幸福スプラッシュ

読みたかった同人誌の続きがもうでてるうぅぅ!!!!???
えっ…うぇ(二度見)…やっぱりでてるぅぅぅ!!!!

10月に100Pの新刊がでて、11月に100P超えの続編が…!?
人間業と思えない!!!あんたが神様や!!!!

そっこうとらのあなでぽちってきた。このジャンルのひとはほんと果報者やな…月イチで100P超えの新刊って、週刊誌の速度超えてるやん。そのうえ支部にも漫画描いてくれるって…廃人になるのがこわくて、ガラケーユーザーやめられません。
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    「こどものままでよかったのに。」 山田まりお

    あかん、2ページに1回は吹き出してしまう…!まりおさんのギャグセンスが冴えわたる。

    「うちの子がご迷惑かけます。」の息子・秀樹が主人公のスピンオフ作。
    前作ではまんまクレヨンしんちゃんだった秀樹が立派な攻めになって…と感慨にひたっていたら、中身はおバカなままでさらに萌えた!!!
    初恋の人・和と十年ぶりに再会した秀樹。しかし、どれだけ成長したところで、和にとって秀樹は弟みたいな幼なじみでしかない。つれない和に、秀樹は猛アタックを開始する。

    秀樹の手段を選ばぬ猛アタックっぷりに、笑いを禁じ得ない。
    自分の試合の応援にきたはずの和が女の子と話してた!とだだをこね、勉強の息抜きにゲイDVDを持ち出し、「和の身体で童貞卒業したい」なんて死球まがいのど直球を投げ込んでくる。あきらめ悪いわ、ひとの話聞かないわで、迷惑極まりないバカわんこっぷりにもかかわらず、和が好きで好きでどうしようもない!っていう童貞力純情がだだ漏れでていてどうにも憎めない。

    いつも強引な秀樹だけど、それも「いい子」を演じてしまいがちな和を知っているからこそ。ほんとうは、何より和のことを大切に思っていて、和がつらいときはいつもそばにいてくれた。
    どんなに拒まれようとへこたれない秀樹の図太さ一途さに、和もだんだんほだされていく。

    念願の初えっちでは、はじめて使うコン○ームに秀樹の童貞妄想が爆発!
    期待を裏切らない変態っぷりに爆笑した。無責任に秀樹をたきつけているお父さん’sや、いつの間にか受けにジョブチェンジしてた和パパなど、脇役たちもいい仕事しています。

    理想の攻めは冴羽りょうと野原しんのすけな私にとって、まさしくドリームカムトゥルーなバカわんこ攻めだった。
    まりお先生、まじサンキューな!
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      「もっとずっときっと笑って」 久我有加

      「君が笑えば世界も笑う」続編。

      大学生になった起と、専門を卒業した寿。同居をはじめて、恋人としての関係はますます順調。
      しかし、起のツッコミにダメ出しを喰らい、オーディションで立て続けに落選。「オレンジグミ」は試練の時を迎える。

      このコンビ、天才は寿のほうなんだなあ。
      寿といっしょにいたい一心で漫才をはじめた起が、はじめて寿を競争相手として意識する。自分の才能に自覚のない寿は、はじめてできた起との距離に戸惑う。
      起はふつうの人生を選べば楽勝街道を突き進めたはずなのに、あえて壁にぶつかり、もがきつづける道を選んだ。カッコ悪い自分を受け入れて努力をするって、なかなかできることではない。前作ではとにかくひーちゃん命な起がかわいかったけど、挫折を知って男を上げたな。

      いっしょにいるためにコンビを組んだふたりが、コンビでいるために距離を置く。
      ずっと「恋人」の比重が大きかったふたりが、真面目に「相方」としてのお互いについて考えていて…あんたら成長したな〜と、田舎のおかんみたいな気持ちになった。
      なんだかんだいってもお互いにぞっこんなふたりなので、地固まってからはカンペキなバカップル。
      ひーちゃんに近寄る男はすべて敵!な起の余裕のなさと、そんなオコもかっこかわいい…なんて照れてる寿のお花畑っぷりに癒された。起は色ボケで、寿は天然ボケのボケボケコンビ。末永くラブラブしていてほしい。


      佐倉ハイジの絵が、しばらく見ないうちに進化してる…!
      目鼻立ちがすこしシャープになってて色っぽい。また漫画も読ませてほしいです。
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        薄い本いろいろ

        通販した同人誌が届いたので、日がな一日うすい本読んでた。至福…。

        宗凛たくさんと火黒の再録他と大菅。
        自分はほんと一貫して…黒髪攻めが好きなんだな!これだけは、BL読み始めたころから変わらない。
        基本男っぽい見た目の、単純で一本気でがさつな攻めが好きで、+執着系とか+世話焼きとか、オプション追加はご自由に、という感じ。インテリかワイルドなら、絶対ワイルド。王子様と騎士なら、断然騎士。言葉より腕っぷしで口説くタイプが、受けの尻にしかれるシチュエーションに萌える。
        優男系も嫌いじゃないけど、真性王子タイプじゃなくて+どヘタレとか+腹黒みたいな極端な味付けがないと萌えない。でも、「変態」さえ追加できれば、どんな攻めもだいたい萌えられるな〜。変態は万能調味料だな!

        受けはかわいいというよりきれいめの、芯が強い子がいい。自分の弱さと向き合って、自分と戦える人。
        受けに思い入れて萌えることが多いのもあって、自分のあこがれとか共感を反映させやすいタイプに惹かれることが多い気がする。凛ちゃんも黒子も菅さんも、ぜんぶ努力家タイプだもんな〜。仕事はデキるのに、恋は不器用って萌えだよね…!
        この「仕事がデキる」ってところが重要で、いざとなれば攻めより仕事(使命)を選ぶくらいの覚悟だとなおよい。逆に、攻めの仕事(使命)のためなら、自分は身をひこう…ってシチュエーションもまた鉄板。
        男同士の恋は、葛藤が多いほうがいい。

        宗凛どれもおもしろかったー!
        ピュアショタもアダルトパロも鮫柄でのわいわいがやがやも、ぜんぶいい。
        宗凛は公式が宗凛だから、モノローグ主導で本編を補完していく本も多かった。作家さんによって微妙に宗介の思考のプロセスが異なって、なるほどなー!こういうのもありだなー!って妄想ふくらんだ。
        自分で妄想するぶんには、宗→→→→→(越えられない壁)←凛くらいなので、宗→→←←凛みたいな、パワーバランスが拮抗した本を読むだけで興奮した。凛ちゃんが宗介を意識してる、というしあわせ…!
        自分ひとりじゃ妄想をハッピーエンドまで導けないので、誰かに「正解」を描いてほしいんだろうなあ。なれそめから卒業のあとまでつづくような、大長編宗凛が読みたい…。

        なんとなく買った火黒がどれもこれもおもしろくて、さらなる欲望に火がつきそうになる。
        やばい、まぶしいほどの青春っぷりがたまらない…!あふれる初恋感…!火神くんが直情バカなので、基本健全なお付き合いにしかならないところがいい。理想的な高校生CP。なにもかもういういしすぎてこっちが照れる〜。
        特殊設定の家族パロも読んだけど、そっちもすごいおもしろかった。このひとプロじゃないのか…ふつうにいい話すぎて泣いたよ…。ちいさい火神くん、かわいすぎる!
        黒バスはジャンルが成熟期を迎えてるおかげでいい作家さん集まってるな〜。でも、踏み込んだら最後、出て来れなくなりそうで怖くもある。

        大菅も高校生!!って感じですごく萌えた〜。大菅もっと読みたい。
        ハイキュー!!だと、大菅か及岩が好きです。
        しっかり者受けに、黒髪攻め&変態紳士攻め。我ながらゆるがない一貫性。
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          「イナズマクリティカル」上・下 楢山とおる

          新規開拓でいい本と出会えた!こういうBLを待ってたよー!
          楢山とおるの「イナズマクリティカル」、すっごくよかった。

          ぼっちでがり勉の渡と、クラスの人気者の三珠。
          接点のないまま過ごしていたふたりが、貧乏くじを引き当てて、男同士でペアダンスを踊ることになってしまう。
          最初は嫌々だったはずなのに、いつも空気だった渡の心のなかに触れ、三珠はどんどん渡が気になっていく。

          登場人物たちにしっかり血が通っている漫画だ。
          ひとつひとつの行動に説得力があって、ぐいぐい引き込まれる。
          本音をぶちまけたあとの手の震え、都合のよすぎる妄想、まっすぐな憧れ、かっこつけたあとのうしろめたさ、好きな子と同じものを持ってるだけで浮き立つ気持ち。糸をたぐるようにして、どうにかつながってたいと願ったこと。
          たった一言で天国へも地獄へも行ける。三珠と渡の恋は、そういう恋だ。相手の一挙一動が、自分を変えていってしまう。そのおそろしさとまぶしさが、二冊かけてとても丁寧に描かれている。
          学生時代のつながりって、大人とちがってほんとうに切実だよね。
          自分をさらけだして誰かと向き合えるのって、十代の特権だ。自分も高校生くらいのころは恥ずかしいことや、悶々とすることがたくさんあったなあ、ってことが思い出されて背中がもぞもぞした。

          要領よく立ち回る自分に苛立つ三珠に、それは他人を思いやれるやさしさだと伝えた渡。人知れず重ねてきた渡の努力に、ちゃんと気づいてくれていた三珠。
          そりゃあこんなん、好きになってしまうよなあ。
          それぞれの欠けた部分を補いあうなかでお互いが惹かれあっていくのが、視線や指先のうごきひとつからも感じ取れた。読んでる間ずっと、きゅんきゅんしっぱなし。

          恋と同じくらい、主人公たちの成長にも紙面が割かれているのが、定番のBLとは一線を画すところ。渡が胸に抱える空白をなんとかしてやりたくて、葛藤ながらも踏み込んでいく三珠の姿に胸が熱くなった。
          BLとしても萌えたし、物語としても感動しました。

          作者さんは四季賞受賞者とのことで、どうりでデビューコミックスでこれだけ描けるはずだわ…。
          (ちなみにイノウエさんやヤマシタさんも四季賞作家。それを思うと、新人賞をとったところで「プロ」になるのがどれだけ大変か、ということがひしひしとわかる)
          絵柄自体は表紙を見てのとおり地味なのだけど、はっと惹きつけられる表情や、筋肉の流れを感じさせる身体の動きとか、一枚絵ではわからない「巧さ」が漫画のなかにつまっている。
          身体のデッサンがしっかりしてるので、期待以上にエロがすばらしかった…!お風呂場でってのがまた切羽詰ってる感にあふれていて、若いっていいわ〜。はじめてなのにがっつきすぎて、あとで後悔する三珠にも萌えた。
          萌えとエロとストーリーと、三本そろって文句なし!です。

          WEBで小話をUPする予定もあるようなので、楽しみにしておこうっと。
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            「イベリコ豚と恋の奴隷。」 SHOOWA

            「イベリコ豚と恋の椿。」の続編を買ってきた!
            正座待機していた、源路×吉宗の続編。うひょー、萌えるぜ!

            このふたり、ビジュアルからして萌えツボど真ん中。
            吉宗さんの憂い顔!片目の隠れたマンガ髪!!源路の分厚い胸板!!!黒髪ワイルドな下僕攻め!!!
            すべてがワンダフル。そのうえ今回は、ふたりとも「濡れ髪」シーンがあります。
            作中で髪型が変わるって萌える…!源路も吉宗さんもきちんとセットしてる設定なので、オフの時間に髪を下してるのがひときわ無防備に思えてしまう。吉宗さんのみだれ髪はけしからん。

            身体の関係はできたけど、ただ「ヤルだけ」のふたりの関係。
            なかなか自分のなかへ踏み込ませない吉宗に、源路は悶々としている。
            トラウマゆえの吉宗のためらいを、小悪魔プレイだと思いこんでる源路がかわいくて、終始ニヤニヤしながら読んだ。見た目は強面なのに、中身はいたってふつうの16歳である。やりたいけど、やりたいだけと思われたくない。リビドーと愛の間で揺れ動く源路の煩悶が、おかしくもいとおしい。
            あとがきにもあったけど、ほんとに「がんばれ!」って応援したくなる攻め。笑
            ただ、吉宗さんもすごく無自覚に誘い受けなので、源路が翻弄されるのもごもっともである。
            過去のトラウマで不感症な吉宗は、源路との距離をうまくはかれない。好きにしろといわんばかりに身を投げだしたかと思えば、いきなりほかの女の子をあてがってきたりして…これじゃあ、源路は混乱するだろう。

            吉宗はきっと、自分のことなんかどうでもいいって思っている。
            だから何をされても構わないし、源路のいいようにってことしか考えてないし、心のなかはみせてくれない。
            自分のなかにもそういう「欲望」があるってことを、吉宗自身が拒絶しているように思える。
            源路がとてもまっとうな男の子なだけに(だって吉宗さんが2人目なんですよ!全然遊んでないよ!真面目だよ!萌える!)、吉宗は自分の過去の重石を源路に明かすことができるかなあ…。

            健やかに眠る源路の横顔を見つめる吉宗が、月を見上げるような顔をしていてせつなくなった。
            このまま、自分からは触れることすらできないなんてかなしすぎる。吉宗は知られたくないし、知らなくていいって思ってるのかもしれないけど、ずっとひとりで苦いものを呑み込んだままなんて割り切れない。
            吉宗さんにはほんとうの意味で幸せになってほしいし、それが源路の幸せだと思うんだぜ…(くさいこといってしまった…)。
            何より、感じまくってどろどろな吉宗さんを見られないなんて、もったいなさすぎます。(真顔)

            ふたりのラブはわりとシリアスでしたが、前巻と変わらず、描き文字での悪ふざけやネタも満載。個人的には「チキン野郎」の汚名を着せられたカー○ルおじさんと、卑猥すぎるボーリングピンに吹き出した。

            大好きなふたりなので、延長戦がすごくうれしい〜。
            今回は吉宗さんのトラウマまでたどり着かなかったので、ふたたび正座待機で期待しています。
            源路、がんばれ!!
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              干からびるかと思った。

              昨夜は結局、残り少なくなってきた同人誌に手をつけて、これだけ読んで寝ようと思ったのだが。
              これがもう、泣けて泣けて、読んでいるあいだずっと泣いていた。タオルハンケチがじっとり湿ってしまった。

              こんなに涙がでるのは、よほど彼らに肩入れしていたってことなんだろうなあ。
              物語の力だけで、干からびるほど泣かされるた経験って、ちょっと思いつかない。何冊にもわたって本のなかの人物の人生に寄り添って、どうかうまくいってくれって願った思い入れゆえに、決壊してしまうことが多い。
              木原音瀬のCOLDシリーズや、清水玲子の「月の子」でも死ぬほど泣いて、読み終わっても頭が回転するのをやめないものだからじっともしてられなくて、まれぼったいまぶたのまま、夜明けの町をを歩き回った。
              昨夜も鏡を見たら下まぶたがぷっくりふくれていて、「うはぁ、泣きすぎるとほんとうに目が腫れるんだ」と思わず見入ってしまった。

              以下、感想もろもろは、同人誌の話なので隠しときます。
               
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                「サヨナラノート」 友江ふみ

                別マに載っていそうなBLだ…!
                攻めも受けも、アイドルみたいにかわいい!男くさくない!描線がとても丁寧で、画面がキラキラしている。
                よごれた身には、いささかまぶしいぜ…!

                なんと、高3にもなって「交換ノート」を続けている男子の話です。

                高3男子が…交換ノートだと…!?ゴクリ。

                かくいう私も、高3の頃友人と交換日記をしていました。
                当時、女の子の間で手紙交換が流行っていて、好きなバンドの話をするのに手紙じゃおっつかないからノートで、と発展したのだけど、さすがに男子で手紙やノートをやりとりしてる子はいなかった。そもそも男の子って、あまり字を書く習慣のない子が多いよね。

                この漫画の謙と拓政にも、ノートをやりとりしはじめたのには理由がある。
                中二の春に転校してきた謙は、両親を事故で亡くし、なかなか周囲と打ち解けようとしなかった。おせっかい焼きの拓政は「しゃべるのが苦手」な謙のために交換ノートを提案する。
                ずっといっしょだったふたりにも、高3になりそれぞれの道を選ぶときがやってくる。「もう一人でも大丈夫」という謙の言葉におされ、ふたりは5年間続いたノートを終わらせる準備をはじめる。

                謙のために、楽しい思い出を山ほどつくってやろうとはりきる拓政。
                拓政への想いを隠すため、幼なじみの奈々恵と嘘の交際をはじめた謙。
                相手のことをいちばんに想っているのに、想う気持ちが大きすぎてすれちがってしまうふたりがせつない。
                ほんとうにふたりとも相手を笑顔にしたい、幸せになってほしいってことだけを一生懸命に考えていて、なんてピュアなんだろう…!おばちゃん感動したわ。BLでは、好き=ヤリたいって意味だと思ってた。(真顔)

                手を放してもひとりで歩いてゆけるように、ふたりはちゃんと「サヨナラ」をやり遂げる。
                電車で拓政が謙の最後のノートを読むシーンは、定番だからこそ泣けますね〜。

                しかしこのノートが、ふたたびふたりを近づける。
                言葉ではいえないことを書いてきたノートにも、書けなかったこと。なんでも知ってるつもりだったのに、気づかなかったこと。謙が笑顔の奥に悲しみを閉じ込めていたことを知った拓は、もういちど謙に会いに行く。

                伝えられなかったすべてを埋めていくように、ノートを囲んで話すふたり。文字はこうして、気持ちを後に残せるところが貴い。赤面ものの内容も、時がたてばすべていい思い出。
                相手の幸せを願うつもりで、嘘を重ねて別れてしまった拓と謙がちゃんと幸せになれてよかった。
                少女漫画の心を取り戻したくなったときにはぜひ!
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                  2013年のBLあれこれ。

                  久々に書泉に寄って、腕がちぎれそうなほどBL本を買って帰る。
                  いちばんのお楽しみは、モノクロームロマンスのアドリアン・イングリッシュシリーズ。これは傑作の匂いがする…!
                  今週末はサッカー観戦の予定もないので、じっくり読もう。


                  書泉にはさっそく「このBLがヤバい!」にランクイン本がディスプレイされていた。

                  コミックスの1位、「囀る鳥は〜」じゃなかったんだ!
                  アマゾンのデビュー数がとんでもないことになってたし、年に2冊出たし、なんといっても待望のヨネダコウの新刊。今年はこれで決まりだな、と確信してたんだけど。「NightS」と票が割れたのと、投票期間も影響してるのかもな。

                  「東京心中」は私も仕事で忙しい時期、この漫画を心の支えにしていたので1位ランクインにも納得。デビュー作というところの評価も大きいだろう。
                  コメディとシリアス、仕事と恋のバランスも抜群。しかも一年でシリーズ4冊刊行という大ボリューム。
                  画力だけはあきらかに同人レベルなので、万人受けすると思っていなかった。やはりBLって独自の受容形態があるなあ。一般の少女マンガなら、このレベルの技量で圧倒的支持を集めるのは難しい気がする。(少年漫画・青年漫画ならそうとも限らないが。やはりBLは混血の大地。)
                  BLにおいて「働く」ということはとても大切なテーマなんだな、ということも再確認させられた。

                  いちばんのサプライズは、ファンタジー作品の「マウリと竜」が2位ランクインだろう。
                  SF・ファンタジー=うけない、という定石を破るこの躍進は画期的。ケモ耳ブームの流れを汲んだ、世界観よりキャラ重視のゆるいファンタジーだったのもよかったかもしれない。
                  3位ランクインの「10DANCE」は、とにかく今後に期待ですね。読者層が限定されているだけに重版が難しく、単刊文化が根を張る土壌で今後どれだけ「社交ダンス」というテーマを掘り下げていけるか。
                  出版社側の裁量も含めてBLの本気、みせてほしい!

                  小説はやや不作の年だった印象。
                  漫画以上に小説はポルノ化している印象がある。女性向け官能小説が爆発的に増えているところからも、しばらくこの傾向は続くんだろうな。
                  個人的には、BLのおもしろさってなんでもありなところだと思っている。だから文庫一冊にフォーリンラブとキスとセックスが順序よく詰め合わせられた定番のハッピーエンドしか読めないジャンルになってほしくはない。
                  手堅く読ませる本は増えたが、「なんじゃこりゃ!」とひっくり返る奇作や、読後しばらく立ち直れないような衝撃を受けた本は少なかった気がする。
                  ランキングのメンバーも固定化してきているし、ぼちぼちこれは!と思わせる作家にでてきてほしいな。


                  ビジュアルに特化したBL誌「gatau」の創刊や、pixivやなろうをはじめとする投稿系サイトの活発化、海外からの作品輸入など、BLのすそ野のひろがりを感じる一年だった。
                  あくまで「玉石混交」のジャンルであることに変わりはないが、自分より若い世代の作品も多く目にするようになった。ハードの革新によって表現の場が広がれば、読者層も広がり、やがて表現そのものも新しくなっていくかもしれない。拡散するか、深化するか、どちらに転んでもおかしくない混沌のなか。2013年のBLはそういう印象だった。
                  個人的には発見もあったし、新しい出会いもあった。とくにモノクロームロマンスには、このところBLを読んでいて物足りなく感じていた「物語のカタルシス」を思う存分味わって、この宇宙には未だ広大な未開の沃野がある…!と希望をもらった。
                  サッカーにはまって以来濫読傾向はなりを潜めていたものの、やはりここが私のホームグラウンド。まだまだ楽しませてもらわなくちゃ。
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                    「世界一初恋〜横澤隆史の場合4〜 」藤崎都・中村春菊

                    さあ、やってきました第4巻。
                    1巻でくっつき、2巻は桐嶋が嫉妬、3巻では横澤がやきもちを焼いてと、なかなか落ち着く暇のなかったこのシリーズ。
                    ついに待ってましたの”ラブラブ新婚編”です!

                    桐嶋と横澤が付き合いはじめてまだ半年程度。
                    新婚アツアツの時期にもかかわらず、子連れ婚&日ごろの激務でなかなかふたりきりの時間を満喫できていませんでした。(そうか?)
                    いい加減桐嶋の我慢も限界がきていたところに、日和が二泊三日の林間学校に出かけるチャンス到来。ここぞとばかりに横澤を家に引っ張り込み、新婚気分を満喫しています。
                    鬼の居ぬ間の洗濯ならぬ、子どもの居ぬ間のいちゃいちゃ。笑

                    手始めに玄関で横澤を押さえつけていってらっしゃいのキス。
                    「ご飯にする?お風呂にする?それとも俺?」なんてお出迎えで疲れて帰って来た横澤をますます疲弊させ、「俺に決まってるだろ」と押し倒す。
                    怪しまれぬよう形の違う弁当箱を用意して横澤に愛妻弁当を強要。横澤の弁当には、のりでハートマークのサプライズ。夜は当然いっしょにお風呂。
                    桐嶋って、可愛がりすぎてペットに嫌われるタイプかもな…笑
                    仕事で外面カンペキな分、プライベートでは素の自分をさらけ出したいのかも。
                    浮かれっぱなしでハイテンションな桐嶋と、うんざりしつつ翻弄されてしまう横澤の対比が笑えます。ごちそうさまでした。


                    さて、終始あま〜いの4巻でしたが、どうやら嵐の前の静けさのような気もします。

                    桐嶋家と同じマンションに暮らす日和の同級生の叔父・五百川が、ひょんなきっかけから横澤と接近。
                    いまのところは出版営業同士、社交辞令の延長のようなやりとりしかないにもかかわらず、桐嶋は「俺の直感があいつはダメだと云っている」と五百川を警戒。
                    まったく相手にしていない横澤けど…受けの貞操の危機を察知する攻めの第6感は、天災を嗅ぎ付ける野生動物並みだから!バカにできないぜ!
                    横澤は、ふたりだけならまだしも、日和がいる以上桐嶋との関係がバレるわけにはいかないと強く自分を戒めている。彼らの生活圏内に関わる可能性のある五百川の存在が、ふたりの関係を揺るがす展開も大いにありえそう。
                    映画化を控えた次巻ではどんなドラマが待ち受けているのか楽しみ。

                    日和ちゃんがいなくて足りなかったほのぼの成分も、誕生日を忘れていた横澤に桐嶋と日和がサプライズを用意する番外編でしっかり補給。シリーズものって、こういうなんでもない日々の一コマを垣間見れるのがいいなあ。
                    おまけ漫画は、高野と横澤の仲の良さに嫉妬する桐嶋。
                    ぐいぐいこられると毛を逆立てるのに、不安げな顔をされると心配になって、いつも口に出さないことまでしゃべってしまう横澤の不器用さに萌え。
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