサボッて、女の子口説いてるDQNみたいな台詞だな!


            森さえ眠る無駄のない走り「スリーピング・クライム」で上がってくるクライマーたちを蹴散らす東堂。
            「おまえ、裏では森の忍者って呼ばれてるぞ」という巻ちゃんのツッコミに屈することもなく、「まあいい。ここでお前との決着をつけることができるなら、俺はダサい忍者でかまわない」とすかさず決定打を放ちます。
            かっこいい俺様大好きな自己愛の権化・東堂が、巻ちゃんのためなら道化と化すことも辞さないと。これはまさしく、愛の元に跪く覚悟。ほかの何に代えても巻ちゃんを優先するという宣誓。
            世の攻めたちよ見たか。これが真の彼氏力というものだ…!
            音声で聞くと、「あまーーーーーい!!!」って叫びたくなるな。
            東堂自身も「決まった」と手ごたえを感じたことでしょう。

            どんな会話も口説きへと帰結させる東堂の猛攻をのらりくらりとやり過ごしてきた巻ちゃんだけど、相手が本気であるとわかった以上はきちんと決着をつけなければいけない。ひきのばしは逆に残酷。下手に期待させ続ければ、ストーカーになってしまうこともあり得る…。
            ついに巻ちゃんは、いえずにいた「お断り」の言葉を口にします。

            キマった!はずが、まさかの「NO」!
            急転直下の展開に、東堂は「なんだこれは…悪い夢か…?」と茫然自失状態。

            絵に描いたような攻めザマァ展開!!
            あんだけ自信満々で口説いた結果があっさりお断りって。「この俺が…!?」状態の東堂さんがかわいそうで燃えるw「この俺が」なんていうやつに限って、あっさり負けてしまうパターンw

            しかし、一回断られたくらいではあきらめないのが東堂!
            ウザがられようがお構いなしに、週3で電話をかける押しの強さは伊達じゃないぜ!
            いまにも東堂の口を縫い合わせたそうな荒北のニラみも解さず、「箱根の山岳リザルトを必ずとること」というチームのオーダーを披露(だって巻ちゃんは他校だけど、身内みたいなもんだから)。
            「でも俺は、お前を倒して取りたい!」とかき口説く。

            【回想〜出会い編】
            高校2年の春、ヒルクライムの大会で出会ったふたり。
            カチューシャと玉虫色のロン毛。左右に揺れるダンシングと音もしない走り。見た目も走りも、正反対のふたりは反発しあいながらも惹かれあう。
            優勝したのに笑わない巻ちゃんに、東堂は「笑い方」を教えてやる。
            公式戦14戦で7勝7敗。インハイ直前の大会で巻島の車両がパンクし、勝負を保留したふたりは、インターハイで決着をつけようと「はじめての約束」をかわす。
            「はじめて約束をした」って東堂のおセンチ全開のモノローグに、ロマンチックがとまらないww
            ここでいろいろ自覚したんやろな〜濡れ髪の巻ちゃんが色っぽすぎたのがいけない。

            巻ちゃんのクライマーとしてのプライドに訴え、「俺の知ってる巻ちゃんは、そんな言い訳で走らない男じゃないぜ!」とおまえのことは誰よりよくわかってるぜアピールを繰り出し、ついにはあえて触れずにいた、「これが最後の戦い」という切り札まで持ち出す東堂。言葉もなくうつむく巻ちゃん。
            ワケあって別れを切り出した受けを事情を知らない攻めが詰問する、定番の「すれちがい」シーンそのものの展開が繰り広げられているのを目の当たりにし、私のニヤニヤもピークに達する。

            ついに腰を上げた巻ちゃんに、わが意を得たりとばかりに快哉をあげる東堂。

            「やっとその気になったか!巻ちゃん巻ちゃん巻ちゃーん!!」

            興奮のあまり3連呼w 自分だけの呼び方だからって、どんだけアピールするつもりだ。

            しかし、加速する東堂を追うことなく、巻ちゃんはチームに踏みとどまる。

            「巻ちゃーーーーーん!!!!」(ミキティーーーーー!!!と同じ声量で再生してください)


            動かない巻ちゃんに、絶叫する東堂。
            一瞬で天国から地獄へ。さっきから東堂のテンション、ジェットコースターやなw

            巻ちゃんのケツばかり追いかけて一向に仕事をしようとしない東堂に、ついに荒北がしびれを切らす。
            「メンドクサイやつだな、ぶぁかっ!!!」
            この台詞が、東堂さんのなんたるかを端的に示していますね。
            マメすぎて、正直面倒くさい男・東堂。かまいすぎて動物に嫌われるタイプ。
            散々罵り倒しながらも、最後にこっそり「巻島はでないんじゃない、でられないんだ」と教えてやるところに、荒北△の人心掌握術を見た。

            巻ちゃんにもやむにやまれる事情があることを察した東堂は、一瞥もなく山頂に向かって走り出す。
            つづら折りの坂の上と下、互いに表情を消してすれちがう東巻。
            せつねえ〜!互いに想い合いながらもやむえぬ事情からすれちがい、ついに離れ離れになるふたり。再会ロマンスでいうなれば、第一部クライマックスにあたる「別離」を象徴するシーン。
            非情な運命を呪い、涙を流しながら「総北、準備しとけよバカヤロー!!!」と空に吠える東堂。
            「べつに今生の別れでもあるまいに…」「卒業後もレースはあるんじゃないの…」なんて冷静なツッコミをよせつけない本気っぷり。ふたりの嵐のデスティニーに圧倒される。

            半身をもがれたままの状態で、頂へと走り出した東堂。
            しかし、あとを追う巻島は、「3分ショ」と不敵な笑みを見せる。

            はたして、ふたりはこのまま別れてしまうのか?!
            次巻、約束の再会編!
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              弱虫ペダル DVD5巻

              東堂さんが「巻ちゃん」って呼ぶと、語尾にハートが見える…!

              DVD5巻、東堂さんと巻ちゃんのラブラブコールがついにお目見え!わーい!
              コミックスでは試合中の回想シーンだったふたりの会話がうまいこと組み込まれてる。
              「湯上りの髪ちゃんと乾かしてるか〜あったかくして寝ろよ〜」と、やけに巻ちゃんのひとり寝の夜を気にかける東堂さん。
              「おまえは俺のお母さんかっ」とツッコまれながらも、声が聴けて超満足げ。別れ際の「じゃあね、巻ちゃん」の言い方が、カンペキに「俺のかわいい子猫ちゃん」モード。

              長椅子にさりげなく色とりどりのスペアのカチューシャが置かれている。仕事が細かい。
              そういえば、合宿1日目の夜、巻ちゃん頭になんかかぶって寝てたけど、あれはヘアキャップみたいなもの?
              鳴子のケータイのアラーム音、朝っぱらからおめでたすぎるw
              漫画では読み取れなかったところにまでネタが詰め込まれていて楽しい。

              坂道と巻ちゃんを取り違えた真波の敵情視察報告を聞いて、「巻ちゃん髪切ったのか!?」と衝撃を受ける東堂さん。
              ビジュアルはイマイチとかいいながら、東堂さん、巻ちゃんのロングヘアすっごいお気に入りじゃないですか〜!
              たしかに、風になびく玉虫色の髪が見られないなんて、勝負の楽しみが半減だよね。

              はあ〜、はやくふたりの山岳勝負がみたい。
              巻ちゃんを口説いて口説いて口説きまくる東堂さんが楽しみすぎる。
               
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                弱虫ペダル DVD4巻

                第10話は坂巻回!
                新入生レースが終わって、ルーキーたちに先輩方からの洗礼がお見舞いされる。
                3年生との1対1での個人練習。ガチバトルの金城vs今泉、田所vs鳴子に対して、巻ちゃんと坂道はうれし恥ずかしツーリング状態。

                坂道はオタク、巻ちゃんはアート系で見た目は対照的だけど、対人関係が得意じゃないところは同じ。
                会話の糸口を探ってもだもだしまくりのぎこちないやりとりにすごく萌える!
                柄にもなくつくり笑いで世間話をしようとして、ますます坂道を震え上がらせる巻島さん。たのしい部活動を演出しようと話題を振ってみるものの、坂道にすら興味がないことを見透かされてしまう。
                このふたり、自転車以外の共通点がなさすぎて、全然話が盛り上がらない。
                先輩後輩っていうより、ヤンキーにからまれるオタクの図そのもの。
                 

                「あっ、そうだ巻島さんの趣味ってなんですか!?」
                「グラビア」


                二次元しか興味のない人間にこれはハードル高いw

                ガチガチの坂道を見て、言葉ではなく走りで語ると腹をくくった巻ちゃん。正解だ!
                たしかに、これ以降も巻ちゃんと坂道のトークが弾んでるところなんて、ついぞ見たことがないしな。(自転車以外)
                腰を掲げてダンシング体勢に入る巻ちゃんがエロい。
                漫画で読んでるときはスルーしてたけど、自転車ってエロいな。走る姿をあおりや後方からとらえると、前傾姿勢ゆえに腰が協調されるので、そこはかとなくあやしい感じに脳内変換してしまう。

                巻ちゃんのスパイダークライムは動画で見ると、もはやジグザグ運転だな。
                あきらかにロスが多そうだけど…坂道はキラッキラの憧れのまなざし。これまでずっと「キモい」「おかしい」「ふつうの走り方しろ」とこぞって矯正されてきただけに、「かっこいい!」と頬を紅潮させて真似をしようとする坂道に戸惑いを隠せない。
                こういう自己評価低そうなところが、ほんと受け。
                まっすぐな賞賛にさらされて、照れて言葉に詰まっちゃう巻ちゃんかわいすぎる…!ツンデレ〜!
                巻ちゃん絶対、押しに弱いよな。何度も何度も否定され続けてきて、それでも自分を信じてがんばって。認められなくてかまわない、そんな奴いるわけないって、それが当然みたいに思ってきたぶん、ありのままを抱きしめてくれる言葉になれてない。
                自虐は平気だけど他人を傷つけるのは苦手。
                真っ向勝負でこられたら、逃げ回ることはできたとしてもはっきり拒絶できずに押し切られそう。笑

                斜に構えてるふりして、坂道が転ぶとちゃんと待ってあげてる巻ちゃんはやっぱり優しい。
                積極的に手を差し伸べるわけじゃないけど、ちゃんと見守っている。
                このつかず離れずの距離感がいいんだよね。すっごい仲良しってわけじゃないのに、特別な絆があるというか。言葉じゃなくつながりあってる、いい師弟関係だな〜と思う。
                坂道が迷いそうになれば必ず巻ちゃんが背中を押してあげてるんだよな〜。アニメ見ていてあらためて気づいた。

                巻ちゃんは基本的に常識的な人間だと思うんだけど、壁をぶちぬいたり、思わぬところでエキセントリックだな。
                思いつめると突拍子もないことしたりするタイプなのか?

                ラストにさらっと東堂が登場。スタッフさん、わかってらっしゃる。
                こんなに早く東巻見れるなんて!
                練習後にすかさず巻ちゃんに電話している東堂さん。定時連絡はかかさない。東堂は帰宅前にちゃんと家に連絡入れるマイホームパパになりそうだな。さすがの彼氏力。
                巻ちゃんもナチュラルに東堂のこと考えてるし…!昼休み部室にケータイとりにきたのが東堂からの連絡待ちだったとしても、もはや何も驚かない。着歴が東堂で埋まったケータイ想像するだけでニヤける。
                0

                  Free!ES DVD4巻

                  冬コミへ行かれたみなさま、お疲れ様でございました。
                  WJ・アニメ・オリJuneと女性向けが軒並み1日目に揃っていたようなので大変盛況だったのでは…と、足を踏み入れたことのない有明の地に寝ぼけ眼で思いを馳せております。(さっき起きた)私はPC前でF5キー連打しながら、じりじり通販待機中。はよこい新刊!はよこい再録集!!

                  さて、新刊前にDVDの感想を書きなぐっておくとするか。
                  冬コミ前に宗介怪我回までたどりつければ…と思ってたけど、4巻はまだ「嵐の前の静けさ」だった。

                  7話 雪辱のクラウチングスタート!

                  OP前、小学生時代、いち度だけ経験した凛とのリレーに想いを馳せる宗介。
                  茜色につつまれた夕景がうつくしい。

                  岩鳶の面々は地方大会進出を祝って、江ちゃんの炭水化物づくしのごちそうでお祝い。
                  メドレーリレーで鮫柄との対戦を控え、気おくれする様子の怜に、「リレーはひとりじゃない。4人で泳ぐんだ。この4人で泳ぐのならどこまでだってもいける」と力強く言いきる遙。遙の言葉に、ほかの3人も全国進出への決意を強くする。
                  はるちゃん、ほんとに変わったなあ。しみじみ。泳いでるときはひとり、ってあんなに頑なに云い張ってたのに。
                  鮫柄のリレーメンバー紹介、宗介ひとりだけ、グラビアみたいな悩殺ポージングwエロスww

                  鮫柄では、凛部長がリレーのメンバー選考に頭を抱えていた。
                  情に篤いがゆえに心を揺らしてしまう凛に、個人戦の結果をみれば結論は決まっているだろう、といいきる宗介。やっぱりこのふたりのバランスは絶妙。つねに主観で考えて情で動く、理想主義者の凛に対して、宗介は自分と他人を切り離して考える現実主義者(ただし凛ちゃんに関してはべつ)。
                  宗介が第三者視点で背中を押してくれるから、凛ちゃんは迷いを断ち切って「決断」することができる。凛ちゃんに明るい場所を歩かせるためなら、残酷にもなる覚悟が宗介にはある。そういう絶対的な味方を持っている人間は強い。
                  宗介はこのうえない右腕だけど、それだけに彼自身の行く末が心配にもなるな…。自分の未来すら、あっさり踏み台にしてしまいそうな気がして。頼むからずっと凛ちゃんの隣にいてやってくれよ。

                  鮫柄のリレーメンバーは、凛・宗介・石清水・そして桃。
                  「後輩に先をこされた」と肩を落とす似鳥に、宗介は「そんなにリレーに出たいのか?」と問う。
                  今回のリレーは凛といっしょに泳ぐ最後のチャンス。凛にまっすぐ憧れて「いっしょに泳ぎたい」と語る似鳥の姿は、宗介にとって自分とも重なるもの。「本気でやりゃあまたどこかで泳げる。勝手に自分の可能性を潰してんじゃねえ」と、ぶっきらぼうな言葉で似鳥を励ます宗介。
                  このひとらほんとに、凛ちゃんの親衛隊だな…。自分らだって大変なのに、もがいてあがいて、最後に目指すのは姫の笑顔。
                  凛ちゃんは「はる、はる」いうてるばっかりで、ほとんど眼中に入ってないのを知りながら…いや、だからこそか。競い合えないならせめていっしょにって、誰より高いところに押し上げてやりたいって思うのかもしれない。

                  めまぐるしく周囲が動きだしながらも、「泳ぎたいから泳ぐ」というスタンスを崩さない遙。
                  遙との勝負で自分の限界を実感した真琴は、いつもと変わらない遙と、変わっていかざるを得ない自分と距離を実感する。

                  そしてはじまったメドレーリレー県予選。
                  相変わらず遙を敵視している宗介。好きだから好きなように泳ぐ遙と、何かを犠牲にせずに得られるものはないと思っている宗介。どちらも同じ単なる水泳バカなのに、ふたりは重ならない。
                  緊張で固くなる岩鳶メンバー。突き放しにかかる鮫柄。
                  ここでついに宗介に故障の兆候が…!
                  勝利に湧く鮫柄メンバーのなかで、わかりやすすぎるほど浮かない顔の宗介。あわわわわ、こんな隠しきれないほど自覚症状があるなんてヤバくないか。こわい、こわいよ。一瞬暗く閉ざされたコースの先が、まるで宗介の未来を暗示しているみたいで。こわくてたまらんよ。

                  大会後、遙と凛のもとにはスカウトの知らせが届く。
                  宗介が進学する予定の大学からもスカウトをもらい、「卒業してもまたいっしょのチームで泳げるかもな」と無邪気に喜ぶ凛ちゃん。うれしい言葉のはずなのに、心ここにあらずの宗介。ううっ、つらいよう…。
                  凛も宗介のことちゃんと見てくれてて、心配してくれている。でも、その心配が、凛の本気が、いまの宗介にはつらい。自分の力だけでは、どうにもならないことがある。その苛立ちや不安を凛にぶつけてしまう。
                  凛ちゃんはいつだってまっすぐで自信家で、でも芯は繊細でやさしい。本気だからこそ、適当なことはいえないって云った宗介。宗介自身も本気なだけに、答えを見つけるためなら無理だってしてしまいそうで、なんともいえない気持ちだ。

                  練習を休んで、ひとりで岩鳶の駅前を歩く宗介。
                  はあぁぁ、心配でもやもやする〜〜〜!はよ宗凛回きてくれ!
                  それにしても、7話の宗凛はムキムキMaxだったな!筋トレしてる凛ちゃんの腕、回想シーンより二回りくらい太くなってた。宗介はいくら分厚くなってくれても構わないけど、凛ちゃんには細マッチョの範囲にとどまってほしいのだが…。


                  8話 変局のロコモーティブ!

                  第8話は真琴回。私、これテレビ放送で後半だけ見てました。
                  ほとんど宗凛が出てこないから、当時は再放送だと思っていたのだった。たはは。

                  大学進学を決めた真琴は、笹部コーチのスクールでコーチの手伝いをしながら自分の未来を模索し始める。
                  みんな着々と、将来に向かって歩き始めている。

                  似鳥の練習を見てやる宗介の「無茶するとできることもできなくなる」ってセリフが…。
                  フラグたちすぎて、ううぅってなる。

                  今回脇役として登場していた貴澄くんは、小説版のキャラクターなのだろうか?
                  こいつものすごいデキる当て馬や…! 
                  受けでも攻めでもいけそうな汎用性抜群のビジュアル。遙にアスパラベーコンをあーんしたかと思えば、遙が見るまえで真琴の肩を抱き、遙に向けて舌を出して見せる。なんだこれ…真遙のアシストをするために登場したとしか思えん。(愕)
                  遙ちゃん、真琴が自分の知らないとこで貴澄に会ったって聞いてちょっとムッとしてるし。真琴に遙も休みの日にきてよ♪って言われて、お弁当にかこつけて偵察に行ってるし。遙ちゃんまんざらじゃない。恋愛って、第三者の介入がないとつい心地いい距離でとどまってしまって進展しないものだからさ。いい仕事してるな、貴澄!
                  そのうえ宗介とも同じ小学校ってもう、好き放題じゃん!よきようにつかってやってくださいね(ハート)っていわんばかりの京アニさまの心遣いに泣けてくるわ。これで3Pも当て馬から地固まるも宗介受けも描き放題だな!

                  それにしても、京アニのショタっこはかわいすぎる。
                  ぷにった身体つきがたまらん。手がちっこい〜!
                  そのかわいさに負けないまこちゃんの「うんっ!」も犯罪的だった。なにかわいぶっとんじゃ…!

                  ほのぼのマックスで真琴回は大団円かと思いきや、優秀すぎる当て馬・貴澄が最後にひと仕事。
                  病院で肩を壊した宗介と会った不吉な言葉を残して去ってゆく。(この「あえて空気を読まない」的な仕事っぷりも、デキる当て馬たるゆえん)

                  7・8話はクライマックスへの助走というか、遙凛にいく前にいろいろフォローしとくか!なかんじだったな。
                  いつもどおりに穏やかなんだけど、嵐の前の静けさみたいな不穏さがぽつぽつと滲む。
                  遙の将来、宗介の怪我、凛は親友を失ってしまうのか。予告では次はシリアスっぽいけど…どうなるかは来年のお楽しみ。は〜、ドキドキする。
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                    Free!ES DVD3巻

                    やっと3巻だよー!と思ったら、早くも県大会予選が始まってびっくり。
                    ほんとに全国まで行く展開なのかな?


                    5話 決意のヘッドアップ!

                    第5話では、ムードメーカーな明るい性格と、野性的な察しの良さで狂言回し的なマスコットだった渚がメインを務める。
                    メインキャラクターひとりひとりにちゃんとスポットを当ててってくれるのか。なんて良心設計なんだ…。

                    ふと黙りこんだり、かと思えば突然声を荒げたり。夜中に遙の家の近所で野宿を始めたり。
                    いつもと様子のちがう渚に戸惑う遙・真琴・怜。

                    悩みなんてなさそうな渚にも、彼なりの苦悩や困難があったんだねえ。
                    成績が落ちたことを理由に家族から水泳を反対され、黙って家出してきた渚。いい子でいようとするあまり家族に自分の気持ちをぶつけたことのなかった渚は、親身に力になろうとしてくれる3人に励まされ、自分の本心をぶちまける。
                    能天気なくらい明るい渚だけど、じつは誰より空気が読める。繊細でやさしく、周囲のために自分を抑え込んできた経験があるからこそ、他人の心の揺れに敏感なんだろう。

                    渚を泣かせた怜の言葉がいい。怜はとことん真面目で不器用で、厳しいこともいうけれど、それだけ本気で渚に向き合ってるってのが伝わってくる。積み重ねた1年分の絆だなあ。
                    そして、「ゆるしませんから」っていう怜ちゃんの、絵に描いたようなツンデレっぷりw

                    鮫柄の出番はちょこっとだけなんですが、その「ちょこっと」が、宗介が凛ちゃんを視姦するだけのエピソード。
                    水の滴る裸体をしげしげとなめまわ眺めて、「おまえまた身体絞ったか?」とつぶやく宗介。
                    重要なのはこのあと、「慢心してるヤツが世界なんか行けるか!」という凛のセリフに、宗介が曇った表情をみせるところなんだろうけど…現時点では、宗介は凛ちゃんのベストなコンディションを探求するトップブリーダーか何かにしか見えない。
                    今回は宗凛お預けかな〜と油断してたら、ふいうちしかけてきやがった…!おそろしい子…!


                    6話 無敵のプライム!

                    第6話はまこはる回!
                    たいした特訓や試練もないうちに、ゆるりと県大会スタート。やはり少年漫画とは勝手がちがう。
                    4月に宣言したとおり、バックとあわせてフリーの200にもエントリーした真琴。県大会前日の帰り道、真琴は遙にひとつたのみごとをする。

                    小学生のころ、ぼんやり放課後を過ごしていた遙を誘って、スイミングスクールに入った真琴。
                    ふたりがISCに入った経緯をたどる回想編では、子どものころからずっと万事において真琴が遙を優先させてきたことがわかる。この人の行動原理は、呆れるほどに「遙といっしょに」がすべてだなあ。
                    感情の起伏に乏しい遙が、少しでも楽しいと思えることを。遙の幸いを自分の幸せとするかのような、無条件の献身。どうしてここまで真琴が遙に思い入れるのか、というところは踏み込んで描かれない。ここがちょっと個人的には不満というか、真琴遙に思い入れきれないところでもあるのだけど、「理由」がないからこそ、真琴の遙への想いがいっそう純化される面もある。その先に視聴者個々の「解釈」があることを承知で、「さあ、ご自由に料理してください」といわんばかりにいたいけなちびっこふたりを提供する。
                    この「あえて踏み込まない」ところが、ストーリーの強度を留保して関係の多様性を担保した「Free!」というアニメのあざとさだと思う。ほんとに需要を知り尽くしてつくられたアニメだな〜って、感心する。

                    いつだって遙を笑顔で見守り、手を差し伸べてくれた真琴。遙の「自由でいたい」という気持ちを知ればこそ、真琴が遙に何かを押し付けたり、求めたりすることはなかった。
                    そんな幼なじみからの真剣な「たのみごと」に遙は戸惑う。

                    岩鳶メンバー&凛ちゃんが順調に本選へと駒を進めるなか、ついにフリーの200がスタート。
                    「明日ははるに勝つために泳ぐ」。
                    宣言どおり、本気でレースに挑んだ真琴。仲間ではなくライバルとして、いち度きりの真剣勝負を求めた真琴に、遙も全力で応える。
                    真琴は遙の保護者ポジションになんの疑いも抱いていないようだったので、いまさら遙にライバル心や劣等感を抱いているなんて理由づけはないだろうな、とは思っていた。なにより、真琴の遙の泳ぎへ向けるまなざしは、いつも誇らしげで一片の曇りもない。そんな真琴がどうして「真剣勝負」を申し込んだのか。

                    レース後、真琴が流したひと筋の涙。その涙に、遙は激しく動揺する。
                    なんせ中学時代には、凛が水泳をやめたショックで自分も水泳部をやめてしまうくらい、遙は「競い合う」ことに向いていない人間だ。もし自分が泳ぐことで真琴を傷つけるようなことがあれば、今度こそ遙は立ち直れないかもしれない。なんせ真琴の手は、ずっと遙を水の中という「ひとりの世界」から引き上げてきた。その手を失ってしまえば、もう陸の上にあがることはできないかもしれない。
                    笑顔で「負け」を宣言した真琴に、遙がみせた顔が感慨深い。
                    勝ったことを喜ぶでも、負けた真琴を慰めるでもなく、まるで「勝負」が終わったことに安堵したかのような表情。

                    フリーの100、他を寄せつけないレースを繰り広げる遙と凛を、遠くを見つめるような目で眺める真琴。
                    もの思う真琴に、渚がどうして遙と泳ごうと思ったのかと尋ねる。まだ自分でも答えを持たない問いに、真琴はぽつりと「凛がうらやましかったのかな」とつぶやいた。
                    遙と対等に渡り合えるのは凛だけ。遙が惹かれてやまない水の中の世界を、凛はレースを通じてわかちあうことができる。お互いにだけ通じる言葉で語り合うような、ふたりの真剣勝負。そしてそれは、真琴にはけして触れることのできない世界でもある。いちどでいいから遙の見ている世界を、いっしょに見てみたかったという真琴のせつなる願いは、痛いほどよくわかる。
                    でも、遙にとって真琴はいつも笑顔で迎えてくれる「帰るべき家」みたいなもの。勝った負けたで自分から切り離せるような相手じゃないのだ。わからないからこそ、わかりあえることもある。
                    真琴と遙はこの先何があってもずっと変わらないんだろうな、と思う。お互いがお互いを、絶対に失えないと思っている。それこそ、わざわざ口に出すのもためらうほど真剣に。
                    ずっと変わることなくいっしょにいるために、真琴は自分のなかでひとつ「断ち切る」決心をしたんだと思う。自分には無理だってあきらめたんじゃなく、まっすぐ挑んでいってでもダメだったんだって、ちゃんと決断して、断念した。
                    いまはふたり言葉にならなくても、いつか、せつなくもかけがえない思い出になることだろう。

                    それにしても…高校最後の県大会の個人種目に出場しないなんて、宗介は何を考えているのだ…!
                    前回から凛ちゃんに思わせぶりなまなざしを送るばっかりで、心配だよ!!

                    予告ではやけに不穏な目で凛ちゃんを睨みつけたりしてて…!らしくない!!姫の騎士が姫に牙をむくようなこと、ゆるされないぞ!!
                    次回はついに鮫柄のリレー。今回圧倒的に宗凛が不足してたので、早く補給させてほしい…!
                    0


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